子ネコの受け入れ方法

まず家族の一員になる子ネコの受け入れ方法を見てみましょう。パターンとしては、ペットショップ、ブリーダー、動物愛護センター、動物病院、近所の人や知人から譲ってもらうというものが考えられます。血統書つきの子ネコや暮らしてみたいと思う猫種があらかじめ決まっているのであれば、ペットショップないしはブリーダーからということになります。ここらから受け入れる場合は、すでに生後2~3ヶ月ほど経って親元から離れてもよい時期になっており、ワクチンその他も接種済みで健康状態としては合格点をあげられる子ネコであることが多いです。
一般的に値段は高いですが、暮らしてみたい子ネコについて専門的なアドバイスも受けられますし、病気にかかっても補償してもらえるなどのメリットがあります。
どのネコにするか決めておらず、お金もかけたくないというのであれば動物愛護センターや近隣の人や知人などから受けいれるというパターンになります。元手がかからない分、子ネコの健康状態などはペットオーナー様がきちんとチェック・管理する必要があります。
この場合も、できれば生後2~3ヶ月たった子ネコを受け入れるようにしましょう。この時期は授乳期にあたります。ネコの性格も決まる時期ですし、母親から授乳されることによって幼少期にかかりやすい感染症などを防ぐ事ができるからです。
では一緒に暮らす子ネコが決まったら健康状態はどこをチェックしたらよいか紹介します。
子ネコの健康チェックガイド
まず子ネコの体の各部位を事細やかにチェックしましょう。獣医でなくとも、外見ならペットオーナー様でもチェックできます。

まずは、目。目には輝きがあり、目ヤニなどがないというのがポイントです。瞳の色はネコにより、様々なのでその点はご安心ください。もし、目ヤニなどが見られたら、結膜炎の可能性があります。
続いて鼻。ネコの鼻先は湿っているのが通常です。そして鼻先がピンク色である事も特徴です。鼻水などで汚れていないか確認しましょう。鼻水が良く見られたら、その際は鼻炎の疑いがあります。
次に口。口の中はキレイなピンクであるとよいです。そして歯もキレイで、口臭もないことがポイントです。人間と違い、ネコは歯磨きができません。なので、歯槽膿漏などには常に気をつけたいものです。
次は耳。耳の中が黒く汚れていたり、頻繁に耳をかゆそうにしたら「耳ダニ」という寄生虫が子ネコの耳の中にいる恐れがあります。その際は動物病院に行き、その虫の駆除が必要です。
被毛も重要です。毛艶がよく、脱毛する量が少ないのが子ネコでは普通です。
その他にも子ネコの年齢により体重も適正な範囲内であるか確認します。やせていてはもちろんだめですが、太っていると病気の元になってしまいますので、適正値というものに気を配る必要があります。
食欲もチェックしましょう。食事量はネコにもよりますが、あまり食欲がないのはなんらかの病気が隠れている可能性が高いです。
ネコの鳴くパターンも気にかけたいところです。子ネコは甘えて比較的良く鳴きますが、あまりに頻繁に鳴くというケースは病気のサインかもしれません。特に悲しそうに鳴いたら要注意です。
後は粗相の様子も確認しておきましょう。ネコのお小水は結構キツイ臭いがします。血が混じっているようなら泌尿器に問題があるかもしれません。大便も同様です。通常は濃い茶色ですが、それが黒すぎたり赤かったりしたら注意してください。

以上、外見からチェックできることを紹介しましたが、内蔵疾患は外見から分からず、獣医師でないと把握できません。定期的な健康診断をぜひ受けましょう!
ネコの健康チェック欠かさないでくださいね!