両親はどちらも人気犬種!チワマルってどんなMIX犬?

2021.08.08

両親はどちらも人気犬種!チワマルってどんなMIX犬?

チワマルと呼ばれるMIX犬をご存知でしょうか?名前からも想像できるように、チワワとマルチーズを親犬にもつMIX犬のことです。今回はこのチワマルについて紹介していきましょう。性格や特徴を知ると、更に魅力が溢れるかもしれませんよ。飼い方や気を付けたい病気・寿命に加えて、価格相場にも触れていきますので、チワマルが気になっている愛犬家さんは是非チェックしてみてください!

チワマルとは

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チワワマルチーズが交配して生まれるミックス犬「チワマル」。他にも、「マルチワ」「マルチワワ」「チワチーズ」などという呼称が使われている場合もあります。
世界最小犬としても有名なチワワと、絹のような美しい被毛が特徴的なマルチーズという、どちらも世界的にペットとしての人気が高い犬種を親犬として持っています。
このような可愛く美しい両親犬の特徴などを受け継いで誕生するチワマル。一目みれば、家族としてお迎えしたい!と感じる方も多いのではないでしょうか?
まずはチワマルの性格や特徴を知り、その魅力をじっくりチェックしていきましょう。

◆性格・特徴

チワマルの性格

チワワもマルチーズも基本的に人懐こく、甘えん坊な性格をしており、チワマルもその性質を受け継いでいることが多いようです。さらに愛情深く献身的なので、飼い主さんを喜ばせることが大好きで、しつけも比較的しやすいでしょう。家族に対する愛情深さから、小さな子供がいる家庭でも飼いやすい犬種とされています。
ただし、臆病で神経質な一面もあり、留守番はあまり得意としないでしょう。子犬の頃から外出や、様々な人・犬と触れ合う機会をたくさん持つことで慣れさせることが大切です。社会化ができなければ、人見知り・犬見知りしやすい子になってしまう可能性があるので注意しましょう。
そしてもう一点、チワマルには警戒心が強いという特徴もあります。この強い警戒心と防衛本能から、吠えやすい面があるということも覚えておきましょう。子犬時代からの社会化をしっかり図り、無駄吠えしないように他人や様々な音に触れさせることがおすすめです。

チワマルの身体的特徴

チワマルは世界最小犬種であるチワワと、小型犬として比較的小さいマルチーズを親にもつので、小柄で体重が軽く、華奢な骨格に細い足をしていることが多いです。
ミックス犬には、純血種と違って標準サイズに規定は特にありません。そしてもちろん個体差もあるので一概にはいえないのですが、一般的には体高23cm前後、体重2.5~3kg程度であることが多いようです。
マルチーズの体高が20~25cm、体重2~3kg程なので、チワワというよりはマルチーズくらいサイズに成長すると思っておくとよいかもしれませんね。しかし、チワワの細く華奢な骨格が引き継がれてもいるので、少し小さめのマルチーズという印象がもたれることが多いでしょう。
顔立ちはチワワに寄ることが多いとされ、チワワ特有のアップルヘッドや大きな瞳を持つ個体がよく見られます。耳はマルチーズの垂れ耳になるケースが目立ちますが、立ち耳・班垂れ耳の子も少なくないでしょう。しっぽはふわふわの飾り毛のある巻き尾が多くみられるようです。

◆寿命・気を付けたい病気

チワマルの平均寿命は大体12~15年で、小型犬としては平均的な寿命だといえます。もちろん個体差はありますので、長生きを目指すためにも健康的な生活が送れるようサポートが必要ですよ。成長期の適度な運動で筋肉をつけるとよいでしょう。
かかりやすい病気として挙げられるのは、骨折・脱臼・流涙症・皮膚病などです。これは、両親の犬種がかかりやすい症状から推測されたものなので、可能性として頭に入れておくと予防策をとれる場合があります。
体型はマルチーズに近くとも、チワワ系統の骨格の弱さも引き継いでいるため、段差などの飛び降りには注意しましょう。ジャンプや運動のし過ぎが、脱臼や骨折の原因となってしまいます。
また、両親共に体臭の少ないタイプの犬種でもあるので、チワマルにも体臭の少なさが受け継がれている可能性が高いです。万が一体臭を感じる場合は、皮膚の病気やグルーミングなどのお手入れ不足である可能性があります。
そしてチワマルの特徴でもある大きな目と短い鼻は、涙やけになりやすいともいわれています。日頃から目周りの状態をチェックして、日常的なケアをしてあげましょう。

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チワマルの毛色

チワマルの被毛カラーはバリエーションが豊富です。
クリーム・ホワイト・レッド・ブラウン・ブラックなどと、チワワの特徴が表れて複数種類の毛色が存在するのです。
被毛はシングルコートで、真っ直ぐな毛であることがほとんどですが、ウェーブがかかっていることもあるようです。抜け毛は比較的少ないですが伸びやすい特徴もあるので、定期的にトリミングが必要でしょう。
マルチーズ寄りの印象を受ける被毛ですが、カットすることでチワワみたいな見た目にもなれますし、他犬種である豆柴のようにもなれます。サマーカットをすれば種族を超えて、白いマンチカンの様に見える子もいます。
トリミング次第で幅広く様々なスタイルを楽しめるでしょう。女の子であればリボンを付けてプリンセスのように、HOME PARTYや誕生日のお祝い!といった楽しみ方もできそうですね。


チワマルの飼い方

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両人気犬種の魅力を引き継いだとても愛らしいチワマル。健康的な生活を送り長生きをするため、そしてその美しい外見を維持するためにも、適切な方法で飼育することが重要です。

◆食事

総合栄養食として、基本的にはドッグフードを与えましょう。与えるドッグフードのパッケージ裏面には、適切な給餌量が記載されています。まずはそれを参考にして愛犬に与えましょう。
ただし、体重との換算表にかかれている数字は、ワンちゃんが理想体型であることを前提としています。愛犬が標準体型に満たない、もしくは上回っている場合には、様子をみながら量の調節をすることが重要です。
現代ではフードの種類も豊富で、栄養成分に特化したものも多く、サプリメントも多数販売されています。基本的にはドッグフードを与え、必要性を感じる場合はトッピングなどで栄養を補ってあげるのがおすすめです。

◆散歩

小柄で華奢な骨格をしているとはいえ、チワマルには適度な運動量が必要です。元気いっぱいで活発な両犬種のミックス犬なので、室内に限らず、気分転換・日光浴を兼ねて毎日の散歩を欠かさずに行いましょう。
理想としては1日2回を約30分程度、されていますが個体差もあります。愛犬の性格や状態をみながら、適切な運動量を判断しましょう。
前述したように、段差や過度な運動には注意が必要です。ちょうどよいバランスを考えながら、愛犬にとってぴったりの散歩ができるよう対応してくださいね。

◆しつけ

比較的飼いやすくしつけもしやすいチワマルですが、性格の項目でも紹介した通り、小さい頃からの社会化がとても大切です。無駄吠えが癖になったり、わがままな性格に成長しないように、子犬の時期からしっかり基本的なしつけを施しましょう。
利口で物覚えの良い個体が多いようですが、もちろん性格や得手不得手はその子によって変わってきます。中々しつけを覚えない場合でも、根気強く付き合い続けましょう。
チワマルに限ったことではありませんが、飼い主さんとの信頼関係をしっかり築き、絆が深まるように愛情を注ぐことがとても重要です。
しつけの際は怒鳴ったり体罰を与えること絶対にしないでください。ただし悪いことを放置してはいけません。ケースによってやり方は変わりますが、ダメなものはダメと、しっかり短い言葉と視線や態度で教えてあげてくださいね。

◆お手入れ

チワマルの毛並みにはマルチーズの特徴が出ることが多く、細く柔らかい絹のような被毛をしています。見た目の美しさを維持するためには、毎日のお手入れが必須となるでしょう。
最低でも週2回程度はブラッシングをして整え、毛玉になりやすい部分(耳の後ろ・脇の下・内股・尻尾の付け根など)は特に注意しましょう。
被毛は伸びていく個体が多いので、1~2ヶ月に1度はトリミングが必要です。被毛が伸び続けると、目の中に細菌が入るケースも考えられますので、定期的なカットを忘れないようにしましょう。
シャンプーは月1回程度が理想です。被毛や皮膚の汚れなどをしっかり落としてあげましょう。シャンプー剤には、無添加で低刺激性のタイプやオーガニック原料でできた皮膚に優しい種類のものを選んであげるのがおすすめです。


チワマルの値段

チワマルは他のミックス犬と比べると、少々高めの印象が感じられるでしょう。人気犬種ではあるので東京都から全国のペットショップで見つけられる可能性はゼロではありませんが、個体数はそこまで多くないので確実なのはブリーダーに問い合わせをする方法です。
親の疾患を受け継いでいる可能性がありますので、問い合わせの際は親犬の情報にもチェックを入れましょう。その子の歴史が分かりますし、それが家族として迎え入れる愛犬探しの魅力の一つでもあります。
ネット上でもブリーダー情報が見られますので、まずは情報を集めてみましょう。子犬の写真で気になる子がいたら、まずは予約をいれてみてください。人気犬種なのですぐに販売されてしまうかもしれませんよ。
相場にも幅があり、大体20万円台後半から、稀少個体であれば50万円の価格がつく子もいます。家庭の経済面も併せてしっかり考え、末永く人生を共にするパートナーを探してみてください。


まとめ

両親犬のどちらの特徴が大きくでるかが分からないミックス犬。チワマルの場合は、マルチーズのような体型や被毛に、チワワのような顔立ちや毛色を持つ子が多いといわれていますが、決められたボーダーがないというのもミックス犬の魅力の一つですよね。
実際にチワマルを飼っている方のブログなどを見てみるとイメージも湧きやすいので、まずは参考までに様々な情報を集めてみてください。
人気犬種のハイブリットであるチワマルは、家族にとって幸せな時間を作ってくれること間違いなしでしょう!
気になる方は是非、愛犬探しの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?



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壱子

壱子

子供の頃から犬が大好きです。現在はキャバリア4匹と賑やかな生活をしています。愛犬家の皆さんに役立つ情報を紹介しつつ、私自身も更に知識を深めていけたら思っています。よろしくお願いいたします!

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