ジャパンキャットショーに日本各地から200匹を超える猫が集結!美しい猫に圧巻

2019.05.13

ジャパンキャットショーに日本各地から200匹を超える猫が集結!美しい猫に圧巻

日本最大級のキャットショー「ジャパンキャットショー」が東京・池袋で開催されました!会場には日本各地から200匹以上の猫ちゃんたちが集まり、様々な審査が行われました。キャットショー初参加のペッスマスタッフが大潜入!実は一般の人でも楽しめるキャットショーの魅力や豆知識をご紹介していきたいと思います。

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5月12日(日)池袋サンシャインシティ文化会館ビルにて「ジャパンキャットショー」が開催されました。ジャパンキャットショーは日本最大級のキャットショーで、「CFA Japan Region」と「TICA Asia East Region」という日本を代表する2つのキャットクラブによる各キャットショーが同開場にて行われる国内初のイベントです。

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猫は好きだけれど、キャットショーは敷居が高い…とイメージをする方も多いと思いますが実はそんなことないんです!実際にペッスマ取材班がジャパンキャットショーに潜入し、キャットショーの見学をしてきました!キャットショーのイメージが変わる!?猫好きには最高に楽しいジャパンキャットショーの魅力をお伝えします。

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日本初となる2団体同時開催のキャットショーとなっており、可愛くて気品のある猫ちゃんたちが集まってきます。見ているだけでも十楽しめますが今回は講習会も開催!!

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キャットショーとは

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ジャパンキャットショーのみならず、キャットショーは年間を通して行われており約20回ほど行われていると言われています。多種多様なトップ級のショーキャットたちが日々の健康管理の成果である美しさと健康を競います。つまり、各猫種によるオーディションによってNo.1キャットを決めていく大会のようなものです。今回はなんと約200匹を超える猫ちゃんがキャットショーに参加をしていました。

キャットショーの団体が複数ある理由

今回のジャパンキャットショーは2つの大きな団体の同時開催でしたが、なぜこうしたキャットショーの団体が複数あるのか不思議ですよね。それには団体の誕生年や理念に違いがあり、複数の団体が存在しているからなんです。今回の2団体の場合は…

【CFA Japan Region】
19006年に米国で創立された世界最大の愛猫協会として活動する非営利団体です。猫の品種改良により遺伝的な血管を排除した各種血統猫の健康促進を最大の目的とし、アメリカ全土、カナダ、南米、ヨーロッパ、アジア、ロシア、および日本にその所属クラブは600以上を数えます。

【TICA Asia East Region】
純血種および家庭猫の世界最大の血統登録機関であり、キャットショー公認機関として1979年に米国で創立された世界最大の団体の1つです。会員は純血種猫の血統の保全およびあらゆる家猫の健康と福利の推進に協力し合い、取り組むことが推奨されています。

こういったように各団体に違いがあり、審査の基準なども異なってくるのです。

審査はどうやっておこなわれるの

審査の基準を知るとよりキャットショーが楽しめます。今回のジャパンキャットショーでは、初めての方でも楽しめるようキャットショーや猫ちゃんに関するセミナーが行われていました。その1つが「キャットショーの楽しみ方講座」というCFA Japan Regionの方によるセミナーです。

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講師の小泉さんによると、キャットショーの審査基準は各団体によって若干異なっているものの、基本的には猫種ごとのスタンダードにのっとり、「耳・目・骨格のかたち」「手足の長さ」などといった体のパーツや「健康状態」「手入れの状態」に点数をつけて審査を行って行くそうです。また、審査の分類はかなり細分化されており、性別・カラー・年齢などごとに審査を行います。

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ジャパンキャットショーでは2つの団体が各ブースにて審査を行っており、リングと呼ばれる審査台スペースにて各団体のジャッジ(審査員)が各ジャンルや猫種ごとにエントリーをする猫ちゃんを審査していきます。1匹の猫ちゃんを審査するのにかける時間は約15秒程度。ドッグショーとは違いかなりハイスピードで審査が行われて行くのに驚きです。各部門の猫ちゃんの審査が終わるとリボンがつけられて行きます。これが順位。色で分けられたリボンにより順位が変わっていくのですがこのリボンの中で皆が狙うのが「赤茶色」のリボン。これをもらえるとファイナル(決勝)へのコマを進めることができるのです。

ファイナルは予選を勝ち抜いてきたトップクラスに美しくて純血の基準を忠実に守る体の猫ちゃんたちが集結。リングの周りにはかなりの人だかりが出来ており、審査の様子を見守っていました。ファイナルでチャンピオンに選ばれた猫ちゃんたちにはロゼット(花)と呼ばれるお花の付いた大きなリボンが送られ表彰をされます。

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素人目にはどの子も可愛いくて気品のある猫ちゃんに見えるのですが、ジャッジは触った感じや見た目、猫ちゃんの動きなどから細かな違いを見極めていき順位をつける経験と知識に圧巻されました。

みんなで審査を体験!

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メインステージのエリアでは、「キャットショーの楽しみ方講座」の他にもジャパンキャットショーがより楽しめる多彩なプログラムが行われておりました。その一つが主催者であるロイヤルカナンのイベント「ROYAL CANIN CAT SHOW EXHIBITION」。6匹の猫ちゃんの模擬審査を実際にCFAとTICAのジャッジの方が解説をしながら行い、最後に一般の方の投票で優秀猫を選ぶと言うものです。

模擬審査では各猫の種類の体の特徴の解説だけでなく、その猫種の誕生の歴史や性格、毛質、お手入れの方法や頻度など猫と暮らしている人にはかなり勉強になる情報を含めてたっぷりとお話をしてくれました。何より、個人的にはジャッジの人たちは膨大な猫種のあらゆる知識が頭に入っておりそれを元に短時間で1匹の猫の特徴や個性を理解しているということに驚きでした!!ジャッジはキャットショーに猫を出陳している人の憧れ的存在であるのも納得ですね。

キャットショーの審査は難しく壁の高いイメージあありましたが実際に解説をしながらやってくれることによって、一般の私たちにもキャットショーが楽しめるイベントであることを教えてくれた気がします。

ロイヤルカナンのブースも充実

広いジャパンキャットショーの会場では主催者であるロイヤルカナンのブースもあり、皆さん足を運んでいました。このロイヤルカナンのブースでは愛猫に最適なフードを個別に診断してくれる「フードカウンセリング」が無料で体験できました。猫種や性別、年齢、お悩み事などを入力すると、その猫ちゃんに合ったフードを提案してくれるのです。

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さらに、もっとお話を聞きたいという方の為に直接ロイヤルカナンの方に相談のできるブースもあり、気になるお悩みを相談されている方を多く見かけました。同ブースでは他にもフードの豆知識などが学べる展示など楽しめる工夫がいっぱいで大盛況でした。

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出陳猫ちゃんにも運が良ければ触れ合える

今回のジャパンキャットショーでは合計200を超える猫ちゃんが出陳されていたのですが、やっぱりどの子も最高に可愛いんです。ケージの中で自分の審査を待っているのを見学させてもらえるだけでも癒やされます。基本的には出陳猫とオーナーさんはショーの準備や順番に追われ忙しくしているので、触ったりお話をしたりするのは難しいのですが…たまに運よく交流が出来ちゃうことも。そんな時は猫ちゃんを間近で見させてもらうことが出来ます。

私が今回出会った猫ちゃんの中には日本では超希少な猫ちゃんも。「トイボブ」と言う猫種のこちらの猫ちゃんはなんと日本にまだ15匹しかいないレア猫ちゃん。

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ロシア原産の猫ちゃんで雄の成猫でも3キロ弱という小ささ。澄んだ目やシュッとしたボディには格好良さもありつつすごく甘えん坊で人懐っこい性格のギャップに心を奪われました(笑)こんな風に普段は出会えないような珍しい猫ちゃんを見られるのもキャットショーの魅力の一つですね。

ジャパンキャットショーは猫と暮らす多くの方や猫好きさんにとって楽しめ、学ぶことのできるイベントとなっていました。出陳されている猫ちゃんたちを見ているだけでも癒やされますし、いつかは自分も出陳いてみたい!という方にとってもすごく刺激になるんじゃないかと思います。次回開催の際は是非お気軽に参加してみてはいかがでしょうか。

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坂本 絵美

坂本 絵美

ペットのお出かけスポットやエンタメ情報などを日々追いかけて取材、撮影、執筆までオールラウンドに担当。7.1kgのBIGサイズなチワワ(※肥満じゃないよ)と自由気ままに暮らす4年目の新米ライターです。愛犬を愛でるのと同じくらいスノーボードを愛し、年間30日以上は雪山を渡り歩いてます。フットワークの軽さと動物への愛を武器に皆様へ素敵な情報をお届けします!

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