豆柴がカワイイ!その特徴や性格、柴犬との違いは?

2019.01.10

豆柴がカワイイ!その特徴や性格、柴犬との違いは?

犬にはたくさんの種類があります。その犬種のほとんどが洋犬ですが、古来から日本にいる日本犬といえば柴犬が代表格ではないでしょうか。もともと日本の犬なので風土や気候に合っていて病気になりにくく、顔立ちや立ち姿などが人気の犬ですが、最近は小さな「豆柴」もよく見られるようになりました。今回は人気の豆柴にせまります。

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そもそも柴犬はどんな犬

柴犬

原始時代に南方からわたってきたといわれるの日本土着の犬で、日本犬の中では一番の小型犬です。明治時代に洋犬が入ってきたり戦争中にたくさん亡くなったりして、一時期は絶滅の危機にもさらされましたが、その後日本犬保存会」が設立され、昭和11年には日本犬が天然記念物に指定され他という経緯を持っています。

日本犬の中でも柴犬は山岳地域を中心に猟犬として飼われていたため、寒さに強く粗食にも耐えることができ、そのために体が小さいと言われています。

ウサギや野鳥だけでなく時には熊やイノシシなどの獣にもかかっていかなければならないので勇敢さが必要とされていました。今もその容姿に勇敢さが残っていて凛々しい立ち姿と丸まったしっぽが特徴的です。

現在は狩りをすることはないので、優しくおっとりとした性格の子もたくさんいますが、いちずで頑固なところがあるので、子犬の頃から好きなようにさせていれば成犬になっても思い通りのことをしたがって飼い主のいうことを聞かなくなるので子犬の頃からきちんとしつけをすることが大切です。


忠犬ハチ公のように主人には忠実で他の人にはあまりなつかないという性格の持ち主も多く昔から「番犬」として飼われることが多かったのですが、最近では小さいうちから他の犬や人にも慣れさせるために交流をさせ、社交的な子もたくさんいます。そして顔つきが2種類あるという特性もあり、キツネ顔とタヌキ顔に分かれています。キツネ顔の方が古来からのオオカミ風の縄文柴といわれ、面長な顔で目は細くて上がり気味、額から鼻筋にかけて浅く平坦な狐によく似た顔つきです。

一方タヌキ顔の方は頬が張って丸顔で、目が丸少しく垂れ気味です。毛色は赤、白、黒、胡麻があります。成犬の体の大きさとしては体長も体高も40cm前後で、体重は9kgから12kgでメスが若干小さめです。しかし食事の量や運動量などで体重の増減があります。

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日本人にとって身近な存在とも言える「柴犬」。ペットとして飼っている人もかなり多く、 大人気の犬種ですよね。柴犬を連れて散歩を散歩している光景は日常的にもよく見かけます。 私たちの暮らしにも馴染み深く、外見的特徴も表情もイメージしやすい柴犬ですが、実はよく見ると「顔」が少し違うって知っていましたか? 一見、同じように見える柴犬の顔立ちも「たぬき顔」と「キツネ顔」に分かれているんです。 今回は、柴犬の顔の見分け方や違いなどについて、柴犬の魅力を大特集していきます。

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豆柴の誕生と柴犬との違い

日本犬保存会の方たちが全国の優秀な柴犬を集めて繁殖をし、絶滅の危機から救ってきたために現在のように繁栄してきましたが、最近は特にペットブームで、しかも住宅事情などによって家の中で飼える小型犬に人気が集まり、高値で取引されています。

そんな中で豆柴という名前の犬が誕生してきました。昭和30年ごろに誕生したといわれていて、豆柴の成犬の体は体長も体高も30cmくらいで体重は4kgから6kgと、洋犬の小型犬と同じくらいで、その体の大きさが普通の柴犬との違いです。


顔もキツネ顔よりもタヌキ顔の方が多いのでさらに可愛く感じられます。本来は豆柴という種類の犬は存在していなくて体の小さい柴犬どうしで繁殖させてできてきた犬たちで日本犬保存会などの協会では認められていないのです。

むしろ「規定外の体高不足犬」と言われているほどなのです。なので小さくても性格も同じで、主人に対して服従し忠実ですが、主人以外の人にはあまりなつかず保守的で警戒心が強く、自立心が強いため家族に対してもクールなところがあります。

子犬の頃からのしつけはとても大切で、小さくて可愛いからとあまりしつけをしないとわがまま放題でいうことを聞かなくなってしまったり、依頼心が強くなって情緒不安定になってしまうこともあります。だから信頼関係をしっかりと造りながらも上下関係をはっきりとさせ主人のいうことには従うようなしつけをすることが大切です。

そして豆柴は小さくてかわいいのですが、体が小さいために病弱な子も多く、また子犬の頃は小さくても食事量などによって豆柴とは言えないくらいの大きさの成犬になるという場合もあります。豆柴の場合、血統をさかのぼると近親交配がみつかることがあるために病気になりやすいということも考えられるのです。このように豆柴と柴犬との違いは体格との違いと病弱な子がいる可能性があるということですが、特徴や育て方はどちらも同じなのです。


豆柴のブームはどこから?

さきほどもお伝えしましたが、「豆柴」は正式犬種名ではありません。
しかしながら、近年では「豆柴」と言えば通用するくらい、その名前が浸透していますよね。
近年、海外で柴犬人気が高まっているのは知られていますが、「小さい柴犬」として豆柴も注目されています。
国内外問わず、これほどまでに豆柴ブームとなったきっかけは何だったのでしょうか。

◆テレビ番組のマスコットキャラクターが火付け役

実は、テレビ大阪制作の『和風総本家』という番組が豆柴人気のきっかけと言われています。
番組内に登場するマスコットキャラクター“豆助”が柴犬だったのです。
番組を知っている人なら、豆助を実際に見たことがあるかもしれませんね。

◆歴代21匹の柴犬がマスコットキャラクターをつとめた

2008年の放送開始から2018年10月までの間に、“豆助”として登場した柴犬の数は21匹。
一代目に豆助として登場した柴犬は、なんと成犬だったのだそうです。
大人の雰囲気を漂わせる凛々しい表情が特徴的でした。

2代目からは、柴犬の子犬が登場しています。
体が大きくなってしまう前に新しい豆助役へとバトンタッチ。
半年任期で、年に2回の豆助が登場するサイクルが定例となってきました。
だいたい4月と10月に次の代の豆助に入れ替わります。
そして、2011年頃の7代目豆助が「豆柴ブーム」の火付け役となったのです。

◆トレードマークの風呂敷がチャームポイント

小さい体で動くだけでも可愛らしいのですが、首に巻いている「和風」の風呂敷も豆柴の可愛さを引き立たせるアイテム。
歴代“豆助”が引き継いでいるトレードマークです。
お茶の間の視聴者たちの表情も和らぎますよね。

◆歴代豆助のなかには黒柴ちゃんも…

茶色とベージュ、白が混ざったような柔らかい色合いの柴犬が多いなか、18代目に登場したのが黒柴ちゃんもいました。
21代目の豆助も黒柴。
過去の「豆助」たちのなかで、最も小さいサイズとのことで、ぬいぐるみのような可愛らしさでした。
茶色の柴犬とはまた違った雰囲気ですが、それもまた魅力的ですね。

◆豆助グッズが人気

たくさんの「豆助グッズ」が登場しています。
写真集やカレンダー、ぬいぐるみなど、部屋に飾っておくと豆助の可愛らしさに身近に触れ合えそうですね。

◆番組名が『二代目 和風総本家』へ

2017年10月に10周年を迎えた番組は、2018年10月から『二代目 和風総本家』と名前が変わっています。
新しい番組としては一代目の豆助で、美形の顔立ちでとてもお利口さんなのだとか。
これからもどんな豆助が登場するか注目ですね。


豆柴を飼うには


普通の柴犬でもとても可愛くて世界中でも人気の犬種ですが、さらに小型の豆柴は可愛くて抱っこもしやすく、家の中でも充分飼えるので人気です。しかし、もともと豆柴という犬種がなく、小柴を掛け合わせただけの犬なので、飼い方によっては思っていたよりも大きくなってしまいます。食事量が多かったり運動量が少なかったりすると、人間でも太ってしまうのと同じようにメタボになり体重は豆柴の標準よりも上回ってしまうのです。

だから家の中で、飼えるからと散歩にあまり行かないでいるとあまり動きたがらなくなったり、ストレスが溜まって食べ過ぎてしまうこともあるので一日に一回は15分から20分程度の散歩をするようにしましょう。

そして子犬の頃からしっかりとしつけをし、主人のいうことには従うようにすることが大切です。家の中で飼えるのであまりしつけをしなくてもよいということでは、成犬になってからも無駄吠えが治まらなかったり、お客様が来ても吠え続けるということにもなりかねないので、そのためにも無駄吠えをしないように子犬の頃から注意をし、散歩に行って外の空気に触れてストレスを溜めないようにすることが大切です。

もともと猟犬で野山を走り回ってきた犬なので、いくら小さくてもその名残は残っていて、外で運動することは必要なのです。また日本犬なので季節の変わり目にはどっさりと毛が抜けることをしておくことが大切です。

室内で飼っていると部屋中に毛が落ちていて服にもたくさんつくということも覚悟しておく必要があります。洋犬で毛が伸びる犬種は毛の生え変わりはありませんが、毛が伸びない犬種は時期によっては抜け毛も激しいのでそのような覚悟をもって豆柴を選びに行きましょう。

豆柴ばかりを繁殖させているブリーダーさんもいます。できればペットショップよりもそのようなブリーダーさんに飼い方などを聞きながら選ぶとよいでしょう。ペットショップであまり買い方を説明されないで飼い始めると可愛いというよりも予想よりも大変になるということがあるので、小型犬だから大丈夫という認識で飼い始めることは避け、いろいろな覚悟が必要になります。

しかし、このように覚悟をしっかり持って、子犬のうちからしつけをきちんとし、食事の量に気を付け、散歩もしっかりとさせて育てれば誰からも愛され、可愛がってもらえるような成犬になるのです。


まんまるくキョトンとした目で見つめられれば、誰もが抱きしめたくなるくらい可愛い犬になり、無駄吠えがなく主人について回るような犬になるのです。このように本当はミニ柴や小柴と言われていて体が小さいだけで、犬種として認められていない豆柴ですが、日本犬でありながら家の中で飼えて軽々と抱くこともでき、しかもしっかりとしつければ洋犬の小型犬にありがちな「カン高い声で良く吠える」という状態にもならずに、おとなしい従順な犬になります。
何よりも可愛いからというだけでなく日本犬には変わりないので園特性をしっかりと知って覚悟をもって飼い始めることが大切です。

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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!

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