「コミュニケーショントレーニング」その③~ハウス~

2014.07.25

「コミュニケーショントレーニング」その③~ハウス~

サークルの中でも特にワンちゃんにとって大切な寝床となる場所。そう、ハウスです!いつでもどこでも掛け声ひとつでハウスに入れるようになれば、来客や留守番の時、車での移動時にも役に立ちます!さあ、ハウストレーニングをマスターしましょう!

ハウスって必要なの?

ワンちゃんの先祖であるオオカミは、横穴の薄暗い巣の中で生活をしてきました。この巣がハウスと同じ役目となり、ワンちゃんにとって大切な寝床で一番安全で安心な場所になる訳です。本能的にワンちゃんは、寝床で排泄をしないという習性をもっています。この習性を利用します。ハウスを覚えサークルの中にハウスとトイレを入れる事ができれば、トイレを楽に覚える事が可能なのです。その他にも普段からハウスで生活する習慣を付けておくと来客や留守番の時、又は車で移動する時など不安を感じる事なく安心して過ごす事が出来ます。
よくペットオーナー様から「ワンちゃんを閉じ込めているようでかわいそう」と言われますが、かわいそうだからとトイレやハウスを覚えていないワンちゃんを自由にした時、色々なところで排泄して叱られる、そっちの方がかわいそうに思えます。また犬は、狭く・暗く・囲われている(周りから見えない)方が落ち着きます。自由にしているより、ハウスを中心に生活をさせた方が神経質にならず、落着いた生活ができます。
しっかりとトイレトレーニングを覚えるためにもハウストレーニングを覚えましょう

※ハウスの3原則:
1.狭い(立っても寝てもギリギリのスペース)
2.暗い(うす暗い)
3.囲われている(周りから見えない・目隠しされている)

ハウスを教える3ステップ

ステップ1、ワンちゃんの一番好きな物(オヤツ・エサ)を少しクレートの中にばらまいておきます。
一番好きな物を見せ、その好きな物でワンちゃんを誘導し、ハウスに入れます(一番好きな物をハウスに投げ入れても可)。その時に「ハウス」と合図を言います。
ワンちゃんがハウスの中に入り、扉側に顔を出すのを待ちます。

s_ハウス01
s_ハウス02

ステップ2、ワンちゃんが顔を出したら、そこでワンちゃんの一番好きな物をあげます。
ハウスの中にいると良い事があると教えていきます。
ここがポイントです。

s_ハウス04
s_ハウス03

ステップ3、これを繰り返し、扉を閉めます。
そして、扉の外から一番好きな物をあげます。
ご飯やガムまたは知育トイなどを必ずハウスの中で
あげるとより効果があります。

このトレーニングを繰り返し、ハウスと指示をすれば自分からハウスに入るようになります。

ハウスが嫌な場所ではなく、入るといいことがある楽しい場所だと覚えてもらえるよう、根気良くトレーニングを繰り返しましょう!

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