猫キック・けりけりとは?
「猫キック」とは、猫が飼い主さんや物を前足でがっちりと抱きつくようにしがみついて、両後ろ姿を使って蹴り上げることを言います。「けりけり」とも呼ばれていて、SNSなどでもよく目にする行動です。
何度も何度も繰り返し蹴りをするので、痛い思いをした飼い主さんもいるのでは?爪のお手入れは欠かせませんね。
でも、どうして猫キックをするのでしょう?その理由についていくつかご紹介します。
猫キックが繰り出される理由は?
◆遊んでほしい時の猫キック
寝転んだ猫に触れようと手を伸ばしたら、猫キックをされてしまった場合。これは猫が遊びたいと思っている場合が多いようです。じゃれている感覚なのだそう。
構ってほしい時にもするので、こういう場合はたくさん遊んであげましょう!
また、キックと同時に噛むこともありますよね。構ってほしい時にする場合は甘噛みなので、痛くはないと思います。ですが、時々ヒートアップしてしまうことも…。
◆機嫌が悪い時の猫キック
機嫌が悪い時も猫キックを繰り出す時があります。しつこく構ってしまった時や嫌がる場所を何度も触ってしまった時など、こういう場合も猫キックをします。
これは猫が嫌がっているのが理由のようです。お腹を触られるのが嫌いな猫は多いですが、ここをしつこく触られると猫キックを繰り出されます。弱点になる場所なので、触られたくないと思う猫が多いようです。こんな時は噛み付かれてしまうことも。
飼い主さんが怪我をしてしまう場合もありますので、様子を見ながら構ってあげてくださいね。
◆じゃれあう時の猫キック
多頭飼いの方は猫同士がお互いに対して猫キックを繰り出している場面を見たことがあるのではないでしょうか?激しいケンカに見えて、止めようとしたことがある方もいると思います。
飼い主さんが怪我をする可能性もあるので、こういった場合は様子を見てください。
本格的なケンカではない時が多々あるようです。お互いにじゃれているだけという場合が多いので、むやみに手を出さないようにしましょう。
ケンカで前足を使った時は本格的なケンカなので、注意してくださいね。
猫キックを止めさせたい時は?
猫キックを止めさせたい時もありますよね。興奮している時は尚更、なかなか猫キックは止まりません。ヒートアップすると、さすがに飼い主さんが痛い思いをしてしまいます。
◆おもちゃや好きなもので気をそらす
そんなときは、まずおもちゃを使ってみましょう。猫の興味をそちらに向けるのです。余程、飼い主さんの腕や足ではないと嫌だという場合以外は、おもちゃに興味を移してくれると思います。猫の構って攻撃を受け止めてあげる対策方法になります。
または、好物のものを見せたり匂いを嗅がせるのも効果的。ですが、一歩間違えると猫キックをすればおやつがもらえると勘違いしてしまうので、ここだけは注意してくださいね。
◆けりけり専用のおもちゃを使う
最近は、猫キック専用のおもちゃも売られているので試してみるのもいいと思います。遊びながら猫キックをさせてあげるのが一番いい方法ですよね。中には飼い主さんの腕が一番だと思っている猫もいるとは思いますが…。
ぜひ、専用のおもちゃを与えてあげてください。お家にあるぬいぐるみや、手作りのものでもいいかもしれませんね。
その他我が家でやっているのは、猫の顔に息を吹きかけたり、猫が嫌いなものを見せたりしています。顔に息を吹きかけられるのを嫌う猫も多いようなので、こちらは効果的だと思います。
やりすぎると嫌われてしまうかもしれないので、ほどほどにしてくださいね。慣れてしまう場合もありますが…。
猫キックと上手く付き合いましょう
猫キックは構ってほしい、遊んでほしいという猫からのメッセージです。たまに何故、そんなところに猫キック?という場合もありますが…
我が家の猫は何故か、急に薄目のクッションの下に潜り込んでから猫キックを繰り出しています。3匹いるうちの1匹がそういった行動をして、もう1匹は母の腕にします。ですが私にはしてきません。そして、もう1匹はまったく猫キックをしません。猫にもいろいろあるようです。
猫が猫キックするのには必ず理由があります。理由を知って、かわいい猫のけりけりと上手く付き合っていきましょう。
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