“犬派”の崖っぷちボクサー・ミツオ(風間俊介)は、ある日兄貴(つるの剛士)が拾ってきた2匹の子猫、チン(♀)とクロ(♂)の世話を任せられ、不本意ながら共同生活を始めます。
しかし、猫のことを何も知らないミツオは2匹の世話に悪戦苦闘。本作のタイトルどおり、呼んでも来ないけど呼んでない時には来る猫たちに振り回されっぱなし。
そんなミツオをサポートしてくれるのは、アパートの大家さん(市川美和子)と猫好きの女性・ウメさん(松岡茉優)。
大家さんは、ミツオに抱かれながらふみふみと手を動かすチンの様子を見て、「母乳を吸う時のしぐさで、小さい頃に母親から引き離された子は、その癖がなかなか取れないの」と解説。
また、猫が人間の手を舐めるのは塩分を摂るため、といった意外な説も教えてくれます。
ある晩、家に帰ってこないチンとクロを公園で保護してくれていたウメさんは、ミツオに会うなり「外飼いはあまりお勧めできません、不衛生ですから。メスは避妊をオスは去勢してください」と忠告。
保育園で管理栄養士として働く彼女と偶然再会したミツオは、その後も2匹との生活を時折相談します。

ある日、ミツオの傍に捕ってきたトカゲを置いたクロ。
「お返しのつもりなんですかね?猫の恩返し的な」と、嬉しそうに話しているのに対し、ウメさんは「色々説はあるんですけど・・、餌のとり方を教えるため。
狩りが下手な、自分よりも下の相手に教えているつもりらしいです。」と返し、飼い主を愕然とさせるトリビアも登場。
本作では、猫たちの気まぐれでやんちゃな姿、そして時折甘えてくる愛おしい姿の両方が全編にわたって映し出されており、まるで自分が猫を飼っているかのような追体験ができること間違いなし。
本編を観ながらミツオと一緒にビギナー飼い主気分になり、チンとクロとの共同生活をお楽しみ下さい!
キャスト
ミツオ:風間俊介(かざま・しゅんすけ)
兄貴:つるの剛士(つるの・たけし)
ウメさん:松岡茉優(まつおか・まゆ)
大家さん:市川実和子(いちかわ・みわこ)
スタッフプロフィール
監督 山本透 (やまもと・とおる)
共同脚本 林民夫 (はやし・たみお)
アニマルトレーナー 佐々木道弘 (ささき・みちひろ)
2016年 1/30(土)より全国公開!
原作:杉作 「猫なんかよんでもこない。」(実業之日本社刊)
監督:山本透
脚本:山本透 林民夫
製作:岩村卓 佐竹一美 櫻井秀行 矢内廣 風間建治 宮永大輔 古川博志 増田義和
プロデューサー:森川健一 宇田川寧 共同プロデューサー:田中洋行 田口雄介
撮影:小松高志(J.S.C.) 照明:蒔苗友一郎 録音 :高島良太 美術:林千奈
装飾:斉藤暁生 編集:相良直一郎 音楽:兼松衆 衣装:加藤みゆき ヘアメイク:内城千栄子
スクリプター:甲斐哲子 視覚効果:松本肇
アニメーション:橋本満明 助監督:山口隆治 制作担当:阿部豪
主題歌「Morning sun」 SCANDAL(EPICレコードジャパン)
宣伝協力:ねこのきもち 特別協力:フェリシモ 猫部
制作プロダクション:ダブ 配給・宣伝:東京テアトル
2015年/103分/ビスタ/5.1ch © 2015杉作・実業之日本社/「猫なんかよんでもこない。」製作委員会
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