日本ではまだ珍しい猫種5選

2016.03.02

日本ではまだ珍しい猫種5選

猫の種類登録団体に登録されている種類は、約40~60種類。しかし、登録されていないだけで世界には数えられないほど多くの種類の猫が存在するといわれています。 ペットとして人気の種類といえばスコティッシュフォールドやアメリカンショートヘアなど、おなじみの種類名が並びますが、すこし珍しい種類の猫に興味のある方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、日本ではまだ珍しい魅力たっぷりな猫たちをご紹介します。

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珍しい種類の猫にはどんな種類がいるの?

キムリック

キムリック

– 特徴 –

キムリックには、なんと尻尾がほとんどありません。
キムリックは、マンクスと呼ばれる尻尾の無い種類から突然変異で生まれました。尻尾の無い猫の種類はマンクスとキムリックの他に存在しません。
最大の特徴である尻尾には4種類に分けられた形状があり、

  • 尻尾がない「ランピー」
  • 尾椎が1~3個の「ランピーライザー」
  • わずかな尾がカーブしている「スタンピー」
  • 一般的な種類とほぼ同じ長さ「ロンギー」
  • とそれぞれ呼ばれています。

    前脚は短めで、後ろ脚は長めのやや腰高な身体をしています。その特徴から「マンクスホップ」と呼ばれる、ウサギが跳ねるような歩き方をします。

    体重は約3~6kgで、一般的な種類の平均体重と比較するとやや軽いと言えます。
    性格は用心深く引っ込み思案な性格の猫が多く、家族と認めた人以外にはあまり近づきたがりません。仲良くなるまでは少し時間がかかるかもしれませんが、心を許した相手にはおちゃめで従順な一面も見せてくれます。

    – 珍しい理由 –

    キムリックは、マンクスの突然変異によって生まれる種類であり、非常に繁殖が難しい種類です。長毛の猫が生まれる可能性は約25%しかない大変貴重な種類です。

    – 購入するにはどうすればいいか –

    時間や費用にゆとりがなければ、世界的に見ても数の少ないキムリックを日本で購入するのはほぼ不可能です。一番確実な方法はブリーダーを探して直接購入することです。希望通りに譲り受けることはなかなか難しいので、まずは予約をして気長に待ってみましょう。お値段の目安は20~30万円ほどです。


    スノーシュー

    スノーシュー

    – 特徴 –

    足先が白く、まるで白い靴下を履いているように見えるスノーシュー。
    1960年代アメリカのブリーダーが偶然、飼育していたシャム猫の中に白い足先をもつ個体を発見しました。その白い足先を持つシャムとアメリカンショートヘア―を掛け合わせて産まれたのがスノーシューです。口の周りが白く、目の周りや耳、尻尾、四肢に濃い色が入った模様や青い瞳はシャム猫の特徴を強く引き継いでいます。身体はスリムでありながら筋肉が発達しており比較的丈夫な種類です。
    性格は活発で人懐っこい猫が多いです。一人遊びはあまりせずに、飼い主さんといつも一緒に過ごしたい甘えん坊です。

    – 珍しい理由 –

    白い足先の模様は劣勢遺伝であり産まれる数が少ないということが主な理由です。加えて新しい種類として公認されるまでに時間がかかり、1980年代にTICAで公認されたばかりということも理由のひとつです。

    – 購入するにはどうすればいいか –

    スノーシューは数が少なく、日本で目にする機会はほとんどありません。購入の難易度は高いと言えるでしょう。スノーシューと一緒に暮らしたいのであれば、血統書発行団体であるCFAやTICAに連絡をとってみてください。スノーシューを飼育しているブリーダーを紹介してもらえるかもしれません。
    お値段の目安は約20~30万円ほどです。


    サイベリアン

    サイベリアン

    – 特徴 –

    ロシアの森で自然発生したと言われている種類であり、毛は厚く長くダブルコートと呼ばれる構成の被毛を持ちます。体は大きく筋肉質であり、どっしりとした体格。その強靭な身体によるジャンプは力強く、高いところにも喜んで登ります。
    サイベリアンの平均体重は約4~9kgで、なかでもオスは10kgを超える場合もある大型の猫です。そんなサイベリアンのチャームポイントは、大きな頭と丸い額です。
    サイベリアンはロシアの厳しい気温の中で育ってきた種類なので、寒さに強い反面、夏の暑さは苦手です。
    見た目はワイルドですが、おとなしく温和な性格です。好奇心旺盛で、ロシアではサーカスで芸をさせていたことがあるほど賢い頭脳を持っています。

    – 珍しい理由 –

    起源もはっきりしないほど昔からロシアで人と共に生活していたため、当たり前に存在するサイベリアンに本国の人たちは長い間その価値を感じていませんでした。その中でも優秀なサイベリアンは貴族が外に出すことを許さなかったために近年までロシア国外では存在をほとんど知られることがなかった点がサイベリアンが珍しい理由です。

    – 購入するにはどうすればいいか –

    サイベリアンは近年じわじわと人気が上昇しているのでブリーダーも増え始め、比較的入手しやすい種類のようです。
    お値段はショップなら約15~20万が相場となっています。


    スフィンクス

    スフィンクス

    – 特徴 –

    なんと言っても一番の特徴は皮膚。
    スフィンクスは他の種類のようなふわふわとした毛を持っていません。しかし、一見無毛のように見える皮膚には短く薄い毛が生えており、ビロードのようにしっとりとした手触りです。
    ヒゲがない点や、付け根が広がった大きな耳、皮膚のシワなど他の種類では見られないユニークな特徴が数多くあります。

    他の種類のように被毛で皮膚を守ることができないため、紫外線や外傷に弱いデリケートな猫です。飼う場合には室内で、日光や家具などで体を傷つけないように配慮しなければなりません。
    気温の寒暖差にも弱いため、一年を通して一定の室温を保つようにしてください。
    性格は、クールな見た目とは裏腹に甘えん坊で、飼い主さんとコミュニケーションをとりたがります。人見知りしない社交的な面も持っていますが、寂しがりやでもあるのでたっぷり遊んであげてくださいね。

    – 珍しい理由 –

    飼い方が難しく、他の種類に比べてブリーダーが少ないことがひとつの理由として挙げられます。
    その他の理由としては、被毛がないという特徴からくる個性的な見た目や、こまめなお世話が必要な点、猫の中では上位クラスのお値段などから、敬遠される傾向もあるようです。
     

    – 購入するにはどうすればいいか –

    ショップではあまりお目にかかれない種類です。スフィンクスを飼うと決めたのであれば、「直接ブリーダーから購入」という方法が確実だと考えられます。

    お値段の相場は10万~30万前後になりますが、種類として理想的なスフィンクスには60万以上の値がつくこともあるそうです。


    アシェラ

    アシェラ

    – 特徴 –

    アフリカンサーバル、アジアンレパード、イエネコの3種を掛け合わせて種類改良された新種の猫です。ヒョウ柄の被毛に、野生的なようでイエネコの愛くるしさも感じられる顔が特徴です。
    14~15kgまで成長するので、ペットの猫とは思えない大きさです。イエネコの中でも大きい種類とされるメインクーンでさえ6~9kg。その1.5倍と考えるとかなり迫力がありそうです。
    野生種との掛け合わせということから気性が荒いのでは、と気になる方もいるのではないでしょうか?アシェラを販売しているLife Style Pets社によれば「賢く、子供や他の動物に慣れるのも早いので、ペットとして飼うには最適」とされています。しかし、まだ種類改良されて日も浅いため、性格にも個体差があり「気性が荒い」という報告も出ているそうです。元々サバンナで暮らすアフリカンサーバル、アジアンレパードがベースになっているため、大人しい性格ではないかもしれませんね。

    – 珍しい理由 –

    種類改良されたばかりなので、まだ数が少なく高価格です。
    現在日本にはブリーダーも存在しないのでアメリカから輸入しなければならないため、輸送費などを考えると、日本でペットとして飼うのは現実的ではないかもしれません。飼育するための難易度があまりにも高い点が、ペットとして普及していない理由でしょう。

    – 購入するにはどうすればいいか –

    現在、日本にアシェラのブリーダーは存在しないため、アメリカから輸入するしか方法はありません。
    アシェラのお値段は日本円にすると約250~300万円です。それに加えて輸送費などを考えるとお迎えするだけで莫大な金額との引き換えになるので、よほど金銭面に余裕があり、きっちりお世話する覚悟のある人でなければ購入することは難しいでしょう。


    まとめ

    日本ではまだ珍しい5種類の猫をご紹介しましたが、いかがでしたか?
    人気ランキング常連の猫ももちろんかわいいですが、すこしクセのある猫の愛らしさもたまりません。個性豊かな猫の魅力にもっとはまってしまいそうですね。

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    中岡 早苗

    中岡 早苗

    可愛い猫ちゃん達に囲まれながら、猫の知識や暮らしを日々学んでいます。 学んだ情報はどんどんお伝えしていきます。楽しいネコライフをおくりましょう。

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