【獣医師監修】節分の豆まきを愛犬と楽しむために!大豆を食べるにはこんな注意が必要です。

2018.01.09

【獣医師監修】節分の豆まきを愛犬と楽しむために!大豆を食べるにはこんな注意が必要です。

季節行事の一つである節分の豆まき。毎年、楽しみながら行っている家庭も多いのではないでしょうか。しかし、犬を飼っている家庭にとっては、豆まきが危険を呼び込む可能性もあります。実は犬にとって豆まきの豆は、有害となり得る食物なのです。今回は、ワンちゃんのいる家庭でも豆まきを楽しむための方法と、愛犬が大豆を食べるためにはどうすればよいのか、更に節分の意味も併せて紹介していきます!

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節分とは?

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節分には本来、「季節を分ける」という意味があります。つまり節分とは「季節の変わり目」のことで、立春・立夏・立秋・立冬とそれぞれの前日を指し、年に4回ありました。
中でも厳冬を乗り越えた立春が1年の始まりとして尊ばれ、更に旧暦では年が改まる重要な日とされていたことから、次第に節分が立春の前日のみ(主に2月3日※年によって前後する)を指すようになったのです。

◆節分に豆まきをする理由は?

節分に豆まきを行う理由には、季節の分かれ目に「邪気」が入りやすいという昔の考えが関係しています。中でも、年の分かれ目は重要とされており、旧暦では立春の前日は現在の大晦日にあたる最も大切な節目とされていました。

古代中国で節分に行われていた邪気払いの行事が、奈良時代に日本へ伝わり、平安時代に宮中行事として取り入れられたことが、節分の豆まきの由来だそうです。

◆大豆には霊力がある!?

豆まきに大豆が使われる理由には様々ありますが、古来から穀物・果実に邪気を払う霊力があると考えられていたことが理由の一つだといわれています。
また、「鬼は外!福は内!」という掛け声には、邪気である鬼を追い払い、福を呼び込むという意味があるのです。


犬に豆まきの豆を与えても大丈夫?

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子供のいる家庭なら、特に盛り上がりを見せるであろう節分の豆まき。幼稚園や学校などでも取り入れている、イベントの一つといえるでしょう。イベントは家族の一員でもある愛犬と一緒に楽しみたいですよね。

しかし、豆まきの豆を犬が食べることに、実は問題があります。
豆まきをしていて、落ちた豆を愛犬が食べてしまうということは十分あり得ます。犬に豆を与えるには様々な注意が必要で、基本的には与えるのを控えるべき食材といえるのです。

それでは犬にとって豆の何が良くないのでしょうか?どのような理由からNGとされているのかを、覚えておきましょう。

◆誤嚥(喉に詰まらせる)の危険性

小さな豆を飲み込むことで、愛犬が喉を詰まらせてしまう可能性があります。

人間社会でも、節分のシーズンになると小さな子供の豆による誤嚥事故が毎年のように発生していますよね。
犬にとっても同様の危険性があり、特に食道の細い小型犬・子犬などには起こりやすい事故といえます。また、普段から早食いであったり、フードをあまり噛まずに飲み込んでしまう傾向のある子にも十分注意が必要です。

豆は小さい粒のまま、与えるべきではないでしょう。与えるには何らかの加工や工夫が必要となります。

◆消化不良の原因となる

犬の消化器官は、豆類を消化することが苦手です。そのため、豆を食べ過ぎてしまうと、便秘や下痢の原因となることがあります。1、2粒など数粒与える分には問題ないでしょうが、大量に与えないよう注意してください。

◆生の大豆には有害成分がある

加熱前の生の大豆には、トリプシン・インヒビターという成分が含まれています。この成分が実は犬にとっては有害成分となり、大量に摂取してしまうと、消化不良やインシュリン過剰分泌による膵臓障害を引き起こす原因となります。

長時間の加熱処理でこの毒素は消えるので、豆腐などの加工食品であれば問題はありません。店舗で購入した煎り大豆も大丈夫でしょう。
ただし、自宅で生の大豆を煎る場合は、充分な加熱処理が出来ていない可能性が高いです。与えるのを控えた方が賢明でしょう。

◆アレルギー症状を引き起こす可能性がある

大豆はアレルギーになりやすい食物といわれています。人間同様、犬にも食物アレルギーを持つ個体がいます。食べても何の症状も起こさない子ももちろんいますが、近年では大豆アレルギーを持つ犬が増えているそうですよ。

節分で豆を与える場合は、与え方とその後の愛犬の様子や体調を注意して観察しましょう。
ちなみに食物アレルギーによる主な症状には、くしゃみ、目の充血や涙目、下痢、嘔吐、発疹、脱毛、呼吸困難、目や口の周り・顔・内股などの赤みと痒み、などがあります。
肉球・爪の間などを噛んだり舐めたりする行為が続くようであれば、なんらかの異常が起きた可能性があるので注意してください。

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◆殻付き落花生には注意が必要

北海道や東北、宮崎・鹿児島県などの地域では、大豆ではなく殻付き落花生を節分の豆まきに使う家庭が多いです。
殻付き落花生をまくことで後片付けが楽になる、という利点があるのですが、愛犬のいる家庭ではこれを控えた方がよいでしょう。犬が殻付き落花生を殻ごと食べると、殻が喉に詰まったり、消化されなかった殻によって腸閉塞を引き起こす危険が潜んでいます。

また、栄養面においても注意が必要です。落花生(ピーナッツ)は大豆に比べてカロリーや油脂が多い食物のため、大量に食べると下痢・体調不良などの原因となる可能性があります。ピーナッツアレルギーを持っている犬もいるので、誤って食べてしまった場合は、その後の様子を注意深く観察してください。


豆まきで豆を食べたがる時の対策

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大豆を犬に与えるには注意が必要ですが、節分の豆まきは家族にとっても楽しいイベントですよね。
豆まきをどういう風に行えば、愛犬を危険から守ることができるのでしょうか。

犬のいる家庭での安全な豆まきの方法を、いくつか紹介しますので参考にしてみてください。

◆方法1:豆まき中はゲージを使用する

豆まきを行う前に、愛犬をゲージやサークルなどに入れて待たせておくと安心です。もしくは、豆まきを行う部屋とは別室で待機させてもよいでしょう。
豆まきが終わったら、掃除機をかけたり、豆が落ちていないか最終チェックを行ってから、愛犬を開放してあげます。

愛犬の入っているゲージやサークル内、その付近に豆をまいては意味がないので、豆のまき方にも注意してくださいね。

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◆方法2:室内で豆をまかない

室内で豆をまかない方法をとることで、豆まき後の掃除をしなくて済んだり、愛犬を大豆の誤飲からを守ることができます。
例えば、「鬼は外」の時に家の外へ向かって豆をまき、「福は内」の時は豆をテーブルなど犬の届かない所へ置くだけに留めておくのです。

ただしこの方法では若干、豆をまいているという実感は薄れてしまいますね。小さな子供のいる家庭などでは、子供が部屋中に豆をまくことを楽しみにしている場合もありますので…。我が家にはこの方法が適している!という家庭のみ、試してみてください。

◆方法3:豆をまかずに違うものをまく

愛犬と一緒に室内でも豆まきを楽しみたい!という家庭には、豆の代用品を用意することをお勧めします。
例えば、人が食べる用の節分豆の他に、まく用のボーロなどを用意しておきます。そして豆の代わりに、犬用ボーロやドッグフードなどを豆まきとしてまくのです。これなら、愛犬も大喜びですし、小さな子供のいる家庭でも楽しんで行えるでしょう。

ただし、愛犬が肥満気味であるなどの場合には、まく数を控えてくださいね。1日に与えられる量を考えて用意することが大切です。

実は我が家の節分は、毎年この方法をとっています。まかれたボーロを追いかける姿はとても可愛くて癒されます。我が家には小さな子供もいますが、毎回はしゃいでボーロをまいています。家族全員で楽しめるという点では、お勧めの方法ですよ。

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犬に大豆を与える時は加工食品を!与え方や注意点は?

前述の通り、生の大豆は犬が食べる上で有害となり得る食物です。
しかし、植物性タンパク質が豊富で低カロリーという、魅力的な食材でもありますよね。

大豆に含まれる栄養素「サポニン」は、体脂肪を減らし、動脈硬化やがん予防が期待されます。更に「レシチン」は、細胞の働きを整える効果と共に、老化防止が大きく期待される健康物質です。アレルギーのない犬にとっては、大豆を食べることが健康的ともいえるでしょう。

愛犬に与えたい!という飼い主さんは、少量茹でて細かく刻んであげるなどの工夫を必ず行いましょう。
手軽に豆類を与える方法としては、やはり以下の様な加工食品を利用することがお勧めです。

◆豆腐

豆腐は栄養豊富で低カロリー、含まれる「イソフラボン」にはがん予防が期待されます。柔らかく食べやすいことから老犬にもお勧めで、誤嚥の心配もない食品です。

ただし、冷たいままではお腹を冷やしてしまいます。下痢になってしまう子もいるので、常温で与えましょう。ちなみに木綿豆腐の方が、タンパク質・カルシウムが多いそうです。タンパク質は、皮膚・骨・筋肉など体全体をつくるために必要であり、健康を維持する上で適した食材といえます。

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◆納豆

納豆は犬用サプリメントとして活用もされ、多くの専門家が推奨している健康食材の一つです。タンパク質の効果的な吸収、ビフィズス菌などを増やす効果に加え、沢山の栄養素が含まれている魅力的な食材です。

ただし、過剰摂取は腸内にガスが溜まる可能性があります。小粒の商品を選んだり、細かくして与えるなどして消化しやすいよう工夫しましょう。乾燥納豆も販売されています。口のべたつきを回避したり、常温保存ができるので利用してみてください。

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◆おから

おからは食物繊維が豊富で、健康な便を作る材料となります。
しかし、与えすぎると腸内環境を崩してしまう可能性があります。おからが使用されたサプリメントやおやつを利用することで、効果的に摂り入れるのがお勧めの方法です。

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まとめ

与え方には注意が必要ですが、愛犬が食べることで健康維持にも役立つ豆類。
飼い主さんが工夫をすれば、一緒に節分も楽しめますし、食品として与えることも可能です。

ただし、大量摂取はやはり犬にとって毒となりますし、誤嚥の危険性も高まります。長期間に渡って与え続けることで、大豆アレルギーを発症する可能性もあるので、きちんと管理を行いながら与えてくださいね。

※こちらの記事は、獣医師監修のもと掲載しております※


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壱子

壱子

子供の頃から犬が大好きです。現在はキャバリア4匹と賑やかな生活をしています。愛犬家の皆さんに役立つ情報を紹介しつつ、私自身も更に知識を深めていけたら思っています。よろしくお願いいたします!

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