飼育放棄され痩せこけた体を鎖で繋がれた犬たち…救助され見せた安堵の表情に涙

2018.07.08

飼育放棄され痩せこけた体を鎖で繋がれた犬たち…救助され見せた安堵の表情に涙

現在ペットを飼っているという人は、世界各地で数えきれないほどいるでしょう。動物と一緒に暮らしたい、動物が大好き、といった人もいる中、ペットを飼っている理由が別だという人もいるようです。そんな人たちは動物達に対しての知識や愛情に欠けているケースが多く、その結果、動物達の精神や肉体が傷つけられることも…。 今回紹介する動物達も、そんな飼い主によりひどく傷つけられていました。彼らが救助された時の状態は酷いものだったのです。

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現在たくさんの国に存在する動物保護施設。これらの多くは、心無い人間に捨てられ行き場を失った動物や、助けを必要とする動物を救助し、保護することを目的としています。

アメリカのミシシッピ州にある「Southern Cross Animal Rescue(SCAR)」という団体もその一つ。そのSCARに、ある日一通の情報が寄せられました。
匿名希望の情報提供者がSCARに知らせた内容とは、「ある家で飼われている犬達が酷い状態だ」ということ。どうもそれらの犬は、飼育放棄されているとのことでした。

その知らせを聞いたSCARは、ウェイン郡の保安官達と共に犬達の様子を確認するためその家を訪問。そこで救助員たちが目にしたのは、驚くべき光景でした。

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そこにいたのは、骨と皮だけのように痩せこけた体を鎖で繋がれた犬と猫たちだったのです。そのうち犬は、全てピットブルでした。

悲しそうな表情で震えながら救助員たちを見る犬たち。中には怪我が目立つ子もいます。

彼らがこんな酷い状態になるまでどうして飼い主は放っておいたのか?SCARの救助員が尋ねると、その飼い主はこう言い放ちました。

「やせ細ってるのはわかってる。早くコイツらを処分したかったんだが、誰もコイツらを欲しいっていう人がいないんだ。」

動物も生き物だという認識が無い無責任な飼い主。彼はSCARの要望に応え、飼育放棄していた5匹の犬と1匹の猫を明け渡すことに了承しました。

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痩せ細り酷い状態になるまで放置されていた6匹の動物たち。十分なケアを受けていなかった彼らの中には病気にかかっている子もいました。

そうして6匹にとって長い治療の日々が始まりました。

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そんな彼らですが、SCARの施設に連れてこられた時、自分たちが救助されたことがわかったのか、とても大喜びだったといいます。それまでに飼い主から愛情など受けたことがなかったのでしょう。

彼らが健康な体や心を取り戻すためにはたくさんの時間や愛情、そして医学の力が必要となります。回復への道のりは長いでしょうが、彼らが今では愛情あふれる人たちの元で暮らしているのは確か。
このまま健康な体や心を取り戻し、新しい人生を歩んでいってくれるといいですね。

この6匹のように、飼い主から充分な世話を受けること無く、酷い状態で毎日を暮らしている動物が、世界中でたくさんいるようです。また、無責任なブリーダー達により路頭に迷う動物たちも…。

アメリカ合衆国では、何と毎日5500匹もの犬が保健所にて安楽死させられているそう。身勝手な人間のせいで動物たちが酷い目に合わされているのです。
この数を減らすためにも、ペットを飼う際にはまず正しい知識を得、責任を持って飼うことを決意することが大切ですね。

<参考サイト>
onegreenplanet.org



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yukoyosshi

昔から動物が大好きで、野生動物や自然が多いオーストラリアに留学。現在もオーストラリアにて生活を送っています。家では犬や猫やその他の動物も飼っていて、中でも12年も生きた柴犬のミミとはバディな関係でした。

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