猫の性格
猫の性格にもよりますが、人懐っこい猫もいれば、人見知りや警戒心が強い猫もいます。警戒心の強い猫はなかなか心を開いてくれません。
もし、隠れている猫がいるとすれば、無理やり連れてきて知らない人に会わすということは、猫にとってはとても迷惑なことです。怯えてしまうこともあります。逆に恐怖のあまり攻撃をしてくる猫もいます。
飼い主さんと違う性別の人に警戒心を抱く傾向があるようです。飼い主さんが女性なら男性を怖がったり、飼い主さんが男性ならば女性を怖がったりします。猫は聞きなれない声のトーンや見慣れない動作に警戒心を感じます。においでも区別をつけて警戒する猫もいるそうです。
猫には、何事も強要せずに猫まかせにすることが1番いいです。猫は隠れた所から相手を観察します。自分にとって危険な人物ではないと判断したら、猫から寄ってくることがあります。
飼い主さんからの猫への配慮としては、知らない人が家に来るとわかっていれば、隠れる場所を作ってあげてもいいでしょう。
無理やりかまったりせずに、根気よく猫が寄ってくるのを待ちましょう。
猫の威嚇の対象になる人
猫が好きな人は猫に触りたいという行動に出る人がいますが、触られる側の猫の気持ちはとても大切です。
猫は自由気ままな動物です。知らない人に抱っこされたり、触られたりすることを嫌うことがあります。ましてや、知らない人に抱っこをされることは猫にとっては緊張やストレス、恐怖の感情が出てくるかもしれません。
猫が嫌がる行動は、「キャーキャー」と大きな声を出したり、乱暴な人や忙しない行動をする人が多いようです。猫はにおいにも反応します。香水などの香りが強いものを付けている人は猫から嫌がられることもあるようです。
こういう人は猫にとっては『迷惑な人』と思われるかもしれませんね。
猫が「ウーッ」「フーッ」などの声を出した時は要注意です。猫は威嚇をしています。猫はできればケンカは避けたい動物なので、威嚇をすることによって「やめて」「近寄らないで」と警告しています。猫は闘争心だけではなく、恐怖心も持っています。
猫の警告に気づかず猫が嫌がる行動をとり続けると、噛み付かれたり、引っかかれたり、猫パンチされたり攻撃してくる可能性があります。
猫はほどよい距離感を大切にします。人が判断するのではなく猫の判断に任せましょう。
人懐っこい猫にするには…
飼い主さんの家によく知らない人が来る状態なら、猫を社交的にするように育てるといいでしょう。猫もストレスを感じることが少なくなると思います。
猫はマイペースで単独行動を好み、人見知りが激しいと言われますが、子猫の時にいろいろな経験をしていれば、人見知りをあまりしない社交的な猫に育てることもできます。逆に子猫の時に刺激の少ない環境で育つと成猫になってからはいろいろなものを受け入れにくくなります。苦手なものも多くなり、不安感や恐怖心を感じることが多くなります。そのために攻撃的な猫になってしまうこともあります。
子猫の時に、いろいろな経験をすると成猫になってもいろんなことに柔軟に対応できると思われます。さまざまな環境に接することで、他の猫や犬、家族以外の人などと過ごし、付き合い方を学ぶことができます。家以外の場所にも連れて行くといいでしょう。家の中にはない外の音は猫にとってはとても刺激的です。家以外の音やにおいなどいろいろと学ぶことができます。
いろいろな経験をさせたほうがいいのですが、子猫に無理を強いたり、怖がらせたりするのは逆効果になります。怖い経験をしたということが残ってしまいます。猫にとってよい経験、楽しい経験をたくさんさせることが大切です。
最後に…
猫に嫌われないようにするには、単に猫の嫌がることをしないということです。
猫と目を合わせることはやめてください。猫の世界では目を互いに合わすということはケンカにつながります。人は目を合わせて心を開いてほしいという気持ちがあるかもしれませんが、全く逆ですので注意してください。もし、目が合った時はゆっくりと瞬きをするといいでしょう。ゆっくりと瞬きする行為は猫にとっては愛情表現のサインです。猫に敵ではないということを伝えることができます。
猫は自分のペースを乱されることをとても嫌うので、焦らずに時間をかけて慣らしていくことが大切です。
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