歴史のあるアルゴンキンホテル(The Algonquin Hotel)には、1930年に野良猫が出入りをはじめ以来、ずっと猫ちゃんがいます。猫ちゃんがいることは半世紀以上の伝統になり、たくさんの猫ちゃんの管理人がアルゴンキンホテルのロビーでお客さんをむかえ入れてきました。
その猫ちゃんたちの名前は代々、男の子だとハーメット、女の子だとマチルダと呼ばれてきました。こちらのふわふわのラグドールは3代目のマチルダになります。
マチルダは誰かに捨てられ、ニューヨーク州ポートワシントンの救助団体「ノースショアー連盟(North Shore Animal League)」の外に置かれた箱に入っていたところを保護されました。2010年から彼女はアルゴンキンホテルに住みはじめ、猫の管理人としてホテルでのお仕事を始めたといいます。
マチルダが懸命に仕事に取り組んでいる様子をちょっとご紹介します。
フロントでマチルダはホテルのゲストを迎え入れます。もちろんフロントだけではなく、フロントの裏側でも働いていますよ!
マチルダは「接客担当のふわふわダイレクター」としての名称が与えられ、名刺まで持っていました。
マチルダはお気に位入りのベルカートに座って時間を過ごし、フロントデスクでゲストを迎えることが大好き。
「ここでチェックインできますよ。何かお手伝いしましょうか?」といっています。
コピーだってお手伝いしちゃいます!(ってコピーされている方なんですね。)
こちらは毛のお手入れをしながらも管理人業務を務めているところです。
彼女は時折ロビーで気持ちよさそうに昼寝をしたり、様々な活動やお祝いパーティーを監督します。
消耗品の点検や、整理されているかどうも確認します。決してイタズラしてるわけではないですよ!
気持ち良さそうに寄り添いゴロゴロと喉を鳴らし、スタッフを監視しながら彼らの質問に答えます。
マチルダのお気に位入りの椅子でちょっと休憩。
昼寝も彼女の好きな仕事の一つです。
マチルダは現在11歳となり、彼女は7年間ホテルを支えました。ホテルの管理人として指名されて以来たくさんのお客さんに笑顔をもたらしたマチルダは、ホテルの管理人を引退することになり、今後は職員さんのお家でゆっくり過ごす予定です。
マチルダは10年近くもホテルで一生懸命働いたことを誇りに思っているといいます。
そして現在ホテルには後継者の猫ちゃんが来ています。男の子なのでハーメットくんです。
ハーメットは食べ物を探し求めていたところをューヨークの保護団体Bideaweeに発見されました。Bideaweeに在籍している間、小さいハーメットはとても社交的で彼の周辺にいる人には誰にでもすり寄り、ラップトップや、キーボード、携帯電話、肩などどこでも、くつろいでいたといいます。
保護団体のスタッフによると、彼はとても人懐こく遊び心がある性格なので、新しいホテルでの仕事にむいているだろうとのこと。
ハーメットくんもまた、引退したマチルダのように、ホテルに訪れたたくさんの人々を癒してくれるでしょう。
<参考サイト>
lovemeow.com
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