猫はどんな風に歳をとるの?
猫の平均寿命はオスが13.3歳、メスが14.3歳。
猫は年限よりもはるかに老化速度が速く、ほとんどの場合、猫の方が飼い主より早く天に召されます。
猫と人間の年齢比較を表にしてみました。
老化の徴候

当然ですが、猫はある日いきなりガクッと老いるわけではありません。猫は5歳を過ぎた頃から少しずつ老いていきます。
老化現象は以下のような症状が挙げられます。
猫の年齢 人間の年齢
1週間 1ヶ月
1ヶ月 1歳
3ヶ月 5歳
6ヶ月 10歳
1歳 15歳
1歳6ヶ月 21歳
2歳 24歳
3歳 28歳
4歳 32歳
5歳 36歳
6歳 40歳
7歳 44歳
8歳 48歳
9歳 52歳
10歳 56歳
11歳 60歳
12歳 64歳
13歳 68歳
14歳 72歳
15歳 76歳
17歳 84歳
18歳 88歳
19歳 92歳
20歳 96歳
個体差があり、すべての猫にこれらの症状が現れるわけではありません。
しかし猫は1歳を超えると外見上の変化が少なくなり、見かけはいつまでも若い猫のままですが、体の内部では確実に変化が起こっているのです。
私たちができること

高齢になり、普通の生活が困難になった猫の介護を最後の時まで行うことは、飼い主としての責任です。キャットフードでは7歳から専用の食事が販売されています。
それ位の年齢になった頃から半年に1回健康診断を受けるなどして、健康管理には気を配りたいところです。普段から様子をよく観察しましょう。
愛する猫が快適に幸せに感じてくれるよう、一般的な老猫の介護方法を挙げていきます。
老猫の食事
老猫は咀嚼力が弱くなります。また歯周病などで歯も弱っています。
内臓の働きも悪くなっています。キャットフードはシニア用や老猫用に調整されたものを与えましょう。栄養素も老猫用に配合されているため安心です。
また、若い頃に比べて運動量が減っているため猫によっては肥満になることも。
様子を見て量を調整することも大切です。
自律神経の衰えなどから便秘になりやすくなります。泌尿器系の病気予防のためにも水分を十分に取れるようにしましょう。
老猫のトイレ
老猫は筋力が弱り、今まで登れていた高さのところに上がれなくなってしまいます。
老化が進むとトイレの段差を超えることも困難になり、またトイレが遠いところにあるとたどり着けないこともあります。
粗相が増えてしまうことは猫自身も辛いことでしょう。
トイレは段差の低いものを、猫の居場所に出来るだけ近いところに設置しましょう。
場合によっては猫用の紙おむつを使用することも一つの手段です。
老猫のブラッシング

老猫は抜け毛が増えます。
体の柔軟性や筋力も衰えた老猫は自分でグルーミングできる範囲が狭くなってしまいます。
届かないところは飼い主さんがブラッシングしてあげましょう。
毛が抜け過ぎてしまわないよう、優しくゆっくりとブラッシングしてあげます。
猫も気持ち良く思ってくれるでしょう。そのためには猫が若い頃からブラッシングされることに慣れておくことも重要です。
ブラッシングは飼い主と猫のコミュニケーションの一つです。
是非習慣にしておきたいものですね。
老猫の爪切り
猫は爪とぎをしなくなってきます。また爪を収める靭帯の作用も鈍くなるため、常に爪が出たままになりがちです。
長く尖った爪は猫自身の体も傷つけてしまいます。
飼い主さんはこまめに爪を切ってあげましょう。ブラッシングと同様に、爪切りも若いうちから慣れてもらっておきましょう。
老猫の寝床
老猫は自律神経の衰えなどから体温調整が難しくなってきます。
体毛も薄くなってしまうため、清潔で暖かい寝床を用意してあげましょう。
落ち着いた環境で老猫が安心して眠れるようにしてあげましょう。
まとめ
愛する猫が老いていくことを直視することは悲しく辛いことかもしれません。
けれど長い間家族の一員として私たち飼い主を癒してくれた愛猫。
今度は私たち飼い主が最後の時までしっかりお世話して、快適に幸せに過ごしてくれれば、と強く思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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