外で助けを求めて鳴いていた小さな黒猫
野良猫だった「ジョーンズ」がジュリーさんに見つけられたのは、運命だったのでしょう。
家の外から聞こえる微かな鳴き声をたどっていき、見つけた1匹の猫ちゃん。彼は自転車の後ろに隠れ、近づこうとするジュリーさんから逃げようと、投げ矢のように玄関下を走り出しました。
これは一人では無理だと感じたジュリーさんは、夫のブライアンに援助を要請。
そうして無事保護された子猫の小さな体は、ノミで覆われていました。
犬を2匹飼っていたジュリーさん夫婦は当初、その野良猫を誰かに引き取って育ててもらおうと考えていました。残念ながら、愛犬たちがその猫の存在を気に入らなかったからです。
しかし、子猫の方は全く違う考えを持っていた様子。彼はその自分の計画を実行するかのように徐々に犬達に近づくと、自分はこの家族の一員だと主張するようになっていきました。
そんな彼の図々しい態度に驚きを感じる犬達でしたが、ついには彼の存在を認めるように。
そうして、ジョーンズは正式にこの家の一員となったのでした。
ジョーンズには驚きの才能が！
無事家族の仲間入りを果たしたジョーンズ。そんな彼がジュリーさんを驚かせたのは、まるで犬みたいに芸に興味を示す姿。ジュリーさんが愛犬たちに芸を教えていると、いつもジョーンズは側にやってきてじっとその様子を観察するんです。
こんなに興味を示している彼に芸を教えない理由などありません。そうしてジュリーさんは、ジョーンズにも芸を教えるようになっていきました。
「いつも何か新しい芸を見せてあげると、ジョーンズはとても興味深い態度でじっと観察するんです。まるで一生懸命覚えようとしているかのように。そしていつもスグにその芸を習得するんですよ。本当に驚きです。」
ジョーンズがあまりにもどんどん芸を身につけていくので、ジュリーさんの方も教える芸がエスカレートしていきました。
最初は「お手」や「ターン」などのシンプルなものから始めたジュリーさん。それがついには、何と彼らだけの特別な「秘密のハンドシェイク」が出来上がったのです。
SNSで大きな話題に！
その後もどんどんと新しい芸を身につけていったジョーンズ。彼はご褒美のオヤツやジュリーさんの抱擁を楽しみにいつも芸を覚えるそうです。
そんな彼が芸をする姿を、ジュリーさんはソーシャルメディアに載せ始めました。するとジョーンズはあっという間に大人気に！
彼が犬みたいに颯爽と芸をする姿は、多くの人に驚きをもたらしていったのです。中には、ジョーンズのように芸に興味を持つ猫を飼っている人達も。
ジョーンズは「犬ができれば僕もできる」といったモットーを持っている様子。自分を犬みたいに思っているのか、犬の散歩にも一緒に出掛けるそうです。
これからもワンちゃん達と一緒にどんどんと芸を覚えていってほしいですね。
＜参考サイト＞
lovemeow.com
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