犬を家族に迎える時に 押さえておきたいピッタリの犬選びポイントは

2015.06.26

犬を家族に迎える時に 押さえておきたいピッタリの犬選びポイントは

家族として共に生活する「ペット」として、昔も今も人気が高い動物と言えば、やはり犬・猫です。犬は、しつけのしやすさと、比較的寿命が長いことから、人の人生に寄り添い安らぎを与えてくれるパートナーとなりえます。  ただ、どんな犬が自分に合っているのか、飼いやすいのかは人や環境それぞれで違います。そこで、自分にあった犬の選び方のポイントをまとめてみました。

かわいいから!という理由はNG まずは迎え入れる準備から

party_animal

ペットとして人気が高い犬。一緒に毎日の生活を共にすることを想像すると、あれこれと楽しい出来事を思い描きますよね。
 しかし、犬を迎え入れるあなたが、「ペットショップで一目ぼれしちゃった。かわいいからすぐに買っちゃった」という気持ちでは、その後上手くいかない事も多くなります。
まずは、同居して共に生活する家族の中で、犬嫌いまたは犬を飼う事を反対している人はいませんか?
 犬は元々群れで生活をする習性を持っています。その群れの中で、自分の事を良く思っていないメンバーがいたとすれば、犬にとっては大問題です。
 良く思っていないという気配は本能で感じ取り、ストレスに感じながらも仲良くしようと振る舞ったり、逆に敵意識を持ちかねません。
 そして、犬種にもよりますが、犬は他の小動物と比べて長生きします。概ね10年は一緒に生活する、という事を前提にしておきましょう。その間に飼えなくなる事情が起こる可能性はありませんか?世話ができなくなったからといって、簡単に手放すという無責任な気持ちはいけません。最期を看取るという気持ち、覚悟も必要です。
 中型犬や大型犬の犬種を、生まれて間もない小さな頃に迎えて、成長すると「こんなに大きくなると思わなかった 大きくなりすぎて困る」という問題が起きないように下調べする事も大切です。
 家族全員が「犬を家族に迎えよう」という気持ちを確認してから、迎え入れるようにしましょう。

あなたの今の生活条件を考えて

inu_shitsuke

 犬選びのポイントとして、「今の生活スタイルの中で一緒に過ごせる犬を選ぶ」というのはとても重要です。
 ひとり暮らしの人が犬を飼うならば、おそらく住居はマンションやアパートでしょう。この場合、室内飼いに適した小型でおとなしめのチワワやトイプードルなどがベストです。犬の身の回りの世話ができるのがあなただけなら、家を留守にする間、犬は常にあなたを家で待っている事になります。また、出張や長時間家を空けることが多い場合は、体調の変化に気づきにくくなります。安心して預けられるペットホテルや動物病院が家の近くにあるかなど、リサーチしておくことが大事です。
戸建に住んでいて、庭も充分あり毎日散歩ができる、という人は、中型犬や大型犬と一緒に生活する事もできますね。ゴールデン・ラブラドールレトリーバーは賢くおっとりしていて、しつけ方次第では無駄吠えをせず、ベストパートナーとなり、室内飼いも可能です。しかし、放し飼いはおススメしません。近所の方々とも犬が上手に付き合えるように、敷地から出ないようにリードでつないでおく、遠吠えの原因となるストレスを与えない・慣れさせてしつける というような事は、飼い主としてキチンと教えてあげるべきです。

犬の種類と個体によって最適な過ごし方をみつけてあげましょう

犬種によって伝えられている性格や習性をもとに、飼う犬の性格まで決めつけてしまうのは良くありません。人間と同じく、犬それぞれに性格や運動量は違います。例えば、「吠えない犬種だ」と言われていても、もちろん思いを伝えるために鳴く事はあります。犬種の性格は参考程度にし、もし不都合があるなら、犬に必要な環境を整えて、吠え癖・噛み癖があれば教えてあげよう、というくらいのしつけへの寛容さが大切です。
また、小型犬はすべて、家の中で飼えるというような個体の大きさによる決めつけや先入観もNGです。個体の大きさにかかわらず、運動が必要な犬種ならば、充分な運動量を確保しましょう。狩猟タイプの筋肉質な犬種は、肥満気味になると命を縮める可能性もあります。
原産国が寒い国であれば、暑さに弱く、暑い国の発祥で毛量が少ない犬種は寒さに弱いなどの特性もあります。気候と体調は大きくかかわりますので、調節してあげる必要がある場合も出てきますね。

 犬はとても賢い生き物です。根気強く教えればいろんな事を学び習得します。そして何より、序列が上のリーダーから愛情を感じながら学ぶことで、身に付くスピードも速くなります。先にも記したとおり、犬は群れで生活をする習性がありますから、何より犬自身の序列上下関係をもとに行動します。ですから、かわいいからと放任主義に育ててしまう、犬の行動にNOを教えずにやりたい事を黙認する、という事が続くと、犬が飼い主を序列の下として見てしまい、後から修正する事が難しくなります。
 時に厳しくしつけることも愛情です。単純にかわいがるだけではなく、その犬と同居する人にとっての素敵な生活を目指しましょう。

akubi_dog

 ワンちゃんの暮らしに必須!ハウス環境を整えるグッズ 

 みんながハッピーになるワンちゃんのしつけ方!誉めて誉めて育てよう! 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
松林みか

松林みか

主に主婦、ほぼライター。特に法律系、経理、自動車などの専門性分野の執筆が主軸。大の猫好きで、二匹の女の子猫のお世話に明け暮れる毎日。猫カフェへいけば、店猫が続々と自分に擦り寄るという怪奇現象を、高確率で引き起こす程、猫と同化できる。

関連するキーワード


記事に関するお問い合わせはこちら