猫の健康診断をちゃんと受けていますか?

見た目では元気な猫でも、もしかしたら何か病気になっていたり、実は体調を崩していることがあったりするかも知れません。検査を受けることでわかる病気があるとしたら、受けておきたいですよね。
健康診断は、いつ受けたら良いの?

飼い始めは、まず獣医さんに連れていき、その後も何か変化があればすぐに診てもらいましょう。予防接種が受けられる状態であればしてもらい、今後の健康診断について相談しておくと安心です。
産まれて一年未満の子猫であれば、気になることがあればすぐに診てもらい、そのつど何か異常がないか診てもらいましょう。
成猫になり(目安として産まれて一年以上)、体力も安定してきたら、一年に一度の健康診断で良いでしょう。一年に一度以上は、予防接種で必ず動物病院に行くことになりますので、その時に獣医さんと相談するのが良いですね。
老猫(目安として7歳を超えたら)と呼ばれる状態であれば、目安は一年に一度ではありますが、半年に一度をお勧めします。老化による体力の衰えや、若い頃にはなかった病気にかかりやすくなっていますので、精密な検査を受けても良いでしょう。こちらも予防接種時に獣医さんと相談していけば、猫に負担があまりかからないようにして健康診断を受けられるでしょう。
どんな項目があって、いくらくらい?
項目はいくつもあり、全部受けると金額ももちろん上がります。時間もかかり、猫の体力や精神的負担も大きくなってしまいます。獣医さんと相談して、必要なものから受けていくことをお勧めします。
動物病院によって料金や細かい内容が違いますので、事前に電話や受付で聞くのが良いでしょう。各料金は目安ですので、かかりつけの病院で確認してください。
身体検査

飼い主から口頭で猫の状態を聞く。獣医師が触って診察する。聴診器で心臓の音等を聴く。
血液検査
血液を採取して、猫エイズや猫白血病、などの有無を調べる。内臓の異常やホルモン異常なども調べられる。 5,000円〜
便・尿検査
消化器系、泌尿器系の病気にかかっていないかを調べる。 1,000円〜
レントゲン検査

体内の臓器や構造物の位置、大きさ、形などの変化を確認する。骨折や脱臼の有無、誤飲しているかどうかなどを調べられる。 5,000〜(病院により幅がある)
以上が主なものです。
他には、
心電図検査 人間の検査のように電極をつけ電気を測定して、不整脈があるかどうかなど、心臓の病気を診断する。 3,000〜
超音波検査 レントゲン検査では判断しにくい、臓器の中の状態や、腫瘍の有無を検査する。 1,500円〜
歯科検診 歯肉、歯石のケアが必要かどうかをチェックする。頭部のレントゲンをとることもある。 レントゲンがあれば10,000円くらいになることもあり。
眼科検診 涙液量検査、涙膜検査、緑内障や白内障の検査 5,000円〜
一般的に受けるべきものは、身体検査、血液検査、レントゲン、便・尿検査です。全て一度に受けなさいというわけではなく、獣医さんと相談して決めましょう。この検査は病院によっては健康診断のセットとして料金が設定されている場合もあります。
他の検査項目については、猫の行動や年齢に応じて、獣医さんと相談して受けるかどうかを判断することをお勧めします。
健康診断をする場合は、まずかかりつけの動物病院に、予約が必要かどうか、金額はいくらか、所用時間はどのくらいか、電話で確認しましょう。
身体検査、血液検査、便・尿検査だけであれば、それほど時間がかからない場合もあります。結果を後で聞くことにすれば、30分で済む場合もあります。
便・尿については基本的に事前に家で採取して持って行くのですが、容器を病院で用意してもらえることもありますし(密閉のプラ容器や採取用スポイトなど)、便であれば病院で採取してもらえる場合があります。こちらも事前に獣医さんに確認してみましょう。
猫の健康診断は、一度受けたら終わりというものではなく、定期的に受けて、変化をみて行くものです。その都度、費用もかかりますので飼い主には負担になりますが、大きな病気を防げるかもしれませんし、病気になっていても早期発見できるかもしれません。

必ず獣医師から健康診断の内容について説明をしてもらいましょう。また、予防接種は毎年必ず受けて、その際に健康診断についても確認するようにしておけば、猫が病院に行く回数が減らせます。上手に健康診断を受けて、猫に健康で長生きしてもらいましょう。
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