1.キャットシッターとは?
1-1.留守中の猫のお世話はどうしてる?
1-2.家以外の環境が苦手な猫ちゃんにおすすめ
2.どんな時にキャットシッターを利用する?
2-1.外出等で1日家を空ける時
2-2.旅行等で数日間家を空ける時
2-3.長期間家を空ける時
2-4.緊急時
3.キャットシッターの利用方法は?
3.サービス内容の例
3.キャットシッター利用の流れの例
4.キャットシッターの利用料金の相場は?
5.キャットシッターの探し方は?
5.住んでいる地域で探す
5.知人・友人から情報を得る
5.キャットシッターを選ぶ時のポイントは?
5.動物取扱業等の資格を有しているか
5.料金設定が明確か
5.打ち合わせ内容がしっかりしているか
5.まとめ
キャットシッターとは?
キャットシッターとは、飼い主さんが留守をする時に家に来てもらい、飼い猫のお世話をしてくれる猫専門のペットシッターです。
◆留守中の猫のお世話はどうしてる?
急な外泊や、仕事の出張、旅行などの時に、猫を見てもらえる家族や友人、知り合いがいますか?
そんな人がいない場合は、ペットホテルや動物病院に預けるという方法もあります。でも、猫にストレスがたまらないか、ちゃんとご飯を食べてくれるか、頼んだ所に手厚くお世話をしてもらえるかなど、心配な事がたくさんありますよね。
また、猫の性格に合わせて対応してくれたり、遊んでくれたりといったことはなかなか望めません。
◆家以外の環境が苦手な猫ちゃんにおすすめ
愛猫には、できれば住み慣れた家で、いつものように過ごしてほしいもの。留守にしていても、猫が安全に過ごせるようにしてくれて他人が家に入っても安心できるという、なかなか難しい問題を解決してくれるのが、キャットシッターです。
猫は過ごす場所が変わる事にとてもストレスを感じます。また、家族以外の人にはなつかないという傾向が強い生き物でもあります。普段過ごしている慣れた環境で、飼い主の留守中でもいつもと変わらない環境で過ごしてもらった方が安心だということで、キャットシッターを利用する人も多くいます。
どんな時にキャットシッターを利用する?
◆外出等で1日家を空ける時
1日朝から晩まで家を留守にする、という時です。たった1日といっても、猫のご飯と水やり、トイレの世話、そして猫の様子が気になる場合にお願いすると良いでしょう。
◆旅行等で数日間家を空ける時
数日家を空ける場合だからこそ、住み慣れた家で、できるだけ普段と変わらず過ごして欲しいものですよね。普段は諦めることもあった旅行も、キャットシッターを頼む事で行く事ができるようになります。
◆長期間家を空ける時
旅行はもちろん、病気のために入院などで長期間家を空けることもあるでしょう。長期であればあるほど、猫のためには家が変わらないことが安心して暮らせる理由のひとつになります。
そして定期的に面倒を見てもらうだけでなく、しっかり猫の様子を報告してもらえる事がキャットシッターをお願いするメリットだと言えます。
◆緊急時
身内の不幸や、怪我や病気など、予期しない事が起こって猫を置いて家を空けなければならない場合がありますね。期間が短い場合だけでなく、今後どうなるかわからない場合でも、とりあえず猫のお世話をお願いできれば安心です。
ただし、キャットシッターを初めて利用するのがその当日だと、お願いできない場合もあるでしょう。また、安全性の面からもしっかりと事前に確認しておき、信頼のおける業者と契約する事が大切です。
キャットシッターの利用方法は?
キャットシッターを利用する時の例をご紹介します。
◆サービス内容の例
キャットシッターにしてもらえるサービスとしては、以下が挙げられます。
★ご飯と水やり
食事の準備、食べ残しの片付け、食べた量のチェック、水やり(水換え)、食器の片付けなど。
★トイレの掃除
キャットシッターには、トイレ掃除、排泄物のチェック、猫砂やシートの入れ替え、別料金でトイレの丸洗いなどもお願いできます。
★お手入れ
指定の時間滞在して、おもちゃなどで遊ぶ、ブラッシングしてもらいます。
猫の性格や好きなおもちゃなどを伝えておくのもいでしょう。キャットシッターにしてもらえるサービスを打ち合わせの時に確認しておきましょう。
★緊急時の対応
猫に何かあった場合は、かかりつけの動物病院に連絡、必要であれば連れていってくれます。持病があったり、普段飲んでいる薬があったりする場合も伝えておけば対応してもらえます。
また、外出先からでも連絡が取れるか、その日のうちに報告してもらえるかなども聞いておきましょう。
◆キャットシッター利用の流れの例
- キャットシッターを予約する
- 打ち合わせ・契約をする
- キャットシッター当日
まずキャットシッターに連絡を取り、予約をします。来てもらいたい日にちと、多頭飼いの場合は猫の数を伝えます。この時に見積もりをしてもらっておくと良いでしょう。
連絡をとったあと、自宅に来てもらってのヒアリングや顔合わせが行われるのが普通です。その際に、実際にお世話をしてもらうキャットシッターと話をして、キャットカルテを作ってもらい、どのようなお世話をしてもらうかを打ち合わせします。
実際の利用料金も計算してもらいましょう。その時に猫についてはもちろん、家の鍵の受け渡しについても話をします。内容が決まれば契約となります。支払いはキャットシッターにより違いますので確認してください。
いよいよ当日です。当日の業務を行なった後、キャットシッターに猫の様子がどうだったかを報告、連絡してもらいます。メールや書面など、形式は事前に聞いておくと良いでしょう。
キャットシッターの利用料金の相場は?
キャットシッターの基本料金は、1日2,000〜4,000円程度(キャットシッターの1度の訪問時間が30分~1時間前後)のようです。
また、基本料金の他にかかる別料金として、以下のものがかかります。
・交通費:実費や無料区域があるなど
・繁忙期の割増料金:ゴールデンウィーク時などは○%増しなど
・多頭飼いの場合は追加料金:一匹500円~など
その他、緊急時の対応料金、延長料金、1日複数回訪問の料金などもあります。
キャットシッターにより料金は違いますので、大体の目安としてください。料金やサービス内容、緊急時の連絡方法などについて、打ち合わせでは必ず確認してから契約しましょう。
キャットシッターの探し方は?
◆住んでいる地域で探す
まず、自分が住んでいる場所の近くで探してみましょう。
キャットシッターのサービスでは、「○○線沿線」「○○市全域」等サービス可能区域を指定しているところや、「○○市まで交通費無料」など交通費がかからない区域を指定している場合もあります。
また、近くの動物病院を知っているなどの土地勘があるほうが良い事からも、住んでいる地域に詳しいキャットシッターのほうが良いでしょう。
◆知人・友人から情報を得る
知り合いが使った事がある、良い評判を聞くのでおすすめなど、口コミがあるほうが少しでも安心です。キャットシッターもひとりの人間ですから、どんな人かを知っている人がいて話を聞けると良いですね。
ホームページやブログ、フェイスブックも確認して、キャットシッターとして情報を発信をしているところの方が良いでしょう。更新履歴も確認し、開示できるようなしっかりした活動をしていて、料金が明確に出ている、猫に対しての愛情が感じられるところを選ぶのが良いでしょう。
キャットシッターを選ぶ時のポイントは?
猫の命をあずけるだけでなく、留守宅の鍵も渡すことになるので、信用できるキャットシッターを選ぶことはとても大切です。
そして契約するかどうかは、まず打ち合わせの時に自宅に来てくれて、顔を合わせて行なってくれるところを選びましょう。電話だけで済むようなところは良くありません。
◆動物取扱業等の資格を有しているか
キャットシッターとして開業するには、動物取扱業申請と動物取扱責任者申請が必要です。資格があるものだけが、キャットシッターになれます。逆に言えば資格を有していなければ信頼できませんので、必ず確認しましょう。
動物愛護管理法に基づく表示として、ホームページや広告にも次のことが明記されているか確認しましょう。
・動物取扱業の種別
・登録番号
・登録年月日及び登録期間の末日
・動物取扱責任者の氏名
・申請者の氏名または名称・事業所の名称及び所在地
◆料金設定が明確か
キャットシッターの料金表がしっかりあり、不明な請求がないこと。どんな場合に追加料金になるのか、どこまでが基本料金なのかなど、説明を求めてちゃんと答えが返ってくることが大切です。見積もりや請求書をしっかり見える形で渡してくれるところを選びましょう。
◆打ち合わせ内容がしっかりしているか
猫の面倒を見てもらう前にしっかりと打ち合わせをして、キャットシッターと飼い主がお互いに納得いくようにしておくことが大切です。
事前の打ち合わせがちゃんとあるか、契約書があるかどうか、さらに何かあった場合の緊急連絡先があるかどうかを確認しましょう。
★キャットシッター本人での打ち合わせ
当日に実際お世話してくれるキャットシッター本人が来て、打ち合わせをしてくれるところがより良いですね。大きい事業所や会社になると、打ち合わせする人と実際に猫に会う人が違うこともあるかもしれませんので、そこは確認するべきところです。
★身分証を見せてもらえる
まず打ち合わせ時には、身分証明書を見せてもらいましょう。ちゃんと資格を取って営業しているところであれば見せてもらえるものです。
また、留守宅に入れる人ですから、身分証明書がなければ信用できないのは当然ですね。
★キャットカルテ等を作成してくれる
猫についての話をしっかりきいてくれるかどうか、キャットカルテを作ってくれているかも確認しましょう。不安なところや疑問なところまで話をして、納得いかなければ契約しないという選択もあります。
★緊急時の連絡先がある
お世話してもらっているときにも、連絡が取れるかも大切なポイントです。伝え忘れたことを連絡できたり、猫についての報告をしてくれたり、また緊急時には対応してくれるようになど、要望を伝えましょう。
内容は契約書として作成してもらって、控えを必ず貰いましょう。
まとめ
キャットシッターを利用する時、気をつけなければいけない点は、資格をちゃんと持ち、金額もはっきりとしていて、打ち合わせやサービスの内容もしっかりしていること。
そしてさらに重要なのは、来てくれる人の人柄や相性であると言えます。キャットシッターは、猫の命をあずけるだけではなく、留守宅に入る人なので、安心できて納得できる人にお願いしなければなりません。
実際に契約するまでには吟味が必要ですが、良いキャットシッターに出会えれば、生活の幅が広がります。良いキャットシッターと出会い、飼い主さんの生活の幅が広がりますように。
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