愛猫が亡くなってしまったら

まずは泣きたいだけ泣いてください。そして自身を落ち着かせましょう。
声を出して泣くと多少すっきりして落ち着きを取り戻せます。
悲しい、寂しい気持ちがなくなるわけではないですが、我慢するよりも心がずっと楽になります。
少し落ち着いてきたら、目を閉じてあげたり体を軽く拭いてあげたりしてあげてください。
そしてペットシーツや新聞紙などの上に一時的に寝かせてあげましょう。
これは、亡くなった後に尿などが出てしまうことがあるので、念のためです。
お見送りまでの過ごし方
その後、亡骸を納めてあげる準備をします。

必要なものは、亡骸を納める箱・ペットシーツ又は新聞紙・タオルや毛布・好物(フードやおやつ)・(あれば)お気に入りのおもちゃ・お花・保冷剤などです。
亡骸を納める箱は我が家の場合、大抵は家にあった段ボール箱などを使います。
「え!大事な愛猫を入れるのに段ボール箱?!」と思う方も多いかもしれませんが、あらかじめ亡骸を納める箱を準備しておくことが気持ち的に進まない場合や、急に亡くなり準備が間に合わない場合があるため、手軽に手に入る段ボール箱はとても便利です。
100円ショップなどで綺麗な箱を買っておくこともできますが、それをしてしまうと亡くなることを待っているようで…病気などである程度覚悟ができている場合には準備しておいてもいいと思います。
また、多頭飼いなどで他の子がいる場合、蓋は必須です。みんなが見に来て臭いを嗅いだりするだけならいいのですが、目を離したときに何かいたずらなどされると嫌ですよね。
次に準備した箱にペットシーツか新聞紙を敷き、更にタオルや毛布などを敷いてあげます。
お気に入りのものがあった場合は、それでくるんであげるといいと思います。
暑い時期や暖房の効いた暖かい部屋などに安置する場合は、ところどころに保冷剤など入れてあげるといいです。
腐ってしまうこともあるため、出来るだけ涼しい場所においてあげることをお勧めします。
そして早めに箱にいれてあげてください。
というのも、悲しいことですが時間が経つと硬直がはじまり、箱に入れにくくなってしまうのです。
箱に入れてしまうのは気持ち的にはとても辛く、ずっと外で見ていてあげたい気分だとは思いますが、硬くなった体を無理に箱や袋に入れるほうが私は悲しかったので…

箱に入れてあげたら、好物だったフードやおやつを準備してあげてください。
ほんの一口程度で大丈夫です。人のときと同じように、短い時間でいいと思います。
おやつも同じで、気持ち程度を入れてあげてもいいし、そうでなければ外に置いてあげましょう。
お花があればお供えしてあげ、必要と思えばお線香をあげてもいいでしょう。
あくまで気持ちだと思うので、これをしなければいけないとかしちゃダメとか難しく考える必要はないと思います。
安置の準備が終わったら
ここまで終わるころには気持ちもだいぶ落ち着いてきて、愛猫の死を徐々に受け入れられる状態になってきているはずです。
もちろん、まだまだ心は回復していないですしムリに受け入れる必要はありません。
楽しかったこと、怒ったことなどいろんなことを思い出して、亡くなってしまった子を偲んであげてください。
亡骸が近くにあるうちはどうしても悲しさや寂しさを強く感じてしまいます。
そういった心の問題や亡骸の状態を考えても、できるだけすばやく、次のステップへ進んだほうがいいと思います。

ライター/べりっち


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