子犬と親友の猫との2度の別れを経験した母犬。落ち込む彼女を救ったのはキュートな「子猫たち」だった!

2018.06.08

子犬と親友の猫との2度の別れを経験した母犬。落ち込む彼女を救ったのはキュートな「子猫たち」だった!

お腹に赤ちゃんを抱えたまま路上を彷徨っていた捨て犬、ズーカ。幸い彼女は救助され、元気な子犬たちを産みました。その後、なかなか新たな家族に巡り合うことがなかったズーカですが、ついにある女性に選ばれることに。新たな家に移り住んだズーカは、そこで一匹の猫ちゃんと大親友になります。しかしそれも束の間、ズーカと猫ちゃんは死別することに…。親友との別れをキッカケに何匹もの子猫たちの世話を始めた、母性溢れる救助犬のストーリーです。

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母犬ズーカと子犬たちとの別れ

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お腹に赤ちゃんを抱えたまま路上を彷徨っていた捨て犬「ズーカ」
アニマルコントロールの隊員がズーカを道端で救助した時、彼女は妊娠末期という大きなお腹をかかえていました。

幸いにも、彼女はその後一時的な里親の家にて元気な子犬たちを出産。母性豊かなズーカは、自分の子犬達だけでなく他の子犬たちの世話をもするようになります。

そしてその後子犬たちは離乳。彼らは次々と新しい家族に引き取られていきました。

しかし、ズーカだけなかなか新しい貰い手が見つかりません。そうして5ヶ月が過ぎていったのです。


ズーカも新しい家族の元へ

ある日、ロンダという女性がたまたまオンラインにてズーカの存在を知ることに。彼女は一目でズーカのことが気に入りました。

「ズーカを初めて見た時のことを覚えてるわ。他の犬達は小屋の中で暴れているのに対し、彼女だけは静かに座ってこっちを見ながら尻尾を振っていたの。知らずに涙が込み上げてた。この瞬間わかったのよ、私がこの子と出会う運命だったんだってことが。」

その後、ロンダさん宅で生活をするようになったズーカ。その家には数匹猫が住んでおり、その中のストゥトとズーカは大の親友になります。

ところが、それも長くは続きませんでした。悲しいことに、ストゥトが死んでしまったのです。


親友だった猫との2度めの別れ

仲の良かった親友と離れ離れになってしまったズーカは、悲しみにくれ元気の無い日々を過ごすように。彼女を心配したロンダさんは、子猫を里子として一時的に引き取り育てるフォスターケアを始める事を決意しました。

そうして、2015年に最初の里子である子猫「モンキー」がロンダ家にやってきたのです。

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すると、その子猫を見てズーカの母性が再び開花!
ズーカはその日からモンキーのママになりました。

「最初は少し不安だったわ。だって、ズーカは体重20kgもあるピットブル。そんな彼女に体重500gの子猫を任せっきりにして大丈夫なのかと迷ったの。でも、そんな心配はいらなかった。ズーカはモンキーに対してとっても優しく穏やかに接してくれたわ。


100匹近くの子猫を育て上げたズーカ

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ズーカはモンキーだけでなく、他の子猫たちが顔に乗ったり噛んだりしても辛抱強く接していたそう。そしてご飯の後は、彼らの汚れた口元をキレイに舐めて掃除。

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母性の強いズーカは、なんと100匹近くの子猫の世話をしてきました。

ロンダさんによると、ズーカは子猫の性質に寄って接し方を変えるのだそう。野生の血が濃い子猫に対しては目を合わして刺激しないようにし、人懐っこい子猫には沢山のキスを与えるんだそうです。

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ロンダさん宅にて世話される子猫たちに与えられるのはズーカの母性だけではありません。
その後子猫達が、犬を持つ家庭に引き取られるチャンスを大きくするというお手伝いにも。実際ズーカとの姿を見て子猫を引き取る人達が多いそうです。

これからもズーカの母性、どんどん発揮していってほしいですね。

<参考サイト>
onegreenplanet



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yukoyosshi

yukoyosshi

昔から動物が大好きで、野生動物や自然が多いオーストラリアに留学。現在もオーストラリアにて生活を送っています。家では犬や猫やその他の動物も飼っていて、中でも12年も生きた柴犬のミミとはバディな関係でした。


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