昔の猫は?

猫の先祖はリビアの砂漠にいたリビアヤマネコが起源といわれています。猫は完全肉食の狩猟動物です。
雨が降った日は狩りができないことから、体を休ませることに努めていたともいわれています。他の動物も雨の日はあまり活発に活動をしないことが多いです。猫が雨の日に狩りに出たとしても成果が上がるとは思えません。猫は次の狩りに備えて寝て過ごすことをしていたと思われます。
空腹を起きて我慢するのは精神的に辛いです。そこで雨の日は寝て過ごすことで空腹感をやり過ごすのです。
昔の習性が今でも猫に受け継がれている為、雨の日はよく寝る猫が多いと思われます。
お天気で眠くなる?

猫は雨が降ったとき、人間と違い傘をさすことやカッパを着ることはありません。直接、雨で体が濡れてしまいます。猫は体が濡れることを嫌います。猫の先祖が生息していたリビアの砂漠では、昼と夜の寒暖差が激しいため、体が濡れた状態で夜を迎えると体が冷えてしまい命に関わります。
梅雨の時期は雨の日が多く、低気圧が日本列島を覆い、どんよりとした日が続きます。気圧が低くなると、人間も猫も体に影響が出てきます。圧力で締め付けられていた体が緩んで膨張します。それと同時に血管まで緩んで膨張します。低気圧のときは偏頭痛がひどいという人は血管が膨張して神経を圧迫することが原因といわれています。猫も同じく、低気圧の日はなんとなく体が重くてダルいと感じるようです。体が重たくダルいことから寝て過ごす猫が多いようです。
太陽の光を浴びると「メラトニン」というホルモンの分泌が止まって活発に動くことができます。雨の日は当然ながら太陽の光を浴びることがないので、「メラトニン」の分泌を止められず不活発になり、眠たくなることを維持できるということです。
雨の日に都合よく、眠たくなる猫はホルモンの関係にあるのかもしれません。狩猟動物としての猫は雨の日は眠たくなるように進化したのかもしれませんね。
猫の平均睡眠時間は?

猫は1日どれぐらいの時間寝るのでしょうか?猫の睡眠時間は平均して12時間~14時間ぐらいといわれています。大体1日の半分以上は寝ていることになります。子猫の場合は20時間ほど寝ているそうです。人間に比べると倍以上寝ていることになります。
猫の睡眠時間が長い理由は、無駄なエネルギーを使わないように温存しているからのようです。猫は昔、狩猟動物なので休むことも大切な行動の1つなのです。
野良猫の雨宿り
家の中で過ごしている猫は、雨の日に体が濡れることなく過ごすことができます。野良猫は家がないため、体が濡れてとてもかわいそうな状態になっているかもしれません。雨の日に野良猫は一体どうやって過ごしているのでしょうか?
猫には縄張りがあります。他の猫と鉢合わせにならないように自分の雨宿りの場所を探さなせればなりません。




野良猫は自然の厳しい中で過ごしています。家の中で飼っている猫には想像もつかないと思います。野良猫は野良猫なりに、雨の日は体が濡れないように猫自身で工夫をして生きています。野良猫は気楽に過ごしているといったイメージがあるかもしれませんが、野良猫は必死で生きています。
最後に…
猫は雨の日はよく寝るということがわかりました。家の中で過ごしている猫もよく寝ています。雨の日はつまらない、退屈だから寝ているのかと思っていましたが、きちんとした理由があることがわかりました。私は雨の日に猫とよく遊んでいました。飼い主の勝手な思い込みで退屈しているから遊ぼうという感じで猫と遊んでいましたが、猫にとっては体力を温存している状態だったのですね。
でも、雨の日が続くと運動不足になりがちになるので、これからはちょくちょくと猫と遊ぼうを思います。猫を飼っている飼い主さんも運動不足にならない程度に遊ぶといいと思いますよ。
野良猫が過ごす厳しい環境には、とても胸が痛くなりました。こういった野良猫が少しでも減るように新しい飼い主さんの所で、ゆっくりと過ごしてもらいたいと願うばかりです。

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