伝説

マンクスは猫種のなかで、唯一尾のない猫ちゃんです。
マンクスは、イギリスにあるマン島原産で、大昔には尾があったといわれています。
でななぜマンクスに尾がなくなってしまったのか・・・
それにはたくさんの伝説があります。
- 大昔、マン島に猫を連れてきたアイルランド人が猫の尻尾を帽子の飾りにしてしまった。
- スペインの一隻のアルダ艦隊から尾のない猫が逃げ出し、泳いでマン島にたどり着いた。
- 大洪水の際、方舟にこの猫が乗り込んだ時にノアが閉めた戸に尾が挟まって切れてしまった。

などの興味深い伝説がマンクスにはあるのです。
人間に出会うずっと前からマン島にいる猫には尾がありませんでした。
いろいろな伝説があるマンクスですが実際のところは、遠い昔に突然変異によってできた優性遺伝子の働きにより尾がなくなったようです。
可愛い愛称“バニー・キャット”

マンクスの特徴は尾のほかに丸い体も特徴の一つです。
特に“頭・胸・お尻”が丸く、頑丈な印象を与えるのが特徴です。
前肢よりも後肢がやや長く、歩き方がピョンピョンと跳ねるように歩くため、“バニー・キャット”という可愛い愛称を持っています。
可愛いボディーの特徴
マンクスの被毛は短くて柔らかなダブルコートです。
マンクスは尾がまったくないというイメージですが、実は尾のあるマンクスが生まれる場合があるのです。
尾のないマンクスを“ランピー”、尾のあるマンクスを“スタンピー”と呼びます。
マンクスの体型はコビー・タイプの典型です。
短くつまった胴は、筋肉もよく発達していて、骨格もがっしりしています。
丸い頭部には丸くて大きな目が離れてついています。
キムリック

キムリックは、マンクスの長毛タイプです。
1960年代にマンクスの両親から生まれました。
過去に行った異種交配で長毛の劣性遺伝子がマンクスにまぎれ込んでいたため、長毛タイプが現れたと考えられます。
タフトのついた耳やセミ・ロングの被毛のほかは、マンクスそっくりの体型で尾ももちろんありません。
キムリックはマンクス以上に珍しい種類です。
キムリックとはウェールズ語でウェールズを意味する“クムリー”から出来ているようです。
マンクスとキムリックの性格
マンクスもキムリックも毛の長さが違いますが、性質は比較的似ています。
用心深く、引っ込み思案ですが、ひとりの主人に忠実になつきとてもやさしい性格です。
マンクス、キムリックは賢く、しつけのしやすい猫種です。
デリケートな種類なので、尾があるべき場所には触れないようにしましょう。
ハンター

控えめな性格ですが、その反面木登りが得意な生まれつきのハンターです。
また、水浴びも大好きです。
まとめ
猫の種類の中でも比較的珍しいマンクスとキムリックはいかがでしたでしょうか。
私もまだこの種類には出会えていないです。
丸いフォルムが魅力的なマンクス、キムリック。
一度は会ってみたいものです。
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