愛ネコちゃんとの最期のひととき

– 遺体の安置 –
うちの子が亡くなったのは夏でしたので、腐敗が進んでしまっては大変と思い、まず、腐敗防止を考えました。頭に浮かんだのは、ドライアイス。しかし、ドライアイスが、「家にあります。」というご家庭は少ないと思います。私の家にもなかったので、氷やひんやりマットなどで冷やして腐敗防止をしました。抱っこが好きな甘えん坊でしたので、寂しがらない様にと思い、常に、抱いていると腐敗が進むのがわかり、ひんやりマットに置いた状態でずっと誰かが傍にいて撫でていました。
大切なネコちゃんが腐敗しないように、とにかく、冷やして腐敗防止をしましょう。
– 最期までかわいい状態のままで –
大切な愛ネコちゃんですから、かわいい状態のままで逝かせてあげたいですよね。うちの子は、最期まで家族みんなを順に見ながら息絶えたので、目が開いたままでした。優しく優しく目が凹まない様に気を付けて目を閉じさせてあげました。印象として、死後硬直が早いのではないかと感じました。死後硬直が始まるまでに、早いうちに目を閉じてあげましょう。また、うちの子はお風呂が大好きだったので、亡くなる2日前にお風呂に入りたがったので、入れていました。その為、綺麗な状態だったのですが、少し汚物が付いていたので軽く拭いてブラッシングをして、いつもの様にふわふわの毛並みにしてあげました。長くふわふわの毛並の子に服を着せるのは大反対の母でしたが、白い布で包む代わりに、急遽、経帷子(死装束)を作ってくれたので着せると、とても可愛く、思わず「可愛い。」と言ったら、喜んだ時にいつも見せる顔をした様に見えました。
最期は、汚物などが出てくる場合がありますので、汚れを取って、毛並みを整えて、目を閉じさせてあげる等、いつものかわいい状態にしてあげましょう。
– 旅立ちの準備 –
ダンボール箱に白い紙を貼って、愛用のバスタオルを敷いて、経帷子を着せた子を寝かせて、お気に入りの枕に頭をのせて、お気に入りのタオルのハンカチを掛け、周りにお花を入れました。お気に入りのおもちゃ・ぬいぐるみ・ご飯の缶なども、入れてあげたかったのですが、自治体の方から許可が出ず、いつも尻尾に着けていた鈴付きリボンも外す事になりました。これらは形見になっています。
猫ちゃんを布などで包んで、汚物が出ても洩れない様にポリ袋などを敷いたダンボール箱などで棺を作って寝かせてあげましょう。
自治体に依頼

私が子供の時からの子が1頭、大人になってからの子が1頭でしたが、まだペット葬儀業者さんも殆どなく、どちらも自治体に依頼をしました。
自治体での対応も地域によって違う様です。依頼したネコちゃんだけを火葬してくれるところや合同火葬してくれるところもあるようです。中には、犬猫墓地に埋葬してくれてお参りに行く事が出来る自治体もあるようです。悲しいですが、有料ゴミとして一緒に焼かれるところもある様です。私の居住する地域では、動物専用炉で合同火葬だったので、骨は返して頂けなかったです。手数料も、自治体によって異なりますが、自治体に迎えに来て頂いて4,000円位だったと思います。自治体に連れて行く場合は少し金額が低かったと思います。これらは、お住まいの自治体により色々ルールが異なる様ですので、お住まいの地域の自治体で、ご確認ください。
忘れてはいけない事
愛ネコちゃんは、飼い主さん達が喜ぶ事をして、いつも癒してくれていたと思います。ネコちゃんも飼い主さんが、いつも笑顔でいる事を望んでいるのだと思います。ネコちゃんにとっても飼い主さんは大切な存在のはずですから、大切な飼い主さんが、いつまでもネコちゃんの為に泣いていたら、自分が飼い主さんを悲しませていると思って悲しむのではないでしょうか。ネコちゃんは、いつどんな時も飼い主さんの傍にいると思います。そして、ネコちゃんが亡くなった事を悲しむより、いつも癒してくれたネコちゃんを思い出すことを忘れない方が、ネコちゃんにとっても嬉しいことではないでしょか。
ネコちゃんの為にも、いつもネコちゃんに見せていた笑顔を取り戻して、前を向いて進みましょう。
– おすすめ記事 –
・見逃すな!!愛猫の老化と病気のサイン |
・猫の起源や歴史について |
・穏やかに、安らかに ~老猫との過ごし方~ |
・わが家の猫たちの闘病記 |
「猫の看病」
猫の遺伝とは~受け継がれるのは外見や性格、そして病気まで