シーズーがかかりやすい病気ってあるの?
冒頭でも少し触れましたが、シーズーの身体は丈夫です。
見た目の印象とは裏腹なんですね。基本的な体力もあり、元気いっぱい!
それがシーズーです。
だからといって、どんなシーズーも生涯健康的にいられるか?というと疑問です。
年をとれば、病気に対する耐性も弱くなりますし、若くても病気になる場合はあります。
シーズーにもかかりやすい病気として4つの病気があります。
○気管虚脱
○外耳炎
○鼻腔狭窄
○熱中症
……例を挙げるとこの辺りの病気になりやすいので、注意が必要です。
気管虚脱ってどんな病気なの?
シーズーのように鼻の短いワンちゃんは、『気管虚脱』を起こしやすくなります。
でも、『気管虚脱』とはどんな病気なのでしょうか?
気管虚脱とは、老化が原因であったり、肥満の影響、あるいは先天的な問題から発症する病気です。
夏場の暑い季節に起こりやすい病気と言えるでしょう。
この病気は気管が変形し、呼吸困難になるというものです。
気管が変形することにより、酸欠状態になります。
治療方法は、重度の場合は手術ですが、シーズーは小型犬のため、体力が弱く、手術はあまり向きません。
暑い時期の運動を控え、子犬の時から食事制限をすることで予防することができます。
そもそも外耳炎って何なの?
シーズーは垂れ耳のため、耳の中が不衛生になりがちなんです。
それが原因で発症するのが『外耳炎』です。
外耳炎は垂れ耳を持つワンちゃんの宿命とも言える病気です。
耳垢が多くなり、痒みも発生するので、ワンちゃんにとっては気になります。
症状が酷い場合は、獣医さんの診察を受けることが大切といえます。
また、日々の生活の中で、きちんと耳掃除をしてあげましょう。
それが解決策の第1歩になります。
特に夏場はこまめに耳掃除をしてやることがベター。
う~んと鼻腔狭窄ってどんな病気?
シーズーの外見をみれば分かりますが、鼻がぺシャッとつぶれて、それが愛嬌に変わっています。
そもそも鼻腔狭窄とは、呼吸困難の1種で、酷くなると心臓に悪影響を与えることに……。
呼吸器に何か異常を感じたり、苦しんでいたりする場合は、早急に受診をすることにしましょう。
熱中症にも気をつけましょう
夏場はシーズーにとって大変な季節といえます。
長い毛を持つので、体温調節が上手くいかず、熱中症になることもしばしばあります。
よって、室内のクーラーは必須になりますし、室内でクーラーを使わないと、シーズーはかなりこたえます。
熱中症の症状としては、呼吸困難、嘔吐、下痢などが挙げられるでしょう。
重症化すると、酸欠状態になり痙攣を起こすことも……。
日々のお散歩は早朝か夕方が良いでしょう。
シーズーは他の小型犬と比べ、熱中症になりがちなので、室内は常にエアコンをつけるなどして、環境を整えてあげることが大切です。
まとめ
今回はシーズーがなりやすい病気についてみてきました。
基本的には病気になりにくいワンちゃんですが、何もせずに放っておくのはもちろんNG!!
少しでも体調に変化が現れたら、的確に、そして迅速に対応したいものです。
今回の記事を参考に、ペットオーナーさんはしっかりとご自身のシーズーを観察しましょう。
それがシーズーを守る第1歩につながります!
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