猫は何歳くらいから老化するの?
猫は、生後8か月~7歳までが一般的には成猫期といわれる時期です。その後大体7~8歳で毛や体型に変化がみられるようになります。そして、11歳ころになると猫の高齢期と言われています。
しかし、これは一般的・平均的なことであって、すべての猫がそうであるわけではありません。10歳を過ぎても元気な猫もいますし、10歳前でも元気がない猫もいます。生活環境などで老化の年齢は変わってくるものです。
では、高齢化するとどのような変化があるのでしょうか。
変化に気付いてあげよう
猫も人間と同じで、高齢化することにより身体に変化がみられるようになります。「老化現象」というものですね。
例えば「毛の量が減る」「毛の艶がなくなる」というのは、比較的分かりやすい老化現象かもしれませんね。また、色の黒い猫なら、白髪が目立ってきたりすることもあるでしょう。
その他、明らかに体重が減少したり、歯が弱くなることもあります。
他にも変化はあるかもしれませんが、上記のような変化が顕著になってきたら、気をつけてあげましょう。
老化によってかかってしまう病気などに注意
人間もそうですが、若く健康な体に比べて、老いてしまった体は病気にかかりやすいですよね。猫も老化すると免疫力が落ち、若いころと同じようには病気を跳ね返すことができなくなってしまいます。
特に、老猫が最もかかりやすいといわれている泌尿器系の病気には、日頃の食生活や尿の様子などをしっかり見てあげるなどの飼い主のサポートが対策になります。また、悪性リンパ腫のガンがリンパ節や肝臓などに発症することもあります。さらに、メス猫の乳がんも若いころと比べてかかりやすくなるといわれています。特に、避妊手術を受けていなく、歳をとってから高齢出産した猫がかかりやすいです。
猫にも認知症があるってホント?!

実は、「認知症」は人間だけではなく、猫にもあるものなのです。猫の認知症はどのような症状が出るのでしょうか。
このように猫の認知症現象はさまざまです。
老猫に私たちがしてあげられることは?
猫は、歳をとると自分が今まで普通にできていたことが、できなくなってしまいます。そのため、老猫の身の回りの世話や介護は飼い主の責任になります。
猫の身の回りの生活環境を整えて、生活しやすいように配慮してあげましょう。
生活環境に気をつけてあげても、体調を崩してしまうこともあるでしょう。そんな時は、飼い主さんがいち早く察知してあげて、動物病院に連れて行ってあげることも大切ですね。
もっとも大事なことは、普段からコミュニケーションを多くとることです。猫の認知症の原因には、人間とのコミュニケーション機会が少なく、脳に刺激が与えられないから、というものもありますので、普段から一緒に遊んだり、グルーミングしてあげたり、声をかけてあげたりするようにするのは、老猫の認知症への対策にもなります。

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