ドライタイプとウエットタイプどちらがよいの?
キャットフードは、ドライタイプとウエットタイプの2種類があります。どちらのほうがよいのでしょうか?
どちらにもメリット、デメリットがあり、工夫して猫ちゃんに与える必要があります。

ドライタイプの場合、歯石予防になったり、保存がしやすいというメリットがありますが、ドライという名の通り、水分が10%前後しか含まれていなかったり、尿路結石の原因になってしまう恐れもあります。
一方のウエットタイプの場合は水分不足になる心配はありませんが、ドライタイプと比べると値段が高くなってしまうといった点がデメリットでしょう。
ドライタイプとウエットタイプ、どちらがよいのか、飼い主さんの悩みの種になってしまうところだと思いますが、私は次のような使い方を推奨したいと思います。基本的には、ドライフード、月に数回はウェットタイプ。その理由としては、ウエットタイプのキャットフードと比べた場合、全体的な栄養バランスが優れているといえるからです。
実は、猫ちゃんの体は、私達人間の5倍ものタンパク質が必要ということが判明しています。タンパク質を補うためには、安価なドライタイプだけではなく、ウエットタイプのキャットフードも併用するようにしましょう。
猫草って食べさせないとダメ?
猫草とは、エン麦と呼ばれるイネ科の植物です。猫の大好物であり、猫草を食べることにより、毛玉がはきやすくなります。それでは、猫草を食べさせないと健康上の問題が発生してしまうのでしょうか?答えは、NOです。
つまり、毛玉をはかない猫には、猫草を食べさせる必要はないということになります。それでは、何故猫ちゃんは好んで猫草を食べるのでしょうか?大きく分けて5つの理由があると考えられています。

▽嗜好品として
▽胃の中にたまってしまった毛玉を吐き出すため
▽葉酸などの不足している栄養素を補うため
▽胃腸の体調を整えるため(食物繊維を摂取することで、消化不良を起こさないようにしているという見方もあります)
▽ストレス解消のため
このような理由で、猫ちゃんは、猫草を好んで食べていると考えられています。ただし、人間にも食べ物の好みがあると同様に、猫草を好まない猫ちゃんもいるので、ご自宅の猫ちゃんの様子を確認しながら猫草を与えるようにしましょう。
猫ちゃんに絶対、食べさせてはいけないものってあるの?
人間にとっては、無害でも猫ちゃんに与えてしまうと、危険な食べ物というものもあります。場合によっては命に関わる危険性も出てくるので、以下の食べ物は絶対に与えないで下さい。
※危険度 小

・生の豚肉
寄生虫のトキソプラズマが潜んでいる可能性があります。
・イカとタコ
消化不良を起こしやすくなってしまいます。
・青魚
猫といえば魚のイメージですが、青魚を長期間食べ過ぎてしまうと、下腹部のしこり、奇妙な歩き方をするといった、黄色脂肪症といった病気になってしまいます。
また、ケーキやハンバーガーのような、私達人間の食べ物を与えてしまうと、糖分・塩分の摂りすぎで病気になりやすいので与えるのはやめましょう。
※危険度 中

・スルメ
胃の中で膨張してしまうため、胃腸障害を起こしてしまうことがあります。
・トマト
葉や茎に含まれるナルコチンという成分が皮膚のかぶれを引き起こしてしまいます。
・ブドウ/レーズン
肝臓病になってしまう可能性が出てきてしまいます。
※危険度 大

・ネギ類
ネギやたまねぎを与えてしまうと、猫ちゃんの赤血球を破壊してしまいます。
・人間用の薬、サプリメント
猫ちゃんが口に入れてしまうと、危険なものもあります。引き出しなど、猫の手が届かないところに収納しておきましょう。
・チョコレート
カカオの含有率が高いほど、中毒性が高くなってしまいます。
・ユリ科の植物
ユリ科は、猫にとって大敵です。少量を口にしただけでも死に至ることもあります。猫ちゃんがいる部屋にチューリップ、スズラン、ヒヤシンスなどのユリ科の花を置かないようにしましょう。
・アジサイ
下痢、嘔吐のほか、けいれんや麻痺の原因にもなってしまいます。
・アルコール類
猫ちゃんによっては、わずかな量を摂取しただけでも、命を落としてしまうことがあります。
今回は、猫を飼う際に気をつけておきたい食事について取り上げました。今回取り上げたことに注意して、猫ちゃんとの楽しい生活を送りましょう。
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