猫の経済効果ってどのくらいなの?

近年の猫ブームはかなりのスピードで加速中です。猫関連グッズを見ない日はないほど、猫の人気はスゴイとも言えますよね。また、最近ではインターネットを介して猫たちの写真や動画を見ることもできて、猫を実際に飼ってはいなくても猫の可愛さのとりこになっている人が急増しています。
そこで猫ブームの経済効果に関する驚きの数値が発表されました。関西大学の宮本教授による試算額によると、なんと2兆3162億円とのこと!!そんなに経済効果があるなんて驚いてしまいますよね。まさに福を呼ぶ招き猫状態。
まず、この額の内訳の半分はペットとして飼われている猫ちゃんたちの飼育費用ということ。一緒に暮らすために必要な食事代や日用品、病院代などが年間約1兆1千億円だということです。
そして猫の写真集や書籍、猫をモチーフにしたグッズなどの売り上げが約30億円、そして多くの方たちがご存知の和歌山電鉄の駅長の「たま」が生み出した経済効果が約40億円と推測されています。
そんな「たま駅長」とはいったいどんな猫ちゃんなのでしょうか。
ネコノミクスの裏には名物猫の存在があった!

和歌山電鉄の駅長が猫?!ということで、一躍注目を集めたのが三毛猫の「たま」。平成19年に駅長として就任して以来、メディアでもかなり紹介されました。テレビなどで見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。あまりの可愛さに全国的な人気となり「たま駅長を見たい!」という観光客が急増しました。そして、なんと日本だけでなく外国からも「たま駅長」を求めて観光客が増えたというから「たま」の人気はものすごかったことが分かりますね。その人気のおかげで、和歌山県全体になんと11億円という巨額な経済効果をもたらしたのです。
しかし、そんな人気者のたま駅長は平成27年に天国へと・・・。大人気の猫だっただけにその姿を見られなくなるのは残念ですよね。
ただ、たま駅長の意思を継いだ「ニタマ」という三毛猫が、現在は二代目駅長として活躍しているとのこと。可愛らしい駅長の活躍で、まだまだ観光客の足が途絶えることはなさそうですね。
ネコノミクスという経済効果を生む猫たち

経済効果の高かった「たま駅長」をご紹介しましたが、その他にも猫の人気による経済効果はたくさんあります。
– 「猫」のスマホゲームが大ヒット! –
近年、携帯電話からスマホへと時代は変わってきました。電話やメールだけではなく、アプリをダウンロードすればゲームまでできるスマートフォンは、若い世代を中心に人気となっています。そんな中、大人気になっているのが「ねこあつめ」というゲームアプリ。
ついに累計ダウンロードの数が1000万を超えたとか!
癒し系のカワイイ猫たちがゲームに多数登場したゲーム内容は大人気で、フィギュアやキーホルダーなど関連したグッズも多数販売され売上もアップしています。
– 猫カフェの人気は止まらない –
猫好きにはたまらない「猫カフェ」。さまざまな住宅事情でペットは飼えないけれど猫は大好き・・・。そんな方々の癒しの空間として、猫カフェの人気は衰えません。近年では全国各地に「猫カフェ」と呼ばれる猫とのふれあいを楽しめる店舗が出店中です。
また、猫カフェは日本人のみならず外国人にも人気があります。猫カフェで猫に癒されたい外国人が多く訪れているのだとか・・・!猫カフェ自体も増えていますし、ますます観光客も増えていきそうですね。
– 犬と猫の飼育数の差が縮まってきた –
かつてはペットというと犬の方が人気でしたが、猫の人気は年々高まり今ではその差が縮まってきています。
猫が人気となってきている理由は、散歩がいらなく室内だけで飼うことができるというところ。また、集合住宅でも飼いやすいというのも理由になっています。さらに、猫は犬と比べると飼育にかかる費用も安く済み、独身の人や共働き世帯、高齢者でも飼いやすいというのが魅力かもしれませんね。まだまだ犬の飼育数が多いですが平成27年には、その差は4万匹にまで縮まっています。
猫グッズやキャラクターに癒される人も増加していて、ネコノミクスはまだまだアップしそうですね。
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