仕草の例

ごはんを食べない
猫ちゃんは好き嫌いが激しい生き物です。それでも、いつも食べるフードを食べなくなっているとしたら、何かの病気にかかっているかも知れません。
大人の猫は、14時間以上食欲が無いようであれば、注意が必要です。(一歳未満の猫ちゃんは半日ほど)ごはんを食べずに水だけを飲んだり、または水を全く飲まなくなったりしていれば、胃の調子が悪い(胃炎)、または、寄生虫がいることもあります。

頭をよく振っている、ふらふらと歩く、歩き方がいつもと違う
頭を振る仕草のときは、耳を気にしている場合があるのです。耳がかゆかったり、耳に何か異物が入っていたりするかもしれません。かゆがっているときは、耳ダニがいる、または外耳炎にかかっている可能性があります。
歩き方がふらふらしていて、足をひきずったり、またはびっこをひいたりしているようであれば、事故などで怪我、脱臼、ねんざしているかも知れません。または神経の異常がある可能性もあります。
足や身体を触ってみて、痛がるかどうか観察しましょう。猫ちゃんが一つのところをよくなめていれば、その場所を怪我していないか確認してみましょう。
歩き方が全体的にふらふらしているときは、何か薬品のついたものをなめたことによる中毒や、神経からくる異常かもしれません。どの場合でも、獣医さんに早めに連れて行くことが大切です。
目をよくこすっている
目を前足でこすったり、壁などに何度もこすりつけたりする仕草をしていれば、目に、かゆみや痛みがあるのかも知れません。異物が入ったり、喧嘩で傷がついたり、または結膜炎などの病気の可能性もあります。
猫ちゃんが、いつもより目ヤニや涙が出すぎていないかなどを観察してあげましょう。
目の病気、怪我の場合は、最悪の場合失明してしまうこともありますので、異常な仕草を見つけたら、すぐに獣医さんに連れていってあげましょう。

身体をしきりになめる、掻く
猫ちゃんはよく、毛づくろいをしますが、普段よりも多く、体を掻いたりなめたりする仕草をするなら、注意が必要です。まず、その場所の皮膚を見てみましょう。ノミやダニの可能性が高いです。
皮膚の異常だけでなく、ほかに腫れているところがあったり、傷があったりして気にしているのかも知れません。皮膚に異常が見つけられなければ、猫ちゃんの精神的なストレスや、または内臓からくる病気のせいという事もあります。
猫ちゃんが異常に掻いたりなめたりし続ければ、皮膚がどんどん傷ついていくことにもなりますので、獣医さんに早めに連れて行きましょう。
ぐったりして動かない、うずくまっている
猫ちゃんはよくお昼寝をしたり、日向ぼっこをしたりして、動かないことも多いですね。猫ちゃんは、一日の三分の二は寝て過ごします。寝ているのでなく、呼んでも反応がなかったり、触ると痛がったりするようであれば、何か身体の調子が良くないという事です。
ぐったりしていれば、熱がある可能性があります。原因は、猫風邪や寄生虫などが考えられます。足の付け根や、頭(ひたい)などを触って、熱くなっていないか確認してみましょう。
うずくまっている時も、具合が悪い場合があります。ごはんを食べているか、どこか痛がっていないか、普段と違う仕草をしていないか観察します。また寒いと動かなくなるので、室温を確認してあげましょう。

何度も吐く
猫ちゃんは、毛づくろいやごはんの時に飲んでしまった毛を吐き出しますが、これは生理的なものです。でも、何度も吐いたり、吐いたものに血が混ざっていたりすれば、病気の可能性があります。食欲がなくなっていないか、下痢していないかなどを見てあげましょう。
激しく何度も吐くようであれば、胃腸炎や内臓の病気が考えられます。また、毛玉の飲み込みすぎや、異物(おもちゃなど)を飲み込んでしまって、吐きたいのに吐けなくなっていることもあります。
吐いた後の体調を観察して、異常があれば獣医さんに連れていきましょう。

どの仕草からも、猫ちゃんの体調を素人が判断することは危険です。
普段と違う仕草に気づいたら、早めに獣医さんに連れて行き、説明するときにしっかりと様子を伝えられるようにしましょう。

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