地震から愛犬を守るためには

いつ起こるか分からないのが地震。皆さんは、愛犬の為の避難グッズを準備していますか?もし、愛犬と一緒に避難所に行かなければならなくなったら、必要な物は一体何なんだろう?フードはどれくらい用意しておけば良いの?犬にも救援物資はあるの?など、気になる事がたくさんの人も多いのではないでしょうか。ただ、救援物資ともなると最優先は私たち人間です。そのため、犬の食糧やその他の物に関しては、飼い主さんがしっかり準備をしていくことが、愛犬の命を守る行動に繋がります。
非常食を準備しよう!

万が一に備えて、愛犬のフードは多めに備蓄していますか?地震が起こり、ライフラインに影響が出ると、元の生活が出来るようになるまで3ヶ月位掛かると言われています。また、地震後1ヶ月はライフラインにも影響が出るため、思うような生活が出来ない日々が続くそうです。そのため、フードはいつも食べているフード+1ヶ月分のフード(最低でも)を用意しておきましょう。そうすることで、犬の食糧に関する心配はなくなります。
また、フードにプラスしてレトルトフードなどのオススメです。地震後は、人間同様に犬も精神的に不安定になりがちなのです。そのため、ストレスにより下痢を起こす犬もいるため、消化の良いレトルトのフードが役立ちます。もちろん、通常のフードをふやかしてあげるのでも問題はありません。まずは、犬の食糧をしっかりと確保してあげることが必要です。
地震が起きた時に必要な犬の避難グッズって?!

–フードや非常食–
先程も説明した通り、1ヵ月分は余分に準備しておきましょう。
–クレート–
避難所へ避難することになった場合、犬は犬用の場所に収容されます。その際、クレートに入れたままの状態になるので、クレートの準備と日ごろからクレートに入る習慣を付けておくといいでしょう。習慣化されることで、クレートに入ることに対して恐怖心がなくなります。
–首輪・リード–
首輪には必ず迷子札をつけ、何が起こってもいいように首輪とリードは必ず準備しておきましょう。
–常備薬–
もし、愛犬が長期的に薬を服用しているならば、常備薬も日ごろから少し多めにもらっておくことをオススメします。
–迷子札・鑑札・予防接種証明書等–
愛犬が迷子になってしまった場合などに役立ちます。人間用の非常用荷物の中に一緒に入れておくと良いかもしれません。
–ペットシーツやビニール袋–
いつものお散歩グッズを、多めに準備しましょう。特に、ペットシーツは重宝しますよ。
–毛布やバスタオル–
地震が起きる時期にもよりますが、昼夜の温度差が激しい時期などに活躍します。
–おもちゃ–
愛犬が、日頃から遊んでいるおもちゃなどを1つでも用意してあげると、ストレス解消ににもなります。
愛犬のケアも忘れずに!

大きな地震が起こると、今度は余震が続きます。余震の恐怖は、地震を体験したことがある人にしか分かりませんが、私も東日本大震災の時は余震に怯える日々がありました。そして、余震に怯えるのは私たち人間だけではないということも忘れてはいけません。犬も、繰り返し起こる地震に恐怖を感じるようになります。特に、飼い主さんと離ればなれの時に経験する地震は、その後の生活に置いても支障を来すことがあります。
例えば、地震の恐怖を機に分離不安になってしまったり、精神的にお留守番が苦手になってしまうというケースがあります。そうならないためにも、愛犬のココロのケアも行うことが必要です。いつ起こるか分からない地震に備え避難グッズを準備することはもちろん、地震が起きた後のケアもしっかり行い、愛犬を守ってあげましょう。
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