【手作り食派は必須】足りない栄養素を補うサプリは若いワンちゃんにもおすすめです

2019.01.02

【手作り食派は必須】足りない栄養素を補うサプリは若いワンちゃんにもおすすめです

ワンちゃんにサプリはシニアになってからで十分、とお考えのペットオーナー様も多いですが、もともとサプリは「食事で足りない栄養素」を補うもの。少食なワンちゃんだったり、手作り食を与えていたりするワンちゃんの場合は、若くても与えるべきサプリもあります。与えすぎに注意しながら、上手に取り入れたいサプリについてご紹介します。

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毛づやが悪くなったら亜鉛不足を疑いましょう

以前、一緒に暮らしていたトイ・プードルのキャンディスに手作り食を与えて3カ月ほど経った頃、前脚の毛をむしるクセがついてしまい、前脚の毛がスカスカになってしまったことがありました。

◆正常時

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【正常だったときのキャンディスの前脚です】

◆手作り食切り替え3か月後

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【手作り食に切り替え、3カ月後のキャンディスです。前脚、後ろ脚の毛がスカスカになってしまっているのがわかるかと思います】

動物病院へ連れて行って検査をしたのですが、血液検査からも、レントゲンからも異常は見つかりません。そのとき、獣医師の先生から指摘されたのが手作り食による亜鉛不足でした。
亜鉛は皮膚や粘膜の健康維持を助けたり、味覚を正常に保つ働きをしたりする栄養素で、「AAFCO」(米国飼料検査官協会:Association of American Feed Control Official)が定める栄養基準では、犬の体重1kgあたり成長期100m、維持期で80mgを摂取することが定められています。
亜鉛が多く含まれる食材は牡蠣や蟹、牛肉の肩ロース、卵黄などです。手作り食にも亜鉛を多く含んだ食材を入れるようには気を使っていたのですが、キャンディスは食が細いので、量が足りていなかったようです。
亜鉛をサプリで補うようにしたところ、3カ月で毛は元通りになりました。
亜鉛不足により、ワンちゃんに出やすい症状は以下の通りです。

●フケが出る
●毛づやが悪くなる
●フケでかゆみが出るためか、手足の毛をむしるようになる
●顔などに脱毛が見られる
●皮膚にハリがない

もし、ワンちゃんに以上のような症状が見られたら、かかりつけの動物病院に相談をした上で、亜鉛のサプリをあげてみてください。
「うちは総合栄養食をあげているから大丈夫」という方も、油断は禁物です。食物繊維は亜鉛の吸収を阻害するので、ドッグフード自体には亜鉛がきちんと含まれていても、きちんと摂れていない場合もありうるからです。
ただし、亜鉛の過剰摂取は嘔吐や免疫力低下などのリスクがあります。必ずかかりつけの動物病院に相談し、あげすぎはくれぐれも避けてください。


季節の変わり目には腸内環境を改善するサプリを与えてみましょう

急激に気候が変わる季節の変わり目は、腸管免疫が落ちて、食が細くなったり、ウンチが軟便になったりするワンちゃんが多いです。そのようなときは、かかりつけの動物病院に相談した上で、乳酸菌やビフィズス菌などが配合された腸内環境改善サプリを与えてみてください。
乳酸菌やビフィズス菌というと「便秘改善」が思い浮かぶペットオーナー様もいらっしゃるかもしれませんが、これらの菌には腸内を酸性化し、大腸菌やブドウ球菌などのいわゆる「悪玉菌」を減らして腸内環境を整える効果があります。腸の正常なはたらきを助けるので、便秘はもちろん、軟便などにも効果的です。

●おすすめ商品
乳酸菌生成エキス コスモスラクト20ml

選び抜かれた16種類の乳酸菌を豆乳の培地で長期培養し、その発酵物を特殊な製法で抽出・生成した「乳酸菌生成エキス」。
お腹の中の善玉菌に働きかけ、腸内細菌バランスを良好に保ちます。

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カルシウムは与えすぎに特に注意をしてください

カルシウムは筋肉の収縮や弛緩をしたり、骨や歯のもととなったりする大事な栄養素です。特に、子犬におっぱいをあげる母犬にはとても重要ですが、摂取時はカルシウムの代謝に深く関係するリンとのバランスがとても大切です。
一般的に、カルシウム1.2~1.4に対して、リンが1の割合で摂ることが推奨されています。
さらに、カルシウムの過剰摂取は骨の形成異常や多発性骨折を招く可能性もありますので、与えすぎには特に注意しましょう。カルシウムサプリを与える際は、必ずかかりつけの動物病院に相談をしてください。


EPAとDHAは年齢を問わずおすすめのサプリです

エイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)は、オメガ3系脂肪酸のα-リノレン酸から作られる脂肪酸です。どちらも、魚に多く含まれ、抗炎症作用をもちます。
子犬の成長期の神経成熟を助けたり、シニアドッグの脳の加齢を抑制したりする作用が期待されていますので、かかりつけの動物病院に相談をした上で上手に取り入れましょう。

●おすすめ商品
グリズリーサーモンオイル 118ml

動物にとって脂肪はおいしさの源!
サーモンオイルにはオメガ3脂肪酸が含まれています。
オメガ3から作られた物質には色んな病気の力を弱めるのに一役買います。
更にオメガ3は「血液の流れを良くする」方に、オメガ6は「血液を固まらせる」方に働きがあり、反対の働きを持つ2つの力のバランスで調整されています。
不足しがちな不飽和脂肪酸(オメガ3、オメガ6)をバランス良くとれる非常に消化吸収率の良い嗜好性を誇っています。

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少食なワンちゃんは動物病院に相談をした上でサプリを取り入れましょう

ドッグフードにはワンちゃんの体重あたりの推奨摂取量が記載されていますが、少食なワンちゃんは、規定量の半分も食べていないこともあります。少食なワンちゃんは、動物病院に相談をした上で、足りていない栄養素をサプリや栄養補助食品などで補うようにしましょう。

参考資料:ペット栄養管理学テキストブック/一般社団法人日本ペット栄養学会編(アドスリー)
ペット栄養学事典/日本ペット栄養学会(ファームプレス)



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石原 美紀子

石原 美紀子

青山学院大学卒業後、出版社勤務を経て独立。犬の訓練をドッグトレーニングサロンで学びながら、愛玩動物飼養管理士1級、ペット栄養管理士の資格を取得。著書に「ドッグ・セレクションベスト200」、「室内犬の気持ちがわかる本」(ともに日本文芸社)、「犬からの素敵な贈りもの」(出版社:インフォレスト) など。愛犬はトイ・プードルとオーストラリアン・ラブラドゥードル。

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