好奇心旺盛な天使!でも小悪魔の一面も
パピヨンは非常に人懐っこい性格で、信頼関係を一度気付くと常に後ろをついて回るほどの甘えん坊です。その愛らしさにメロメロになってしまう飼い主も多く、家族のマスコット的存在として生活をより良いものにしてくれます。
一度気を許した相手にはとことん甘えてきますが、警戒心も強く初対面の相手にはなかなか気を許さないことも少なくありません。自分にちょっかいをかけてくるような子供に対しては警戒心むき出しで敵対行動を見せるときもありますから、友人が子連れで家に遊びに来るような場合にはいきなり接触させず、距離を置いて様子を見るようにしてください。 その可愛らしさはまるで天使のようですが、時としてその魅惑的な魅力が小悪魔になる時もあります。
疲れて休みたいときに遊びを催促されたり、散歩からまだ帰りたくないと力いっぱい抵抗したりと、本来なら厳しくしつけなければいけない場面のはずなのに、その愛らしさに負けてついつい甘やかしてしまう飼い主も少なくありません。 しかし、犬のことを考えればしっかりとしつけるのはとても大切なことです。パピヨンは頭のいい犬種ですから、きちんとしつけをすればわがままなふるまいをすることはありません。子犬から成長するにつれてどんどんふるまいも大人びてきますから、かわいいからといって甘やかすとかえって犬のためになりません。 好奇心旺盛な犬なので、ちょっと目を離すとイタズラをしていることがあります。特に散歩中は絶対にリードを話してはいけません。なにか興味を引くようなものを見つけたら満足するまで追いかけていってしまいますから、リードをしっかりと握ってコントロール出来るようにしておきましょう。
特徴的な外見が大きな魅力!お手入れは欠かさずに
パピヨン最大の特徴は、ピンととがった大きな耳です。そもそもパピヨンという名前はこの大きな耳がパピヨン(蝶)に似ているということで付けられています。 見ているだけで思わず笑顔になってしまうほど魅力的な犬ですが、お手入れをきちんとしておかないと美しさをキープできません。
ブラッシングはこまめに行って、無駄な毛をきちんと取り除いてやりましょう。余計抜け毛が残っていると汚れやにおいの原因になりますから、コミュニケーションを兼ねてこまめにブラッシングしてあげるとパピヨンも喜びます。 長毛種の中では比較的手入れの簡単なパピヨンは、特にトリミングやカットの必要はありません。外見を整えるためには有効ですが、そもそもそれほど毛が長くのびる犬種ではありませんから、他の長毛種よりはトリマー代はかかりません。 ただし特徴的な耳の部分の毛だけは別です。耳の毛は長い割に切れやすく、手入れをきちんとしておかないとパピヨンの魅力的な耳だ台無しになってしまいます。特別な手入れは必要ありませんが、きちんとブラッシングをして毛玉ができないようにしてあげましょう。 ブラッシングは毛をきれいな状態に整えるだけでなく、体の調子を確認する役目も持っています。なにか体に異常がないかをブラッシングしながらチェックしてやると異常があった時にいち早く対処できますから、健康で長生きさせたいならコミュニケーションを兼ねたブラッシングをこまめにしてあげましょう。
入手するなら信頼できるブリーダーから!
一般的に小型犬の方が大型犬よりも遺伝的な疾患を抱えやすいといわれています。 パピヨンもその例にもれず、頭蓋骨形成不全や膝蓋骨脱臼等の骨に関する遺伝的疾患を抱えている犬種です。悪質なペットショップだと病気のパピヨンを事実を隠して販売していることがありますから、健康な子犬を入手するならパピヨン専門のブリーダーとの直接取引がオススメです。
信頼できるブリーダーなら遺伝的疾患を抱えた子犬を販売することはありません。もしそのような場合は必ず情報を後悔してくれますから、健康で元気な子犬を入手することが可能です。
きちんとしたブリーダーの中には、信頼できる相手にしか子犬を譲らないというポリシーを持つ人も多いので、誠実な飼い主であることを証明するために準備をしっかりと整え、信頼関係を構築することから始めましょう。
子犬を譲ってもらう前にブリーダーから飼い方を学び、責任と自覚を持つことも大切です。