1.猫がなつく人はどんな人?
1-1.声が高く、小さい人
1-2.動きがおだやかな人
1-3.無理に触らない人
1-4.猫の自由にさせる人
1-5.おやつや餌をくれる人
1-6.猫と一緒に過ごす時間の長い人
2.猫をなつかせる5つの方法!
2-1.おやつや餌をあげる
2-2.嫌がることをしない
2-3.大きな動きをしたり音を立てたりしない
2-4.猫の撫で方が上手
2-5.猫と一緒に過ごす
3.野良猫をなつかせることはできる?
3-1.餌を与える
3-2.定期的に会いにいく
4.猫がなつく人、なつかない人のまとめ
猫がなつく人はどんな人?
猫になつかれる人は、次のような特徴があります。
◆声が高く、小さい人
一般的に猫は、男性よりも女性になつくことが多いとされています。その理由の大きなものは「声」です。
猫に話しかける時、声が高いことで猫がなつく理由となります。そして、あまり大きい声ではなく、小さめの声の方が、猫がなつきます。
声が高くて小さめということで、女性の方が猫になつかれることが多いということになります。
猫にとっては、高い声は、子猫の声や母猫が子猫を呼ぶ声として認識されます。逆に低い声は、威嚇や、喧嘩の際に出す声として認識されます。
そのため、高い声を出す人の方が猫に好まれると考えられるのです。
◆動きがおだやかな人
猫がいる時、猫に近づく時など、動きがゆっくりで大きな音をたてない人は、猫がなつきやすいです。
家で過ごす時にも、戸の開け閉めが激しく大きな音を立てる、物を置く時に放り投げたりして大きな音をさせる、大きな声を出すなどの行動をする人には、猫はなつかないと言えます。
また、急に立ち上がってドスドス歩いたり、椅子にどかっと座ったりするなどの行動も、猫が嫌がる行動です。
逆に、戸の開け閉めが静かで、物を荒く扱わない、大きな音や声をたてない人には、猫がなつく傾向があります。
大きな動きをしたり音を立てたりすると、猫は驚きますし、何か危害を加えられるのではないかと不安になりますし、そんな行動をする人にはなつかないでしょう。
近くにいても不安にならず、おだやかな気持ちでいられるような人には、猫はなつくと考えられます。
◆無理に触らない人
猫を無理に触ったり、抱き上げようとしたりすると、なつかないで、嫌がって逃げていくものです。猫は単独で行動しますので、動きを制限されることを嫌がります。
猫が側にいても、無理に触ろうとしたり抱き上げようとしたりせず、猫が近づいてきたら撫でる、といった行動をする人に、猫はなつくと言えるでしょう。
もちろん、抱かれることが好きな猫もいますし、もともと人なつっこい猫もいます。
ただし、猫が嫌がらず触らせてくれているようでも、猫にとって嫌な部分を触ったりすれば、猫は嫌がり離れていくので、猫がなつかない原因になります。
◆猫の自由にさせる人
猫がいても、じっと見つめたり、隙があったら触ろうとしたりする人には、余計になつかないことがあります。逆に、猫にあまり意識がいかない人の方が、猫のほうから寄ってきてなつくことがあります。
猫が寄ってきて膝に乗ってもあまり気にせず、猫の自由にさせておいて、抱き上げたり追い払ったりしない人は、猫になつかれると言えます。
また、猫がお腹を見せたり、スリスリしたり、じゃれて来たりした時に、撫でたり遊んだりしてあげることも大切です。猫によって、触られたい猫、そっとしておいてほしい猫など性格があります。猫の自由にさせてくれる人に、猫はなつくと言えるでしょう。
猫の目をじっと見つめることは、喧嘩をする時の猫同士の態度と同じなので、猫がなつかないどころか、敵だと認識されてしまうかも知れません。猫にとっては危害を加えられると感じることもあるので、長く猫の目を見ることはやめましょう。
猫のほうから近づいて来てくれた時に、匂いを嗅がせるなどして、猫が安全だと認識するまでじっとしていることも、猫に嫌われない秘訣です。
◆おやつや餌をくれる人
おやつや餌をくれる人には、猫はなつくと言えます。猫にとっては、ごはんをくれる、いわば親猫のような存在ですから、猫がなつくのも自然だと言えますね。
地域猫も、餌を定期的にあげにきてくれる人には、自然となつくようになります。
ただし、餌やおやつをあげた時にだけ猫がよってくる、ということになる可能性も十分あり、本当の意味で猫がなつくかというと、少し違うかも知れません。
人間を警戒している猫でも、餌目当てに近づいてくることがあるので、猫がなつくきっかけになると言えるでしょう。
◆猫と一緒に過ごす時間の長い人
いつも家にいて猫と過ごし、餌をあげたり、遊んだり、撫でたりする人には、猫はなつきます。
もちろん、猫の嫌がることをしない、大きな動きをせず、猫を無理やり触らない、という行動も一緒にとっていることが大切です。
たとえ野良猫でも、地域猫でも、よく餌をあげにきて猫と過ごす時間の長い人には、猫はなつくことが多いものです。
猫をなつかせる5つの方法!
なつかない猫になついてもらうには、どうしたらよいのでしょうか。
◆おやつや餌をあげる
猫がなつくには、やはりおやつや餌などをあげることが一番です。お腹をすかせた猫であれは、最初はなつかなくても、餌やおやつにつられて近づいて来ます。
保護したばかりの猫で人間を警戒していても、おやつや餌をあげると食べてくれるようであれば、少しずつ距離を縮めていくことができます。
◆嫌がることをしない
猫を無理やり抱き上げようとしたり、嫌がるのに捕まえて離さなかったりすると、猫がなつかない原因となります。
ブラッシングや爪切りなど、猫に必要なケアをする時にも、猫が嫌がっているのに押さえつけたりすれば、嫌なことをする人と認識されます。また、猫をじっと見つめたり、追いかけたりすることも、猫が嫌がる行動です。
猫が嫌がる行動をせず、猫にとって安全な人だと思われるようにすることで、猫がなつく人になれるでしょう。
◆大きな動きをしたり音を立てたりしない
猫を驚かせて不安にさせないような人に、猫はなつくと言えます。特に猫に対してではなくても、普段の行動が荒っぽくて、大きな音を立てて歩いたり、バーンと戸を閉めたりといった行動をすると、猫がなつかないようになります。
大きな音を出されると、猫は驚きますし、いつも行動があわただしく、声も大きいといった人には、猫は近づかないようになるでしょう。
◆猫の撫で方が上手
猫は、撫でられて気持ち良く感じるところと、触られたくないところがあります。
一般的には、頭や頬、顎の下、背中などを撫でると良いとされ、尻尾の付け根や手足の先などはあまり好まれないか、なつかれた人だけが撫でられる場所と言えます。
猫にも個性があるので、どの場所を撫でられて喜ぶかはそれぞれの猫によります。心地よく感じる場所を見つけて、猫に合わせて撫でてあげることが出来れば、猫がなつくきっかけになるでしょう。
よく撫でているのに猫がなつかない、という人は、猫が嫌がるところを撫でているのかも知れません。
◆猫と一緒に過ごす
猫と長時間一緒に過ごすと、猫はなついてくると言えます。もちろん、猫の嫌がるようなことをせず、餌を与えて、猫に不安を与えないでいることが必要です。
猫が遊びたそうにしていれば猫じゃらしで遊び、猫が膝に乗って来たらそのまま乗らせてあげるなど、猫が喜ぶような行動を取ってあげることでも猫がなつくようになるでしょう。
野良猫をなつかせることはできる?
人間が安全で餌を貰える相手であるというふうに感じさせれば、野良猫をなつかせることができるでしょう。
次のことに気をつけて行動すると、野良猫でもなつくようにすることができると言えます。
・餌を与える
・定期的に会いにいく
◆餌を与える
野良猫は、人間が住んでいる場所の近くや周りに自発的に近づいて住むようになると言われています。その理由として、餌がたまにもらえる、人間の残飯(ゴミなど)がある、隠れたり雨をしのいだりする場所がある、といったことが考えられます。
餌をあげるという行為は、猫が人間を必要としたり、敵ではないと認識したりすることにつながるので、猫がなつくきっかけとなります。
ただし、野良猫をなつかせる時には「保護をする」ということもセットで考えましょう。野良猫への安易な餌やりは近隣住民への迷惑になり、トラブルの元となります。
また、不妊手術をしていない野良猫は驚くべきスピードで繁殖してしまいます。餌を与えて栄養状態がよくなり、たくさんの子猫を産んでしまってもその子たちが幸せになれる保証は一切ありません。
かわいいからといって餌を与え、その猫たちが不幸になってしまうのは悲しいですよね。
無責任な餌やりは絶対に行わないようにしましょう。
◆定期的に会いにいく
子猫は生後2週間から7週間の間に、社会性を身につけます。他の猫と触れ合い、周りの状況を把握して、様々なことを学習する大切な時期です。
この時期に人間と触れ合うと、人懐こい性格の猫に育ち、人を警戒しなくなります。
これを子猫のハンドリングといいますが、野良猫でも、子猫の間に人間と触れ合うことで、人になつく猫になると言えるでしょう。
子猫の時に人間と触れ合わず、近づかずに生きて来た猫であれば、なかなかなつかないので、時間をかけて触れ合っていく必要があります。時間をかけて、安全であると感じてもらうまで、餌をあげて、何度も会いにいき、顔を覚えてもらうといった地道な行動が必要でしょう。
猫がなつく人、なつかない人のまとめ
猫は、犬のように家族を群れとみなすことはないと考えられています。ただ、個人的に好きな人、そうでない人、といった区別はあるので、なつく人、なつかない人というふうに分けられると考えられます。
声が高くて大きくなく、荒っぽい動きをしない、といったことが自然にできている人は、猫がなつく人だと言えるでしょう。
さらに、餌をくれる人、撫でてくれる人、放っておいてくれる人、マッサージしてくれる人など、猫にとって良いことのある人は、猫になつかれるでしょう。
猫がなつかない、と思ったら、猫が嫌がるようなことをしていないかチェックしてみてください。人間が仲良くなろうと思ってしていることも、猫にとっては、なつくどころではなく、嫌うような行動になっているかも知れません。
基本的に、猫は自由にするのを好みますので、猫の行動を制限したり、不快な思いをさせたりしないように気をつけると、猫がなつく人になれるでしょう。
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