岩合光昭初監督作品!映画「ねことじいちゃん」が2019年2月22日(金)公開となります。
岩合光昭といえば、日本人の作品としては初めて『ナショナルジオグラフィック』誌の表紙を2度飾った世界的に有名な動物写真家であり、NHK-BSプレミアムで放送中の『岩合光昭の世界ネコ歩き』も大人気。そんな岩合監督の初めての作品「ねことじいちゃん」の作品への想い・撮影秘話を岩合監督御本人に伺ってきました!
映画「ねことじいちゃん」の作品への想いや出演者の方や主演猫ベーコンの裏話、撮影秘話など作品をより楽しむためのお話を岩合監督がたくさんお話を聞いてきたよーっ! |
▶「ねことじいちゃん」の作品に関する情報はこちら
・岩合光昭監督とヒロイン役の柴咲コウによる写真展開催イベントが行われました
・「ねことじいちゃん」実力派俳優が勢ぞろい、全キャストを発表!
・ニャンともかわいい特報映像が解禁!
映画「ねことじいちゃん」への想い
初監督作品である「ねことじいちゃん」は岩合監督にとってどんな想いでつくられた作品だったの? |
本作では、カメラマンとしてではなく監督として作品に携わったので、ファインダーを覗いていないんです。監督として自分がここを感じて欲しいという場面は意図的にちりばめて随所に入れるようにしました。なぜなら、”ねことじいちゃん”という映画は日本のどこかにある島でじいちゃんと島の人たちとの交流などを通して「こんな島があったら素敵だな、行ってみたいな」という風に映画をご覧になられた方が感じてもらいたいと思ったからです。過疎化だとか色々問題はありますが、そういう問題を乗り越えてもやっぱり肯定的にこの映画を観てくださるのではないかと思っています。 |
主演猫ベーコンの知られざる素顔
ベーコンの演技力に脱帽だったわ。主演なのも納得。ベーコンってどんな猫ちゃんなの? |
本当にものに動じないし、人懐こさに関しては軍を抜いていました。主役探しでは100匹以上の猫を見ました。その中でベーコンは本当に良い猫だなと思っていたんですけれど、毛の模様がキジトラだったのが唯一引っかかっていました。テレビ・映画・その他映像を観ていると、猫の毛模様って結構明るい色の毛模様の猫を使われることが結構多いんです。ベーコンも今まで他の映画に出てくるんですが、引いて撮ると黒くなってしまうからあまり目立たないんですよね。 |
そんな悩みがあったにも関わらず岩合監督がベーコンを主演猫に選んだ理由は何だったの? |
最終審査でベーコンの番になると、彼はまず部屋の壁沿いに立っていた大勢のスタッフ一人一人の足もとを挨拶するように巡ったんです。これ本当の話なんです。みんなが驚きの声を上げましたね。それで決まりと思ったんですが、一番最後に志の輔師匠と一緒に歩いてもらったら足に沿うように歩いてくれて、半ばに来て師匠の顔を2度見上げてくれたんです。思わず「本番でやってください」って言ってしまいました。 |
演技力以外にも見た目も素晴らしい猫だと思います。抱いたらパンダみたいに三等身になっちゃうし、僕好みの大きな顔ですしね。家に来て欲しいし、一緒に暮らしたいくらいです。 |
岩合監督はたくさんの猫ちゃんを見てきているけれど、そんな中で驚かされたなんてよっぽどよね。人の言葉がわかるかのような演技を見せてくれたベーコンに作品を観た方は必ず驚くはずだわ。 |
作品をより楽しむならこれを要チェック!
映画「ねことじいちゃん」を100倍楽しめちゃうような岩合監督おすすめのシーンとかってなーい? |
今うちにいる猫が実は劇中で田中裕子さんが抱いている子猫(タマの子猫時代)です。撮影後、引き取り手を探していたので「僕が引き取ります」という経緯で、兄弟でお迎えしました。 |
えぇ、それは凄い!見逃せないわね。あの子に兄弟がいたの?2匹とも、とても可愛いでしょうね。仲良くしている? |
とても兄弟仲が良いですね。子猫時代のタマ役をやっていたから家でもタマって呼んでます。玉三郎のタマです。「田中裕子さんが抱いた猫なんだからがんばれ」と言ってます(笑)兄弟の方は、友情出演してくれた中村鴈治郎さんの本名、智太郎のトモと名付けました。 |
ずばり、監督にとって一番好きなシーンはどこですか? |
一番最後に桜のシーンがあるんですが、ベーコンの演技はプロダクションの方も「あそこまでやるとは思っていませんでした。」って言うほど凄いシーンでした。 |
桜のシーンはあたちも印象的だったわ!志の輔師匠の歩くスピードに合わせて歩くベーコンの姿はまさにスーパーキャットだったわ。 |
キャストの裏話
キャストの中には猫好きの方も多かったのかしら? |
柴咲コウさんですね、圧倒的に。本当に猫に好かれる方ですね。彼女はスタッフの方たちと共に別の部屋でスタンバイをしている猫たちのトイレ掃除を率先的に行ってくれたり猫にすごく気を使ってくれました。それを見て、本当に偉いと言うか、本当の猫好きなんだと感心しました。 |
志の輔師匠もベーコンとの相性が良かったと思います。休憩の合間にも抱かれていて、常に大吉になろうという努力を常にされていました。膝を爪でバリバリしてしまうシーンがあるんですけれど、あれはベーコンが心を許している証拠だと思いますね、本当痛いと思いますが(笑) |
お蔵入りになりかけたシーンを救ってくださったのは、小林薫さんです。劇中で猫が喧嘩をしてしまうシーンがあるのですが、それはもちろん脚本にはないんです。猫が喧嘩をした時に小林薫さんが「ほら、喧嘩なんかすんじゃねぇよ」って言ってくれたんです。あの言葉がなかったらあのシーンは使用できませんでした。あの言葉で救われました。その役に本当にはまってくださって、役のキャラクターらしい言葉を言ってくださり、さすがだなと思いました。 |
キャストのみなさんのエピソードに驚きね!全シーン必ず猫が出てくる本作だけれど、それにはスタッフだけでなくキャストさんたちの支えもあったのね。 |
作品を心待ちにしている皆さんへ一言
最後に…作品をご覧になるみなさんに一言お願いします! |
ねことじいちゃんという映画は島の美しさを映すために集落の撮り方、四季の表現など計算しながら撮影を行っています。それと、人と猫が暮らしていくというのはどういうことなのか、猫の人を結びつける力というのは僕たちが考える以上の力があると思うんです。猫が取り持つ縁というのがもちろんありますし、全てそれを観て頂いて映画館を出るときは笑顔で微笑んで誰かと「楽しかったね」と言ってくだされば嬉しいです。 |
岩合監督ありがとう!!! |
追加キャストの発表があり豪華出演陣からのコメントも届きました。本作において、主人公悟の過去を知る非常に重要な役どころとなっている出演陣らに要注目です。
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映画「ねことじいちゃん」の全キャストの発表と各出演陣らからコメントが到着しました!実力派俳優の名が並ぶ今作、ますます注目度が高まります。
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岩合光昭が初の映画監督を務める映画『ねことじいちゃん』が公開!公開に先駆け特別映像を公開!劇中に登場する猫ちゃんの可愛らしさが前回な映像は見逃せません。
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岩合監督自身が撮影を行った「本ビジュアル」と「予告映像」が解禁。劇中でも目を引く桜の下で大吉さんとタマが素敵に映る1枚となっています。
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(クロックワークス/KADOKAWA/東海テレビ放送/RIKIプロジェクト/岩合写真事務所/クレヴィス/ひかりTV)
特別協賛:OLYMPUS mont・bel 協賛:高須組 キャッチネットワーク 知多メディアスネットワーク
制作プロダクション:RIKIプロジェクト 配給:クロックワークス (C)2018「ねことじいちゃん」製作委員会
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