冬季節に注意!起こり易い病気 ウィルスについて

2015.02.18

冬季節に注意!起こり易い病気 ウィルスについて

寒くなる事により人間でも体調を壊す人がいるように、動物にも同じ事が言えます。体調を守るためにも予防、対策を知りワンちゃんの病気に備えましょう!

なぜ、ウィルスに感染するの?

乾燥_ウィルス_犬

ウィルスに感染してしまう理由の一つして、湿度が少なく乾燥しウィルスが蔓延しやすい環境になっていることは言うまでもありません。

犬にとってウィルスは、人間で言う風邪の症状と性質が似ている呼吸器症状です。呼吸器症状とは、鼻水・鼻づまり、のどの痛み、咳、発熱・悪寒のうち二つ以上の症状が出る状態のことを言います。咳、くしゃみ、鼻水、嘔吐などの症状が起こります。
また、消化器にも悪さをするウィルスによっては血便、下痢などが頻回に起こる事もあります。

予防対策はどうしたらいいの?

予防としては、室内の湿度を50%以上に保つ事。そして、混合ワクチンによる予防をする事があげられます。

予防

また、寒い時期というと飲水量の低下により尿量が減り、膀胱炎、尿石症のリスクが上がりやすくなります。水分はこまめに補給させましょう。

そして、病院での経験談でもありますが、免疫力が弱っている高齢犬などは体調を壊しているように感じます。免疫力が低下しやすい時期はウィルスなど感染しやすい状態になっているため、十分に注意してあげてください。

家で予防出来る事や、定期検診など事前に出来る予防を忘れずに心がけましょう。


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Dr.佐藤 貴紀

Dr.佐藤 貴紀

幼い頃から大の動物好きで、獣医を志す。 麻布大学獣医学部卒業後、西荻動物病院、dogdaysミッドタウンクリニックにて副院長をつとめる。 また、獣医生命科学大学内科学教室において循環器を主に学ぶ。 2008年7月に「白金高輪動物病院」開業。 2011年4月に「中央アニマルクリニック」開院。 専門は「循環器」。全国に約60人しかいない(2013年5月現在)「日本獣医循環器学会認定医」の一人。 専門外来を特徴とし、確定診断にもこだわり、かかりつけ医を推進している。 誠実でやさしい人柄と確かな技術に惹かれて、全国の飼い主さんから相談が絶えず寄せられている。


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