猫に歯磨きは本当に必要!?

じつは猫は口の中のばい菌によって歯が溶かされてしまう、いわゆる「虫歯」にはほとんどなりません。猫の口の中で一番問題なのは、たまった歯垢が引き起こす「歯周病」。歯周病によって、口臭がキツくなったり歯が抜けてしまったり、さらに痛みによってご飯やおやつを食べなくなってしまったりと、猫ちゃんの不調の大きな原因となってしまう事があるのです。
歯垢がたまりやすい猫の歯
「猫の歯」というと鋭い「犬歯(尖った歯)」を思い出しますが、他にもさまざまな形の歯が生えています。「門歯」と呼ばれる前歯は犬歯の間にごく小さな歯が並んでいます。そして「奥歯」は鋭いギザギザ状になっていて、これは肉や魚など食べ物を食いちぎるためにギザギザな形をしているのです。この複雑な形をした奥歯に一番歯垢がたまりやすく、歯周病にかかりやすいと言われています。
3歳を過ぎたら歯と歯茎をチェック!

猫は生後3か月頃から乳歯が抜けて歯が生え変わりますが、離乳後普通のフードを食べ始めた時からすでに歯周病の恐れが出てきていると言っても過言ではありません。野生の肉食獣は捕えた獲物の肉や筋をよく噛む事によって歯垢が落とされ、それが歯磨きの代用となるのですが、柔らかいウェットフードや小さく粒状に加工されたドライフードやおやつでは、歯垢が落とされる事はなくたまっていく一方。飼い猫は野生の動物よりもずっと歯周病のリスクが高いのです。
猫の歯磨き、気を付けるべき点は?
じつは獣医さんから推奨されているのは、猫も一日に一回歯磨きをする事。歯磨きと言えばやはり歯ブラシでゴシゴシするイメージですが、必ず猫専用の歯ブラシを使いましょう。人間用の歯ブラシは大きすぎたりブラシが固すぎたりと、かえって猫の歯にとっては危険!また、歯磨き粉も猫が飲み込んでも大丈夫なペット専用の歯磨き剤を使用するのを忘れずに。
歯ブラシが苦手な猫ちゃんには…
とはいえ、いきなり歯磨きや歯ブラシに慣れてくれる猫ちゃんはなかなかいません。そんな時はまずガーゼに歯磨き剤を染み込ませてふき取る方法から始めるのもよいでしょう。歯磨き用のシートなども市販されているので、歯ブラシが苦手な猫ちゃんはまず歯垢をふき取る事から試してみるといいでしょう。また口内環境を整える乳酸菌や酵素を使用したペーストは、猫の歯茎に塗ったりなめさせるだけで効果が期待できるので、どうしても歯磨きが難しい猫ちゃんにはそちらの方がストレスは少なくて済みそうです。
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毎日続けられるようにお口に垂らすだけで簡単にケアできます。初めてや、歯石を取ったあと始めるデンタルケアにおススメの商品です。

おやつを食べるだけで歯磨きできる!
毎日の歯磨きが大切なのはわかっているけど、猫ちゃんが嫌がってしまったり、なかなかうまくできなかったり…またたくさん猫ちゃんがいる場合は飼い主さんもなかなか大変です。そんな時は歯磨き効果のあるおやつを使ってのお口のケアという手もあります。
◆猫用グリニーズ 歯磨き専用スナック
「猫用グリニーズ 歯磨き専用スナック」は、猫の口内環境ケアのためにつくられた形状と硬さで、カリカリと粒を噛む事で歯垢を除去。全6種のフレーバーでいろいろな味を楽しめます。自然素材を使用しているので猫ちゃんにも安心して食べてもらえそうです。
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主原料は全て自然素材の猫用歯みがきスナック。歯みがきが難しいとされる猫にもおいしく歯みがき。

◆歯みがきおやつ PETKISS FOR CATシリーズ
PETKISS FOR CATシリーズの歯みがきおやつは、猫ちゃんの大好きなフレーバーの中に配合された「ブラッシングスクラブ」が歯と歯の隙間にたまった歯垢を除去します。歯石の沈着を防ぐピロリン酸ナトリウムや抗菌作用のあるポリリジンも配合して口臭も防ぐ効果が!おいしく食べながら清潔できれいな歯を守ります。
今や猫も高齢化の時代。健康な歯を残すために大切なのはやはり歯磨きをはじめとしたお口のケアです。猫にも歯磨きが当たり前になってきている今、猫の歯磨きグッズにも様々なアイテムが出てきています。まだ歯磨きに馴れない猫ちゃんには、まずおやつからお口のケアを始めてみるのもいいかもしれませんね。
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