『猫界の王様』チンチラの特徴

品種ではペルシャ猫と分類されています。チンチラはぺルシャ猫を元に人工交配で産まれた猫で、ペルシャ猫の毛色の一種です。
特徴であるつぶれた鼻と大きな瞳、ふわふわの長毛はとても気高い存在に思えます。物静かで穏やかな性格だと言われていますが、ツンデレなー面も…。
人工交配で産まれたチンチラは、その種を残すために濃い血を待った子同士で交配させることがあるそうです。そのためか、身体が弱い子や身体が小さい子、気の強い子が産まれることがあります。普段は物静かで大人しいですが、突然活発になることも。
長い時間を掛けて築いてきた絆は大切にするようで、ずっと一緒にいる飼い主さんには気を許して甘えてきてくれます。抱っこや触わられることが苦手な子が多いので、ツンデレ好きな方にぴったりだと思いますよ。まさに気まぐれ猫の代表格です。
体格はどっしりとしていて骨太さんなので、たくさん遊ぶのは苦手です。たくさん遊んであげた後は、たくさんの休憩が必要になってくるので、ほどほどにしてあげてくださいね。
チンチラは、室内飼いの猫です。特徴としてはらあまり臭いが気にならないこと。ほとんど体臭などはなく、マンションなどでも飼いやすいと人気です。
ロシアンブルーはほとんど鳴かないボイスレスキャットと言われていますが、チンチラも同じくボイスレスキャットで鳴き声をあまり挙げないのもマンションなどで暮らす人に人気の理由のひとつだと思います。
チンチラの毛色って?黒いチンチラはいるの?

チンチラの毛並みはシルバーやゴ—ルドが主です。ペルシャ猫のシルバーやゴールドがこれに当たります。毛先に黒色が混ざっている子もいて、それだけでとてもゴージャスですよね。
チンチラが好きな方は、そのシルバーの毛色に魅了されて多頭飼いをされているようです。
チンチラの起源は1880年代のイギリス、ペルシャ猫の毛並みの色を増やそうと交配して産まれたと言われています。スモークとシルバータビーという毛色のペルシャ猫が交配されて産まれたチンチラには、背中とわき腹、しっぽと頭に少しだけ黒が入ります。これがスモークと呼ばれる毛色。

縞模様を持っているのがシルバータビーという毛色です。瞳が綺麗なグリーンをしているのも特徴です。

黒いチンチラもいるようですが、あまり数は多くありません。日に当たると赤茶けた美しい毛色を見せてくれる黒いチンチラは、とても貴重な存在かもしれませんね。
チンチラを飼う時に注意すべきこと!
長毛種は、季節に関わらず毛が抜けます。冬はそこまで気になりませんが、夏はとても抜けてしまうので黒い服は避けた方がいいと思います。我が家にも長毛種が1匹いるのでわかるのですが、夏場は毛を取るいわゆるコロコロが手放せません。黒系統のお洋服は出来る限り避けてくださいね。

少しでも毛が抜けないようにするために毎日のブラッシングは欠かせませんし、シャンプーなども効果的です。カットする飼い主さんいるようですが、ライオンのようにカットするのは、あまりオススメ出来ません。毛づくろいで自分の毛を大量に飲み込んでしまって『毛球症』という病気になってしまうこともあるので、ここはとても注意が必要です。
また、チンチラは他の猫と比べて鼻が低く、涙が出やすいので涙ヤケには要注意です。頻繁に涙を拭いてあげてくださいね。
チンチラは自分というものをしっかり持っている猫。そんな女王様気質がチンチラの最大の魅力だと思います。ふわふわな気品のあるチンチラ、その存在は多くの人を魅了し続けています。


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