餌が嫌い!
猫の好みは、味はもちろん、餌の質(ドライかウェットか)、大きさ、匂い、温度など、様々なことに左右されます。猫にとって気になることであれば、たとえお腹が空いていても食べない原因になります。また、今まで食べていた餌を変えた時、好みのものでないために、食欲がなくなることもあります。
対策としては、まず餌を元に戻すことです。それでも食べなくなってしまった場合は、種類を変えるだけでなく、2種類を混ぜてみる、細かくするなどしてみて、様子をみましょう。
また、猫には新しい餌を避ける傾向がありますので、現在の餌を問題なく食べている場合は、できるだけ変化させないようにする方が良いでしょう。
餌に飽きた!
気に入って食べていた餌でも、同じものをずっと食べさせ続けていれば、飽きることがあります。これは、成猫でも、子猫でも、老猫でも起こりうることです。
対策として、急に全てを変えるのではなく、全体の一割くらいを他の餌に変えて、様子をみてみます。食べない時は、好みの餌が見つかるまで気長に試してあげましょう。
味覚嫌悪学習
ある食べ物を食べて嫌な思いをすると、その食べ物に対して嫌悪感を示すというものです。その食べ物に原因がない時でも、それは起こりうるのです。今まで普通に食べていた餌を食べなくなった時には、この可能性が考えられます。
対策としては、餌に問題がない場合は、同じものを違う器にいれて出してみましょう。「嫌な思いをした餌とは違うぞ」と思ってくれれば、食べる可能性があります。それでも食べない時は、また少しずつ好みを探っていってあげるしかありません。
次に、餌以外の原因です。
病院に行った・ワクチンを打った
いつもと違うところに行ったり、ワクチンを注射されたりした後は、食欲がなくなることがあります。また、服薬した後にも食欲がないことがあります。これは時間と共に解決しますので、焦らず様子をみてあげましょう。異常が続く場合は、獣医さんに必ず相談しましょう。
食器がキライ!
猫は、食器が嫌いで餌を食べないことがあります。
好き嫌いだけでなく、器の縁などにヒゲがあたって不快感があるために、その食器で食べない、ということがあります。底の浅いお皿や、平たいお皿に餌を入れると、食べてくれることがあります。
他には、食器が光って気になる、汚れている、嫌な臭いがするなどの原因です。ささいなことが猫にとっては気になることなのです。その時には食器を取り替えてあげるのが一番です。お皿は常に清潔にしておいてあげましょう。
また、冬の場合ですが、寒い場所に餌を置いていませんか?風のあたるところや冷えるところでは落ち着いて食事ができません。快適な、落ち着く場所に餌を置いてあげましょう。
環境が変わった
猫はデリケートな生き物です。引っ越しや来客、部屋の模様替えでさえも、猫にとってはストレスになり、食欲不振になる原因になりえます。この時は、新しい環境に慣れれば、食欲も戻って来るでしょう。猫のストレスを和らげられるように、声をかけて撫でてあげるなど、いつもより気を使ってあげましょう。
病気である
猫が病気の時は、多くに食欲不振の兆候がみられます。口の中が痛い(口内炎)、おなかが痛い(胃腸の病気)など、病気が原因で食事が出来ない場合には、すぐに病院へ連れていきましょう。外から見てわからない場合が多いかも知れませんが、元気がなく、うずくまり、24時間以上食事をしてない、となれば獣医さんに診てもらうべきです。
猫の身体の異常が見つけられず、体調はそんなに悪そうでもない・・・となれば、餌を食べるように飼い主さんから働きかけてみましょう。これまで挙げたような色々な状況が考えられますので、餌のあげかた、環境などに気を配ってみてください。
猫は、「冬は餌を食べる量が増える」という傾向にあります。春と秋は普通量、夏は少量、冬は多め、ということです。飼い主さんは、猫の食欲不振に気づきやすい季節かも知れませんね。
猫は餌の好き嫌いがはげしい生き物と言われています。猫の好みと性格を理解して、健康に暮らせるようにしてあげましょう。
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