103回目の誕生日を迎えたリリーさん。彼女は、当日笑顔を絶やすことはありませんでした。それもそのはず、だって彼女はその日長年の夢だったものを手に入れることができたんですから。
リリーさんの心を温めてくれたもの、それは、9歳の成猫マーリーとの出会いでした。
ユタ州にある老人ホームにて生活をしているリリーさん。彼女は昔から動物が大好きで、常に動物との触れ合いを大切にしてきました。

そんな彼女がペットとして可愛がっていた愛猫「サミー」が死んでしまったのは2年前のこと。リリーさんはそれ以来、心に穴がポッカリ空いてしまったような気でいたと言います。
そして彼女の103歳の誕生日が近づいた頃、スタッフが彼女にこんな質問をしました。
「リリーさん、誕生日に欲しいものは何ですか?」
それを聞いた彼女の答えは「猫」。リリーさんはまた猫との生活をしたいと願っていたのです。
老人ホームで務めるデビーさんは、St George Animal Shelterという動物保護施設で働く弟にリリーさんのことを相談。その後施設に連絡し、103歳のリリーさんが引き取ることのできる猫は居ないか尋ねました。
そしてその答えは、皆を笑顔にするものだったのです。
「もちろんです、と即答しました。私の頭にスグに浮かんだのがマーリー。彼女は大人しくて静かな家に慣れているし、とにかく甘えたがりな可愛い猫ちゃん。だから、彼女はリリーさんにはピッタリだと思いました。」
丁度6週間前に施設にやってきたというマーリー。まるで運命の出会いであるかのように、マーリーはリリーさんの103回目の誕生会へとやってきました。

マーリーを初めて見た時、顔に満面の笑顔を広げながら胸に抱き寄せたリリーさん。彼女達は、出会った瞬間からお互いに引き寄せられているようでした。

彼女達の出会いは、本人達だけでなく、周囲の人々をも笑顔にしたのです。
その後誕生日会が続く中、スタッフがマーリーをリリーさんの部屋に慣れさせるよう連れて行きましたが、その間もリリーさんはマーリーに会いたいと言い続けたそう。

「リリーさんの誕生日会は、本当に涙なしでは居られない素晴らしいものでした。リリーさんにとって素敵な誕生日だったことは言うまでもなく、マーリーにとっても最高の日だったに違いありません。」

リリーさんに預けられたマーリーはこれからも、リリーさんや彼女の家族達により長年にわたり愛されていくことでしょう。周囲の人たちの愛ある行動やリリーさんの熱い思いがこの出会いを実現させてくれたんですね。
<参考サイト>
lovemeow.com
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