ゴールデンレトリーバーの値段相場はどれくらい?性格や選び方についても紹介

2025.12.10

ゴールデンレトリーバーの値段相場はどれくらい?性格や選び方についても紹介

大きな体と優しい表情が特徴的なゴールデンレトリーバー。 盲導犬や警察犬としても活動しているなど、人間に忠実に尽くしてくれる頼りがいのある一面もあります。 そんなゴールデンレトリーバーをお迎えしたいと考える人も多いと思います。そこで、一般的な価格相場から値段が変化する要因など、ゴールデンレトリーバーの性格なども交えながら知っておきたいポイントについてご紹介していきます。

【掲載:2019.08.05  更新:2025.12.10】

ゴールデンレトリーバーの価格相場はどのくらい?

寝ているゴールデンレトリーバー

ゴールデンレトリーバーの値段相場ですが、値段には幅があります。
入手先やその個体差によっても値段が異なりますが、10万円前後くらいから購入できるゴールデンレトリーバーもいますが、30万以上と高い値段になるケースもあります。
どうしてこんなに値段に幅があるのでしょうか。

◆ペットタイプは値段が低め、ショータイプは値段が高め

ゴールデンレトリーバーは大きく分けて、ペットタイプとショータイプに分けられるからです。

ショータイプのゴールデンレトリーバーは、血統がよく値段が高めです。両親や祖父母などチャンピオンの血を受け継ぎ、ショーの基準にマッチしているなど素晴らしい血統を持っていると50万~60万円など高い値段で売られていることもあります。それ以上の値段ということもあるかもしれません。

「ゴールデンレトリーバーの優しい表情に日々癒されたい」「ドッグランで一緒に元気よく遊びたい」「愛犬とリビングで一緒に昼寝をしたい」など、家庭でペットとして育てるなら良血統にこだわる必要もないでしょう。
ペットタイプの値段で購入するなら、入手先にもよりますが10万円前後から15万円程度が値段の相場といわれています。

◆若いほど値段が高い

ゴールデンレトリーバーに限らずどの犬種でも言えることですが、生後間もないような幼い時期ほど値段が高くなります。
成犬の大きな体も可愛いですが、幼少時の小さめの体からの成長過程も楽しみたいと思うものです。

そんな買い手側の気持ちを反映しているのか、一般的には「若い」方が高い値段となりがちです。

◆性別の違い

犬を飼う時に性別で迷う方もいるかと思います。ゴールデンレトリーバーに限らず、一般的な犬は性別で値段の差があります。しかし、性別が異なることは値段が変わってくることだけではありません。
性別特有の性質などが違うので、育て方で知っておきたいポイントもそれぞれ異なります。大きな違いが「出産できるか」という点で、若干ではありますがメスの値段が高いことが多いようです。

◆英国系ゴールデンレトリーバーは値段が高め

日本で「ゴールデンレトリーバー」というと、アメリカ系の金茶色の被毛の犬がイメージされやすいです。
それに、実際に飼われているゴールデンレトリーバーの多くはアメリカ系でしょう。

英国系のゴールデンレトリーバーは、まだまだブリーダーさん自体も少ないです。そのため、希少価値がある存在となっています。
もしペットとして迎えたくても、ペットショップでは購入できないでしょう。
英国ゴールデンレトリーバーを専門に繁殖しているブリーダーさんから購入することになりますが、珍しいため値段は高いことをあらかじめ想定しておくといいですね。

日本でよく見られるアメリカ系のゴールデンレトリーバーが10~30万円という値段で入手できるのに対し、英国系のゴールデンレトリーバーは50万円以上が相場の値段となっています。


ゴールデンレトリーバーの特徴や性格について

ゴールデンレトリーバーの子犬

まずは、ゴールデンレトリーバーの外見的特徴と内面の性格についてみてみましょう。

◆外見の特徴

大きな体
ゴールデンレトリーバーは、かなり大きく、オスは体重が29~34kg、メスは24~30kgと平均的に見ると30kg前後の大型犬です。
体型は引き締まっていてバランスがいいです。

ツヤツヤの美しい被毛
ゴールド系の淡い色の被毛は、ツヤツヤで長く美しいです。そのため、大きい体の中にも、とても上品な雰囲気があります。

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優しい雰囲気の顔立ち
丸くつぶらな瞳は垂れ目で愛嬌があります。そして垂れた耳も可愛らしいイメージですね。

◆内面(性格)の特徴

非常に賢い

盲導犬や警察犬など、使役犬として活躍できる犬種のゴールデンレトリーバーは、頭がとても良いのが特徴です。
人間の指示にも従える忍耐力があります。周囲への洞察力もあり、訓練をすれば人間の期待することを覚えてくれます。

飼い主さんがリーダーとして認めてもらえば、しつけもしやすく、初めて犬を飼うケースでも飼いやすいと言われています。
大型犬ですがとても飼いやすいワンちゃんなのですね。

穏やかで優しい

家族として穏やかな暮らしができるといわれています。「大型犬だから番犬として外飼いをしよう」と考えている人には、残念ながら不向きかもしれません。基本的に穏やかな優しい性格なので、攻撃的になることは少ないでしょう。
個体差にもよりますが、知らない人に会っても吠えることはあまりないようです。

フレンドリー

とてもフレンドリーな性格から、初めて会った人や動物にも友好的です。散歩で他の犬と会ってもマイペースを保ちます。
他の犬とも仲良くしてくれるので多頭飼いもよいでしょう。大きい犬たちに囲まれて暮らしたい犬好きさんにも、ぴったりの犬種かもしれません。

運動が大好きで活動的

ゴールデンレトリーバーは、運動が大好きです。毎日の散歩は1日2~3回、飼い主さんが一緒に連れていくのは日課になります。
それに、ドッグランや海、山、原っぱなど、たくさんの場所に連れて行くと喜んでくれます。
体力があってアウトドアで活動するのが大好きな人におすすめの犬種です。


ゴールデンレトリーバーの種類は実は2タイプ?英国系と米国系の違い

値段のお話の際にも触れましたが、実はゴールデンレトリーバーは2種類あるのです。

◆英国系…イングリッシュゴールデンレトリーバー

そもそもゴールデンレトリーバーの原産地はイギリスです。水辺で鳥の狩猟のために繁殖されていた大型犬です。
英国系のイングリッシュゴールデンレトリーバーは、ホワイトもしくはクリーム色の毛色をしています。被毛の質も少し違い、ツヤツヤのアメリカンゴールデンレトリーバーと比較すると、短めでウェービー、1本1本が硬めの特徴があります。

◆米国系…アメリカンゴールデンレトリーバー

3ドッグランで座るゴールデンレトリーバー

ゴールデンレトリーバーの原産国であるイギリスから渡ったあとに、独自に品種改良を重ねられたことで生まれたのが米国系のゴールデンレトリーバーです。
そのため、本来のイギリスのゴールデンレトリーバーとは、少し見た目に変化があります。

前項でゴールデンレトリーバーの特徴をお話しましたが、名前にもある「ゴールデン(金色)」の毛色が多くの人がイメージしやすい特徴ですよね。アメリカンゴールデンレトリーバーは、名前の通り金色や茶系の混じったような色をしています。

ラブラドールレトリバーとゴールデンレトリバーって何が違うの? ラブラドールレトリバーとゴールデンレトリバーって何が違うの?


ゴールデンレトリーバーはどうやって選ぶべき?

イングリッシュゴールデンレトリーバーやアメリカンゴールデンレトリーバーと2つのタイプがあるものの、どちらも可愛らしい大型犬ですね。

◆ブリーダーからお迎えする

ゴールデンレトリーバーの購入先は、ペットショップやブリーダー、インターネットなどさまざまです。

ゴールデンレトリーバーの子犬を見たいと近所のペットショップに出かけても、店頭にはいなかったり、多数のゴールデンレトリーバーの子犬から選ぶなどはできないでしょう。

一方、ブリーダーであればそのような心配はありません。ブリーダーには、「多くの種類の犬種を同時に繁殖させている」「ひとつの犬種に特化している」とタイプがあります。
後者のように、「ゴールデンレトリーバーだけ」と限定しているブリーダーさんなら専門的知識に長けています。
ゴールデンレトリーバーへの愛情も大きいので、良質な子犬を繁殖していると考えてよいでしょう。
大型犬を始めて飼うときには、飼育方法や食事、病気などについて不安な点が多いかもしれませんが、専門に扱っているブリーダーさんならアドバイスをしてくれるなど、頼りになる存在となります。
また、英国系のゴールデンレトリーバーはペットショップからではなく、専門的なブリーダーさんからの購入になります。

ゴールデンレトリーバーの子犬を選ぶ時は、親犬を見せてもらったり、相談に乗ってもらうこともできるので、ブリーダーさんからの購入がおすすめといわれています。

◆里親で迎える

大型犬の中でもゴールデンレトリーバーは知名度が高い犬。そのため、保護犬となってしまう確率も高いです。
子犬の頃から飼いたいなど、特別な思い入れがある場合でなければ、里親で飼う方法を選ぶのもひとつの選択肢となります。

◆インターネットで購入するデメリット

近年、インターネットを通じてさまざまな物を購入できる時代になりました。

ただ、ワンちゃんをインターネットで購入する時には、生き物なので画面では分からないことがたくさんあります。
画面からはゴールデンレトリーバーの子犬の可愛らしい様子が伝わってくるでしょう。
しかし、実際に手元に犬が来てみると「思ったのと違った」「ちょっと病気がちだった」というトラブルも少なくありません。
生き物を飼うということに着目すると、値段が安いからという理由でインターネット経由購入するのは難しいかもしれません。


まとめ

大きいけれど優しい表情で癒されるため、ゴールデンレトリーバーは人気がある犬種です。ペットショップ、ブリーダー、インターネットなど購入方法はさまざまですが、どこから購入するか、どんな個体を選ぶかによって値段が変わります。
また、ホワイト色が特徴の英国系ゴールデンレトリーバーは、希少価値があり値段も高めと覚えておくといいでしょう。
10万円程度で購入できることもあれば、数十万円と高い値段になることもあります。

ゴールデンレトリーバーはとても賢くて優しい犬種です。飼い主さんが愛情をたっぷり注いであげれば、可愛い表情でこたえてくれます。値段や入手先がどこかに関わらず、大切なのは迎え入れたあとです。
家族の一員として愛情をたっぷり注いであげてくださいね。



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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!


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