うさぎは目を開けて寝る?座ったまま寝る?うさぎの睡眠の秘密を解説!

2021.09.02

うさぎは目を開けて寝る?座ったまま寝る?うさぎの睡眠の秘密を解説!

「うさぎが寝てばかりいる」「遊んでいる時間が少ない気がする」そんな風に感じたことはありませんか?実はうさぎは「目を開けて寝る」「座ったまま寝る」など特殊な寝方ができる動物です。知らないままお世話をしていると、うさぎが寝不足になってしまうことも。うさぎがどんな寝方をしているのか解説します。また、うさぎにとって快適な睡眠環境についても解説。リラックスして眠れる環境はうさぎの健康につながりますよ!

【目次】
1.うさぎの睡眠時間は一日何時間?
 1-1.実は夜行性ではない
 1-2.子うさぎは睡眠時間が長い
 1-3.食後に寝るうさぎが多い

2.うさぎは寝ているとき目を開けている?
 2-1.ボーっとしているように見える
 2-2.鼻を見ると寝ているかわかる

3.うさぎがバタンと倒れるように寝るのは大丈夫?
 3-1.うさぎの寝るときの姿勢
 3-2.寝る姿勢はそれぞれ

4.うさぎが寝やすい環境づくり
 4-1.生活リズムを整える
 4-2.温度を一定にする
 4-3.ケージを清潔に保つ
 4-4.なるべく暗くしてあげたほうがいい?
 4-5.興奮して寝ないときは?

5.おすすめのうさぎ用ベッド・寝床
 5-1.まずはうさぎを観察してみよう
 5-2.CASA うさぎのふんわり包み込むソファークッション
 5-3.うさぎのほら穴ベッド
 5-4.ラビットハウス

6.まとめ


うさぎの睡眠時間は一日何時間?

うさぎの睡眠時間

うさぎは一日に平均8時間寝ていると言われています。ただし、まとまって寝ているのではなく、小刻みに寝たり起きたりを繰り返しながら寝ています。
これは、野生のうさぎだったころの名残です。敵が来た時にすぐ逃げられるように、のうさぎは様々な工夫をしながら寝ていました。
目を開けたまま寝る、座ったまま寝るのも敵から身を守るための工夫なんですね。

◆実は夜行性ではない

うさぎといえば夜行性と思われがちですが、厳密には夜行性ではありません。真夜中には寝ていることが多く薄明薄暮性と言われています。
うさぎがよく寝る時間帯は「明け方」と「日中」。飼い主さんの生活リズムに合わせて一緒に起きる子もいますが、本来寝ていることが多い「明け方」と「日中」は寝やすい部屋づくりをしてあげましょう。

◆子うさぎは睡眠時間が長い

子うさぎは一日の大半を寝て過ごします。大人のうさぎよりもさらに寝ている時間が長いようです。可愛い時期なのでたくさん遊んであげたくなりますが、うさぎがゆっくりしている時間は静かに見守ってあげましょう。

◆食後に寝るうさぎが多い

ペレットやおやつを食べた後、満腹になると眠るうさぎが多いようです。やはり人間と同じでたくさん食べると眠くなるのでしょうか。食後は胃腸のまわりに血液が集中します。動くと血流が分散してしまうので、消化のためにも食べてすぐ寝るのは理にかなっているようです。


うさぎは寝ているとき目を開けている?

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うさぎは目を開けたまま寝ることができる動物です。
これも敵が来た時にすぐ逃げられるようにしていた野生のうさぎの頃の名残です。
そのため、飼い主さんにも「寝ているのか」「座っているだけなのか」見分けがつきにくいですよね。
「うちの子全然寝ていないけど大丈夫?」と心配になってしまう飼い主さんも多いようです。うさぎは一見寝ていないように見えても、小刻みに寝ています。
目を開けて寝るか、目を閉じて寝るかは個性なので、うさぎによって違います。
飼いはじめや警戒しているときに目を開けて寝る子もいますが、いつも目を開けて寝ているからといって必ず不安を感じているわけではありません。その子の性格ととらえて見守りましょう。

◆ボーっとしているように見える

うさぎが座ってボーっとしているように見えるときでも、実は寝ていることがあります。飼い主さんが「起きている」と勘違いしてかまいすぎてしまうと寝不足になってしまうかもしれません。うさぎが静かにしているときは、なるべくかまいすぎないようにしてあげましょう。

◆鼻を見ると寝ているかわかる

うさぎは目を開けて寝るので、寝ているのか判断がつきにくいですよね。そんな時は、鼻を見てみてください。うさぎは起きているとき常にヒクヒクと鼻を動かしています。しかし、寝ていると鼻の動きが止まります。
目を開けていても、鼻が止まっていたらぐっすり寝ている証拠です。


うさぎがバタンと倒れるように寝るのは大丈夫?

楽しく走り回っていたうさぎが突然「バタン」と倒れる、通称「バタン寝」という寝方があります。あまりに急に倒れるので、初めて見ると心配になる方も多いと思います。
しかし、これはうさぎの寝方の1つで、異常ではありません。頻繁にバタンと倒れる場合は「てんかん」などの病気の可能性もあるため注意が必要です。
様子を見て不安を感じる場合は動物病院で相談してみましょう。

◆うさぎの寝るときの姿勢

ウサギの寝方は他にもあります。
一番よく見かける寝方は「香箱座り」です。これは猫のポーズとして有名ですが、うさぎも得意なポーズです。手足をお腹の下に隠して座ったまま寝ます。顔をあげたまま寝るので、一見寝ているように見えない姿勢ですが、うさぎはちゃんと寝ていますよ。
また、前足や後ろ足を伸ばしてゴロンと横になって寝る場合もあります。これは香箱座りよりもリラックスした寝方です。
暑くて体温を逃がしたいときにこの姿勢で寝る子もいます。このポーズで呼吸が速くなっている場合は空調を整えてあげましょう。

◆寝る姿勢はそれぞれ

お腹を見せてリラックスして寝てくれたら嬉しいですよね。
しかし、その子の性格によって寝るときの姿勢は様々です。横になって目をつむってゆっくり寝る子もいれば、いつも座った姿勢で目を開けて寝るのが好きな子もいます。それぞれのうさぎの個性なので、その子にとって寝やすい環境を整えて見守ってあげましょう。


うさぎが寝やすい環境づくり

うさぎはストレスに弱い動物です。人間も同じですが、睡眠の質が低下するとストレスに直結してしまいます。なるべく快適な睡眠環境を整えてあげることは、うさぎの健康のためにとても大切です。
ネザーランドドワーフなどのうさぎの祖先はアナウサギです。穴を掘って部屋をつくり、その中で生活していました。そのため、ペットとして飼われるようになった今でも狭い場所や隠れられる場所のほうが安心して眠れるようです。
また、一日の中で寝たり起きたりを繰り返しているので、いつ寝てもいいように常に騒音の少ない落ち着いた環境を用意してあげましょう。

◆生活リズムを整える

一日の生活リズムが不規則だと睡眠も不規則になってしまいます。毎日同じ時間にお世話をすると、生活リズムが整ってうさぎが快適にすごせますよ。部屋をお散歩する「へやんぽ」は17時、ご飯は18時など、お世話の時間を決めておいてあげましょう。
生活リズムが一定だと「次は○○だな」とうさぎも認識してくれるので、ストレスなく生活することができます。

◆温度を一定にする

うさぎにとって寒すぎたり、暑すぎたりといった環境は大きなストレスになります。人間と同じように寝苦しいと寝不足になってしまう子もいます。夏や冬はとくに温度管理をしっかりしてあげましょう。

◆ケージを清潔に保つ

うさぎはきれい好きな動物です。寝床が汚れていると寝るのを嫌がる子もいます。毎日掃除してうさぎの寝床を清潔にたもちましょう。

◆なるべく暗くしてあげたほうがいい?

うさぎは明るい時間帯にも寝る動物なので、無理に部屋を暗くする必要はありません。
うさぎはにおいに敏感ですが、目はあまりよくありません。真っ暗な環境だと何も見えず、不安に感じてしまう子もいるようです。うさぎが不安そうであれば、部屋のあかりを少しだけつけておいてあげましょう。

◆興奮して寝ないときは?

飼い主さんが寝る時間になってもうさぎが興奮している。そんな時は布などでケージを覆ってあげましょう。視界がさえぎられることでうさぎの興奮がおさまってリラックスしてくれますよ。ただし、通気性が悪いと暑くなりすぎてしまう場合もあるので温度管理をしながら見守ってあげてください。


おすすめのうさぎ用ベッド・寝床

うさぎが安心して寝られるように環境を整えてあげることも大切です。
うさぎの祖先は穴の中で生活していたので、狭い場所や暗い場所を好む傾向があるようです。しかし、うさぎによって好みは違うので、その子に合った寝床を用意してあげましょう。

◆まずはうさぎを観察してみよう

それぞれのうさぎに合わせた快適な寝床を用意してあげたいですよね。そのためにはまず、うさぎを観察してみてください。トイレとケージのすき間に一生懸命頭を入れて寝ている子は、上まで覆われた寝床が安心できるかもしれません。
逆にケージの中心でどっしりと寝ている子はクッションを敷いてあげるだけでより快適に寝られるかもしれませんよ。

◆CASA うさぎのふんわり包み込むソファークッション

CASA うさぎのふんわり包み込むソファークッション

やさしい肌触りが気持ちいい、ソファー型のうさぎ用クッションです。シニアの個体にもオススメです。

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人間と同じでふかふかの寝床はうさぎも大好きです。寝る場所にクッションを置いてあげると、「ソアホック」という足の裏に穴が開くうさぎの病気を予防することもできます。
またうさぎは顔をあげて過ごしている時間が長いので、クッションにもたれて寝るのが好きな子も多いようです。

◆うさぎのほら穴ベッド

うさぎのほら穴ベッド

さらさらマイクロファイバー生地でとっても気持ちいい。うさぎが入りたくなる、ほら穴型ベッド。

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さらにアナウサギの生活環境に近い寝床がこちらです。穴に身を隠して生活するうさぎの習性にぴったり。安心して眠ることができますよ。

◆ラビットハウス

ラビットハウス

天然木100%でクギを一切使用しない、かじっても安心なうさぎ等のハウスです。うさぎやモルモットは身を隠して落ち着く事ができる場所が必要です。

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なんでもかじってしまう子にはこちらがおすすめです。木でできているので、かじっても安心。ジャンプして上に上がることもできるので、運動不足も解消できますよ。
また、うさぎには高いところに登って周囲を見渡す習性があります。「上に登って立ち上がってキョロキョロ」そんなかわいい姿を見られるかもしれません。


まとめ

うさぎは目を開けて寝ることができる数少ない動物です。初めて飼われた方は、不思議な寝方が多くて戸惑ってしまうかもしれません。しかし、その子によって寝方は様々。どんな寝方を好むかは性格によって違います。その子の個性ととらえて見守ってあげましょう。
うさぎは小刻みに寝たり起きたりを繰り返しているので、いつでもリラックスして寝られるような環境を用意してあげましょう。



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