
ここでいきなりですが、うちの猫の話を聞いて下さい。
我が家の猫、ごまくんは、友人の家の庭で産まれました。
おそらくノラ猫だったごまくんの母猫の姿はなく、まだ目も開いていない子猫が五匹、弱々しく泣いていたそうです。
それを見た動物好きの友人がその五匹を保護して、そのうちの一匹を我が家で引き取ることにしたのです。
初めて子猫を見に行ったとき、とても不思議だなあと思いました。
それは、五匹はおそらく兄弟であるのにみんな毛色がバラバラだったのです。
ごまくんは白の中に黒のブチがあり、顔は八割れで何故か鼻周りにも大きな黒いブチがあり、とてもぶちゃい…いや、ユニークな?顔をしています。笑
ほかの兄弟はというと、黒、三毛、キジが二匹とほんとに兄弟?!と言いたくなるほどバラバラでした。
一体お母さんやお父さんはどんな毛色なんだろうと思わずにはいられません。
毛色の種類

猫ちゃんの毛色は、多い気はしますが、一体何種類あるのでしょう?
もともと、野生の猫は全てキジトラ柄だったそうです。
しかし今や、毛色、毛の長さ、など多種多様で、その数は無限大だそうです。
何とも驚きです。
よく聞く毛色を考えただけでも、
白、黒、グレー、サビ、茶トラ、キジトラ、サバトラ、クリーム、白黒、三毛、…
とすごい数です。
さらに、呼び方もさまざまです。
ごまくんと同じ白黒でも、「シロクロトビ(白がメインで少し黒がある)」や「ハチワレ(頭の中心から毛色が八の字状に分かれている)」などいろいろな呼び方があります。
黒と思っていても、光に当ててみてみると実はうっすら縞模様があったり、黒に近いグレーということもあるそうです。
まさに十匹十色!
どうやって決まるの?

では猫ちゃんの毛色はどうやって決まるのでしょう。
猫ちゃんの毛色はとても複雑な遺伝子の組み合わせで決まります。
毛色に関する9個の遺伝子と、毛の長さに関する1個の遺伝子で決定します。
毛色の遺伝子の一部を紹介すると
・白色の遺伝子(全体を白一色にする)
・茶色の遺伝子(茶色が発現する)
・アグーチの遺伝子(一本の毛の先端と根元が黒くなる)
・タビーの遺伝子(しま模様の種類を決める)
…
などがあります。
これらの遺伝子に優勢、劣勢が加わり、さらに複雑になり、それで毛色が決定するのです。
例えば、毛を真っ白にするWという遺伝子は優勢ですが、劣勢遺伝子として他の色や模様を、さらにその親猫から受け継ぎ持っていることがあるので、真っ白な母猫からいろいろな柄の子猫が生まれる可能性があります。
このように、親子や兄弟でも全く違う毛色になることは猫ちゃんでは珍しくないようです。
珍しい毛色

三毛猫のオスは珍しいと聞いた事はありませんか?
これは毛色を決める遺伝子と染色体の関係で起こります。
厳密に言うと、三毛猫のオスが珍しいというよりも、黒と茶色の二色を合わせもつオスが珍しいため、サビ柄と呼ばれる毛色のオスも珍しいそうです。
逆に、茶シロはメスに珍しいそうです。
おもしろいですね。
まとめ
今のごまくんの毛色は、親猫だけではなく、おじいちゃん猫やおばあちゃん猫などの遺伝子も関係あると考えると、毛色ってとても奥深いですね!
ごまくんのちょっと変わった顔の模様も、何だか愛おしく感じちゃいます!
みなさんもお家の猫ちゃんの毛色をじっくり観察してみてください。
新しい発見もあるかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
– おすすめ記事 –
・【マナー・作法】ペットオーナー様が知っておくべきマナー |
・やっぱりうちの子かわいい!写真を上手に撮る方法 |
・猫の毛色によって性格は違うの!? |
・猫の毛色と模様のあれやこれ |
あなたの猫ちゃんはどんな性格?毛色って猫ちゃんの性格に関係あるの!?猫ちゃんの毛の色について