10月24日の土曜日、アメリカメーン州、エルスウォースにあるブランチレイクにピックアップトラックでやってきた男性。
愛犬のヨークシャーテリアを散歩させるため、湖そばの駐車場へ車を停車させました。そして男性は愛犬を散歩に連れ出したそうです。
警察官ペイジ氏によれば、「そこには大きな犬を連れていた他の飼い主がおり、ヨーキーの飼い主である男性は心配になった為、自分の愛犬をトラックへ戻した。」とのこと。
ところがこの後、犬だけで車内に残されたそのヨーキーが、飼い主のピックアップトラックを動かしてしまうというとんでもない事態に。ヨーキーが乗ったトラックは、湖に向かってなだれこむように進みました。その距離約23メートル。そこから岩に跳ね返された所で、今度は3メートルも水面下に沈んでしまったのです。
「それはとても深かったし、あっという間の出来事だった。」とペイジ氏。
水中に3メートルも沈んでしまった車内に残されていた愛犬ヨークシャ―テリアは、一体どうなってしまったのでしょうか。飼い主である男性は自分の愛犬を助けることが出来たのでしょうか。
この予想もつかない事故の顛末は、男性の友人である女性がトラックまで泳いでいき、ヨーキーを助け出したというハッピーエンドでした!
「友人の迅速な救助がなければ、飼い主の男性は大切な相棒を失っていただろう」と振り返る同氏。
Ellsworth Police Department はFacebookページでこの事故の様子や救出作業、トラックの牽引作業に携わった人々を称賛するコメントを発表しています。
ということで、ヒヤヒヤびっくりさせられた事件でありましたが、誰も命を落とすことがなかったのは幸いです。
でも、残る疑問は「小さなヨーキーが一体どうやって車を動かすことが出来たのか…?」
トラックをけん引する様子ーEllsworth Police Department Facebookページより
担当の警察署は、このトラックがマニュアル車だったのかどうかは正確に把握していない、とのこと。
同署によれば、トラックはブレーキを踏むことなく(確かにヨーキーは小さすぎて座席に座りながらブレーキに届くわけがないですが)自動的にニュートラルモードへ移行したとの見解を示しています。
この記事の最後はヨークシャーテリアという犬の特性について、お茶目に語ることで締められていました。
「ヨーキーたちは自分がボスだと思い込む節がある。そして、自分たちがどれだけ小さいかということに全く気が付いていない。彼らは、大型犬が出来ることは基本全て自分たちも出来ると思っている。
そして、確かにやってのけるだろう。」
また、上述のFacebookページの投稿は、多くの「いいね!」を集めていました。
そして
「これだから、犬にも運転免許持たせなくっちゃね!」
「悪い子ヨーキー!おやつのビスケットは無しだね」
冗談とユーモアを交えてヨーキーの無事を祝うコメントが多数寄せられています。
参考サイト:Ellsworth Police Department Facebook Page