犬が寄ってくるのはなぜ?心情を理解して好感度をアップしよう!

2021.09.05

犬が寄ってくるのはなぜ?心情を理解して好感度をアップしよう!

犬が嬉しそうに飼い主さんに寄ってくる姿は、とても可愛いくて癒される光景です。今回は犬が人に寄ってくる、この時の心情について考えていきましょう。愛犬家としては常に犬が寄ってくるような存在でいたいものですよね。どんな人に犬は寄ってくるのか、これを理解できたら犬に好かれる人間になれるかもしれません。どんどん犬に近づいてきて欲しい!という方は、ぜひチェックしてみてください。

【目次】
1.犬が人に寄ってくる理由
 1-1.構ってほしい
 1-2.撫でてほしい
 1-3.ニオイを嗅ぎたい
 1-4.音や声がしたので確認
 1-5.おやつが欲しい

2.犬が寄ってくる人の特徴
 2-1.落ち着いた話し方や態度
 2-2.犬の気持ちを理解しようとする
 2-3.犬から寄ってくるのを待つ
 2-4.触り過ぎない、構い過ぎない
 2-5.犬とよく目が合う

3.好きな人に対する犬の行動
 3-1.見つめてくる
 3-2.しっぽを振る
 3-3.お尻を向ける・くっつける
 3-4.後をついてくる
 3-5.顔をなめる
 3-6.お腹を見せる

4.犬に寄ってきてもらうためにできること
 4-1.勢いよく近づかない
 4-2.正面から触らない
 4-3.じっと見つめない
 4-4.香水をつけない
 4-5.マスクや帽子を外す

5.まとめ

犬が人に寄ってくる理由

人と犬

犬を飼っていると、愛犬が飼い主さんに寄ってくることがよくあるでしょう。この時、犬にはどのような心理が働いているのでしょうか。言葉をもたない犬たちはその感情を行動で示し、サインとして送ってくれています。
まずは、犬が寄ってくる主な理由を紹介しますのでチェックしていきましょう。

◆構ってほしい

甘えたい、構ってほしいという気持ちから犬が寄ってくる場合があります。近寄ってきて前足を乗せたり、クンクン鳴いて甘えてくるしぐさを見せるときは、この可能性が高いでしょう。相手に近寄ることで、甘えたい気持ちを表現しているのです。

◆撫でてほしい

構ってほしいと似ていますが、飼い主さんに撫でて欲しくて近寄ってくることもあります。遊んでほしい、撫でてて欲しいなどという様々な理由から、近寄ってきて感情を表しているのでしょう。

◆ニオイを嗅ぎたい

特に外出先から帰ってきたときなど、愛犬が寄ってきて匂いを嗅いでくることがありませんか?これは犬が嗅覚によって様々な情報を得ているからです。そのため飼い主さんがどこで何をしてきたのかを把握しようと、近寄ってきて匂いを嗅ぎ確認しているのです。犬が元々もつ、習性の一つともいえるでしょう。

◆音や声がしたので確認

物音を立てたときや、普段とは違うトーンの声を出したときにも、犬が近寄ってくることがあるでしょう。これは、音がしたために何の音なのかを確認しにきているのです。人間の立てた音が何か興味をもち、寄って行って確認してチェックすることで学習しています。

◆おやつが欲しい

お腹がすいたり、おやつが欲しい時にも近寄ってくる子はいます。特におやつが大好きな子なら、おやつちょうだい!というアピールで近寄ってきているのでしょう。物音の確認とも似ていますが、例えば袋をガサガサした時、おやつの袋だ!と思って走って寄ってくる子も少なくないですよね。毎日のおやつの時間が決まっている場合は、その時間帯になると近付いてくるワンちゃんも中にはいます。


犬が寄ってくる人の特徴

スピリチュアル的な感覚からも、犬が寄ってくるともいわれていますよね。例えば優しいオーラや霊感が強い人などを感じ取って、犬が寄ってくるとの説があります。イギリスの研究では「犬や猫などの動物は、人間が想像するよりもかなり鮮明にUV波を視覚化している」と発表されているようですよ。
犬にオーラが見えるかどうか、これに関しては定かではありませんが、人間よりも鋭い五感を持っていることや感情を読み取る能力があることは否定できません。犬に限らず動物には、まだまだ私たちの知らない不思議な力が備わっているのかもしれませんね。
しかし現段階で明確化されている、犬が寄ってくる人の共通点があります。その特徴を紹介していきますので、まずはしっかりチェックして愛犬の気持ちに寄り添える人間を目指しましょう。

◆落ち着いた話し方や態度

犬は、優しくゆっくりと穏やかに話す人に対して安心感を覚えます。声の調子・表情などから、人間の感情を判断しているのです。高すぎたり低すぎる声には、犬は不安や怖さを覚えてしまいます。大声を出したり強い口調で話す人は、犬からも警戒されたり苦手だと意識される場合があるので注意しましょう。
犬に好意を持たれる方に多いのは、優しく穏やかな雰囲気を持っている人です。これを忘れないようにしましょう。

◆犬の気持ちを理解しようとする

犬が寄ってくる人は、犬が嫌がるようなことをしない人です。これは人間に置き換えても同じですよね。きちんと犬の気持ちを考えて、自分の気持ち・欲求を押し付けない人は、犬にとっても好感を持てる人となるでしょう。犬と遊びたいから自分から近寄るのではなく、犬が近寄ってきたいと思えるように気遣いをし、犬の嫌がることをしないよう配慮しましょう。

◆犬から寄ってくるのを待つ

犬を怖がらせないように、犬の方から寄ってくるまで無理に近づかないことが重要なポイントです。犬から好かれる人は無理に近づいたりしないので、犬の方から積極的に寄ってきてくれます。全てに通じることですが、犬に対して警戒心や不安感を大きく感じさせないことが大切なのです。嫌いだと思われないためにも、じっと待つことが結果的に犬に好かれる状態に繋がります。

◆触り過ぎない、構い過ぎない

前触れなく相手に触ることはマナー違反です。自分勝手に余計に触ろうとしたり、急に寄ってくる人は犬に信用されにくいでしょう。犬の反応をみながら、触ったり構ったりすることがどれくらい許容されるかを無意識に判断できる人は、犬にとって好きだと感じられる存在となり得ます。

◆犬とよく目が合う

犬は大好きな相手を見つめてしまう傾向にあります。何か視線を感じるな…と思って顔を上げると、愛犬がこちらをじっと見つめていたという経験をしたことがある飼い主さんもいるでしょう。もちろん警戒心などからくる視線もあるので、犬の様子を観察することも大切です。信頼関係が成り立っている相手であれば、好意からくる熱視線であることが多いでしょう。

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犬好きであるかないかに関わらず、何故か犬がなつく人、なつかない人、あなたの周りにいませんか? 犬にも個性があるので人間同様、性格の合う合わないがあるとも考えられます。 しかし実は、犬がなつく人、なつかない人には、共通するある特徴が見受けられるのです。 犬が大好きなのになついてもらえない…とお困りの方、実はあなたの行動に原因があるかもしれません。 今回は、犬と仲良しになれる秘訣を紹介していきます!

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好きな人に対する犬の行動

笑う犬

犬にとって飼い主さんや家族は、そばにいてリラックスできる存在でなくてはなりません。愛犬がみせる行動や様子の理由を覚えておけば、また一つ犬のことを理解できるようになるでしょう。犬の行為一つ一つに意味があります。あなたの愛犬からは、愛情表現としての行動がなされているかチェックしてみましょう!

◆見つめてくる

前述したように、愛犬が見つめてくるのも愛情表現の一つです。目が合うだけでしっぽをふりながら寄ってきたり、構ってくれるのを待っていたりする姿を見たことがありませんか?愛犬は飼い主さんを見つめながら、目が合うのを待っているのかもしれませんね。

◆しっぽを振る

しっぽを振るのは代表的な犬の愛情表現の一つですよね。名前を呼んだり声を掛けたりすると、しっぽをふりながら嬉しそうにする犬は多いでしょう。相手をしてもらえて嬉しい!という喜びの表現なのです。ただし、怒ったり緊張するなど、興奮や感情が高ぶることでしっぽを振るケースもあります。嬉しい時は、全身で喜びながらしっぽをふり、表情からも嬉しさが読み取れるでしょう。

◆お尻を向ける・くっつける

飼い主さんが座ったり寝転んだりしている時に、愛犬がそばにきてお尻や身体を一部をくっつけてくることがあります。飼い主さんに背中を向けつつも、身体がくっついてるという状態も多いでしょう。これは、信頼している相手にのみみせる行為の一つです。安全な場所である、安心して背中を預けられる、という心理の現れですね。

◆後をついてくる

家にいても室内を移動したり、別の部屋へ行くときに愛犬がついてくることがあるでしょう。これは飼い主さんと行動を共にしたい、一緒にいたいとい心理からみられる行動の一つです。甘えん坊で寂しがり屋の性格をしている子も、飼い主さんの近くで安心していたいという理由から後をついてくることが多いようです。

◆顔をなめる

犬が顔を舐めたり、顔をすり寄せてくるのも愛情表現の一つです。大好きな人にしかしない行動だといえるでしょう。飼い主さんからしても愛情を感じられる嬉しい行為ですが、病気や感染症の心配もありますので、舐めさせるのは程々にしておきましょう。

◆お腹を見せる

お腹を見せるのは、犬が甘える時にみせるポーズです。犬にとって急所となるお腹をさらけ出す行為は、正に信頼の証であり、犬にとって最高の愛情表現だといえるでしょう。


犬に寄ってきてもらうためにできること

犬が大好きなのに全然寄ってきてくれない!と、悩んでいる愛犬家の方も中にはいるでしょう。まずは犬に対して正しい接し方をしなくてはいけません。犬の気持ちを考えることがとても大切です。
犬に寄ってきてもらえるようになるために、すぐにできる対策を紹介していきます。方法とコツを掴めば、あなたの周りにもワンちゃんが寄ってきてくれるかもしれません!

◆勢いよく近づかない

犬は、急な動きをせずにゆっくりした動きをする人に安心感を覚えます。犬の気持ちを考えずに、いきなり触るのはNG行為です。突然勢いよく近づいてしまうと、犬は驚いてしまいます。危険人物としてインプットされてしまうかもしれません。犬にストレスを与えないようにゆっくり動くこと、相手から近寄ってくるのを待つことが大切です。

◆正面から触らない

人間でも突然撫でられたら、驚いてしまいますよね。全ての犬が人間に慣れていて、人懐こいわけではありません。特に初対面の犬に対しては、慎重に接しなくてはいけません。
正面から撫でるのは避けて、犬の側面に移りましょう。犬が興味を示す様子が感じられたら、背中を撫でることから始めましょう。膝に乗ったりお腹を見せるようになったら、そこで思う存分撫でてあげてください。

◆じっと見つめない

犬は好きな人を見つめてきますが、信頼関係が成り立っていない場合、自分から犬と目を合わせるのは間違いです。目を合わせないようにすることが、犬が寄ってくるための秘訣です。犬はじっと見つめられるのを苦手とし、敵対意識だと判別してしまうこともあります。ジッとみつめるのではなく笑顔でいましょう。そうすることで犬もリラックスし、いずれ心を開いてくれます。

◆香水をつけない

犬は嗅覚に優れており匂いに敏感です。香水は犬の嗅覚を刺激しすぎる可能性があるので、香水をつけることはおすすめできません。自然な状態で犬と付き合うためにも、犬と接する時は香水をつけるのを避けましょう。

◆マスクや帽子を外す

犬は人の表情から感情などを読み取ろうとします。このため、マスクやサングラスで顔を覆ってしまうと、表情が読み取れないことから不安な気持ちになってしまうのです。帽子も同様で、犬が不信感を抱く場合があります。2021年現在では、外出時にマスクと離れた生活を送るのが難しい状況にありますが、可能な場合はマスクを外して犬と接してみましょう。


まとめ

チワワ

犬が寄ってくる人には、犬に好かれる理由があります。
なぜか自分には寄ってこない!と感じている方には、無意識にとっている行動にその原因が隠れているのかもしれません。今回の記事で紹介したポイントを参考にして、行動を改善してみましょう。
信頼関係を作ること、犬の気持ちに寄り添い共感することが必要です。
愛犬が寄ってこないという場合は、日常生活を思い返してみてください。愛犬が嫌がる行動を知らず知らずのうちにとってしまっている可能性があります。信頼関係を築くためには、毎日おもちゃで遊んだり、コミュニケーションをとるなどして一緒の時間を増やしてみましょう。
飼い主さんと愛犬の両者が、元気で幸せな日常を送れるように、犬にも人間にも相手を思いやる気持ちが必要不可欠なのです。



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壱子

壱子

子供の頃から犬が大好きです。現在はキャバリア4匹と賑やかな生活をしています。愛犬家の皆さんに役立つ情報を紹介しつつ、私自身も更に知識を深めていけたら思っています。よろしくお願いいたします!


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