猫の寝相にはこんな意味が!?添い寝をしてくる猫の本当の気持ちとは?

2017.11.11

猫の寝相にはこんな意味が!?添い寝をしてくる猫の本当の気持ちとは?

皆さんのご家庭の猫ちゃんは、寝る時にどんな格好をしていますか?猫はコタツで丸くなるという歌の歌詞があるように、丸くなって寝る猫も多いですが、中には奇妙な寝相をしていたり、全然丸くならずに爆睡する猫ちゃんもいます。そこで、今回は変わった寝相の猫ちゃんの紹介と寝相から分かるその意味、添い寝についてなど、猫の寝相の心理に迫ってみたいと思います。

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SNSで話題!おもしろすぎる猫の寝相

猫の寝相には、猫ごとに個性があります。びょーんと足を伸ばして寝る子もいれば、仰向けで寝る子、手で目隠しをして寝ているなんて猫ちゃんも見かけたりしますね。

まずは、SNSで話題のかわいすぎる猫の寝相をいくつかご紹介します。

◆長いっ!そして美脚!!隣の猫ちゃんが猫らしい寝方をしているから更に個性が光ります

◆何見てんのよと言わんばかりのチラ見!おやすみ中のとこ失礼しましたm(_ _)m

◆はみ出てますはみ出てます!隣のお家の方への攻撃はお辞めください

◆えっ!?そこ!?ベットじゃなくてそこで寝ちゃうの( °_° )狭いところが好きなのは分かるけど…


寝相からわかる猫の気持ち8つ!

猫 寝相 添い寝

猫ちゃんの面白い寝相をいくつかご紹介させて頂きましたが、そもそも猫の寝相には意味があるのでしょうか。

基本的に猫の寝相には大きく分けて二つの意味があります。それは「気温」「リラックス度」。例えば、寒ければそれを凌ごうと丸まったり、暑ければ足を伸ばして寝るなどの寝相です。

それぞれの寝相の真相についてまとめてみました。

◆お腹を見せて仰向けで寝る意味

こちらは猫が最もリラックスしている状態の寝相で、少し暑い時に多く見られます。「ヘソ天」なんて呼ばれ方もされていますね。

猫の1番の急所はお腹。それを無防備にさらけ出して寝るということは、かなり安心しきっている状態です。
環境や飼い主さんに対する安心感から警戒心が全くない事で見られる寝相なので、例えば見知らぬ来客があった場合にはすかさず体を縮めた状態になるはずです。猫は安心できる環境であっても、知らない人がいる時には完全にリラックスすることはできないのです。

◆足を伸ばして横たわって寝る意味

こちらの寝相もよく見かける猫らしい寝方ですね。足を伸ばしているということは、お腹を見せている時と同様かなりのリラックス状態になります。

もともと警戒心の強い猫は、安心できる環境以外ではすぐ様動けるようにしておかなければならないので足を伸ばしては寝ません。

お腹を見せている時の寝相との大きな違いは気温です。こちらの寝相の場合は適温で快適な状態のようですね。

◆香箱座りで寝る意味

こちらは座った状態で前足を体の下にしまっている寝相です。前足をしまっていると、咄嗟に逃げたりすることができないので、香箱座りはくつろいでいる事の現れです。

気温に関しては、少し寒い状態でよく見られます。

◆座って寝る意味

香箱座りと違い、前足を折りたたまずに地面につけて寝ている時は、少し警戒している状態です。

警戒している状態で目を閉じられるのも凄いですが、猫は反射神経もバツグンなので、地面に前足がついた状態で寝ればいざという時にすぐに行動できます。例え室内であっても、外で物音がしたり来客中などはこちらの寝方をする事があります。

気温は適温~少し肌寒い状態です。

◆手で目隠しをして寝る意味

自分の手で目隠しをしている猫を見かけて癒された経験はありませんか?こちらは、適温ではありますが、猫にとって眩しい状態の現れです。

元々猫は暗所を好み、人間同様眩しい状態では寝づらい子もいます。眩しさから逃れるために暗い部屋に移動して寝る猫もいますが、目を隠して明るい部屋で寝ているということは、目隠しをして眩しいのを我慢してまで大好きな飼い主の傍で寝たいという意味も隠されています。なんて健気で愛おしいのでしょうか!

ただし、眩しい状態のままはストレスになる場合もありますので、電気を暗くしてあげる、ブランケットなどをかけて光を遮ってあげるなどしてくださいね。

◆狭いところにすっぽりハマって寝る意味

さきほどもご紹介しましたが、よくダンボール箱や洗濯かごの中で寝る猫ちゃんもいます。「猫鍋」とよばれるグッズも人気となっていますよね。
他に広く使える寝場所が沢山あるのに、なんでそこ!?と思われる方もいるかもしれませんが、これは野生だった時の名残りの習性で、安全で落ち着ける場所を求めている時の行動です。

猫は当然屋外で暮らしていた訳ですから、寝ている時も外敵から身を守らなければなりません。そのため、身を守るのに適した木の上や木の穴の中、岩の隙間などを寝床にしていたのです。
ですから、狭いところは猫にとって落ち着く場所なのですね。

◆体を丸めた状態で寝る意味

冬は特にこの寝相の猫ちゃんが増えるのではないでしょうか?

そうです、この寝方をしている時は寒い時がほとんどです。
また、精神は警戒状態で、急所であるお腹をしっかりと隠し、且つ体を寒さから凌いでいるのですね。

◆お尻や背中を人に向けて寝る意味

筆者宅の猫もそうなのですが、一緒に寝る時に私の方にお尻を持ってきたりします。
酷っ!お尻を向けなさんな!と思った時もありますが、このような状態で寝ている時は相手を信頼している現れなんです。

え…?尻向けといて…?と思われるかもしれませんが、猫は前から敵が来ても戦ったり逃げたり出来ますが、流石に背後から近づかれたら身の安全を守れません。
ですから、自身で注意が行き届かない背後を信頼出来る相手に守ってもらうためにお尻を向けて寝るのです。

理由を知れば、なんだ嫌がらせじゃなかったんだと一安心ですよね。


猫が足の間や脇の下で添い寝する理由は?

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寝ていたら猫が布団に入ってきたり添い寝をしてくるなんて事がありますよね。
単に寒いという場合もありますが、猫は元々警戒心が強く単独で寝ることが多いので、どんな場合でも、添い寝をしてくるということはある程度の信頼関係にあるという事です。

この可愛らしい猫の行動ですが、添い寝する場所によっても理由は変わってきます。

そこで猫が添い寝をする場所別に、その理由についてご紹介します。

◆足の間で添い寝する場合

添い寝してくる時点である程度信頼関係は築けていますが、寝る場所が足元に近づくにつれて信頼度は低く、ある程度距離を置かないと危険かもしれないという現れです。

筆者宅の猫も最初は腕枕で寝ていますが、あまりにも筆者の寝相が悪いからか、いつの間にか足元に移動して身の安全を守っている事があります。

◆脇の下で添い寝する場合

脇の下は顔にとても近い場所ですので、とても信頼されている証拠です。

筆者宅の猫は鼻息が顔にかかるほど近くで寝るので夏はとても暑苦しいですが、まあそれも信頼されている証なら許せる気もしないでもないです。

脇の下で寝るのはとても信頼している相手に甘えているということですので、存分に可愛がってあげてくださいね。

◆体の上で添い寝する場合

これは猫ちゃんが飼い主さんまたはその人よりも自分の方が優位だと思っている可能性があります。添い寝をしてくる時点で信頼はしていますが、「私のが偉いのよ」という気持ちの現れだったりします。

◆色々な意味がある猫の添い寝

その他、添い寝は子猫の頃からの習慣だと大人になってもしてきますし、飼い主さんも縄張りの一つと思い守っているということも。また、猫の平熱は高く38℃~39℃と言われているので、暑くても添い寝してくる場合は、自分より体温の低い人間のそばで涼んでいるということもあるようです。

それから、普段は添い寝をしてくる猫ちゃんがしない場合には、体調などを崩している場合があります。

ご自宅の猫ちゃんの様子を観察して、室温の調整や体調の変化なども気を付けてあげましょう。


まとめ

猫は寝る事が1日のメインで本当によく寝ます。寝る子からネコと呼ばれるようになったという説もあるほどです。そちらの真相については不明ですが、猫にとって寝る事はお仕事と言っても過言ではありません。

猫は睡眠時間も14時間程度と長いのですが、元々狩りをして生活していた名残りで、ほとんどが深い眠りにはついていません。14時間の8割がレム睡眠状態なので、深い眠りについているのは実は3時間程。いつ身に危険が及んでも守れるように、浅い眠りで寝ていることが大半を占めてるのです。

だからこそ、ご自宅の猫ちゃんが安心して睡眠を取れる環境を整えてあげたいものですね。



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harerun

2児と1匹の母です。ライター歴は浅いですが、自由気ままな子供と猫が暴れ回る中で楽しく執筆させて頂いてます。愛猫のギャーピーちゃんは今年9歳になる女の子ですが、お風呂にまで付いて来る甘えん坊。仕事をしていても常に膝の上で勝手に寝ている愛猫を撫でるのが日課です。


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