犬にも尿石症の危険があります!知っておきたい原因と対策

2016.08.22

犬にも尿石症の危険があります!知っておきたい原因と対策

尿石症(尿路結石)は、人間だけの病気だと思っていませんか? 実は犬にも同じ病気があるのです。症状も人間と変わりません。 知らずに放っておくと、尿毒症や膀胱破裂といった大変な病気に発展してしまいます。愛犬のためにも、原因・症状・治療法を知っておきたいですね。

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尿石症とは?

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尿路となる腎臓・尿管・尿道・膀胱に石ができる病気です。
石ができることで尿路を傷つけ炎症を起こしたり、オシッコができなくなり毒素を排出できなくなるために他の病気を引き起こす原因となるのです。
尿石には、膀胱などにできるストルバイト・膀胱、腎臓、尿管、尿道などにできるシュウ酸カルシウムがあります。

・原因

原因として一番多いとされているのが、「細菌感染」です。
オスに比べてメスは尿道が短いため、発症率が高いとされています。

他、食べ物や飲み物による原因も考えられます。
カルシウム・マグネシウム・リン・尿酸・ケイ酸を多く含むものを摂りすぎると
尿に排泄されて溜まり、尿石症の原因となります。
食べ物や飲み物を与える時は、成分を必ず確認しましょう。

また、飲水が少なくオシッコの量が減ることも、結石を作る原因となるので
あまりお水を飲まない犬にはできるだけお水を飲ませるよう工夫したいですね。
犬種によっては、遺伝的に尿石症になりやすい犬がいます。
尿を定期的に検査することをおすすめします(ダルメシアン・シーズー・シュナウザーなど)

・症状

オシッコの回数が増えます。
オシッコに行くけどあまり尿が出ない・オシッコをするのが辛そうなどといった症状がみられるとき(痛みを伴うことがあります)に見える場合は可能性が強いです。
(排泄時に踏ん張る姿勢が便秘に見えることもあります)

また、尿の色が濁ったり、血尿することもありますので「様子がおかしい」と感じた時は必ず尿をチェックして、専門医の診断を受けて下さい。


尿石症の治療法

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食事療法とお薬で治します。
細菌が消滅するまでの2~3週間ほど抗生物質を投与して、その後尿検査で異常がなければ治療は終わります。細菌消滅が上手くできていない、再発の可能性がある場合は薬を変えて治療が続きます。
また、結石を溶かすためには1~3ヵ月程の食事療法が欠かせません。
専門医の指示に従い、指定の食事を与えて下さい。
他、重度の結石の場合は手術になることもあります。

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宮本椎

宮本椎

たくさんのわんこに ”もふもふ” される毎日を夢見るわんこ好きです。かわいい動きを見ているのが好き・アイコンタクトでお話することが好き・一緒に遊ぶのが大好き! 30年前に初めて犬を飼って以来、その魅力にすっかりハマりました 現在はゴールデンレトリバー・女の子と暮らしています

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