映画「猫は抱くもの」が6月23日(土)より公開となります!
今回、「猫は抱くもの」に出演されている「沢尻エリカさん」「吉沢亮さん」、「犬童一心監督」に映画についてお話を伺って来ました。映画の裏話やおすすめシーン、出演するロシアンブルーの猫ちゃんについてなど盛り沢山な内容となっています。
印象的だったのが、擬人化されている良男を撫でているシーンなのですが、人間なのに猫を触っているように映す為に何か意識はしましたか? |
犬とか猫だと毛ざわりが良かったりするけれど、服なので引っかかったりする事に中々慣れなくて、最初は苦労してどうしようかと思いました。 |
そういうのはどういうふうに練習されるのですか? |
あのシーンは元々舞台稽古から入っていったので、色々と練習はしていました。 |
出演の前に2周間くらいリハーサルしているんですよ。 |
吉沢さんは猫として表現する際どういうところに気をつけたのですか? |
難しかったです。飼い主とペットと言っても、人と人なので。変にいやらしく見えないようにとか気持ち悪く見えたらだめだなっていうのはあったので、その辺のさじ加減が難しかった。猫に関しては全くの初心者なので監督の演出に付いていきました。 |
撮影に向けて猫カフェに行ったりはしましたか? |
猫の動画を見たり、友達で猫を飼っている人がいるので触れ合ったりしました。それに加えて監督に教えて頂いて知ったことが結構ありました。それこそ気持ちよすぎると逃げるとか。目線の動きや動かし方とか。そういうのは特徴的だなと思いました。 |
ちなみにピンクのスキニーとセーターはロシアンブルーをイメージしたグレーと肉球カラーなのですか? |
加藤伸吉さんという漫画家の方に全部の猫を人間にした時のデザインをして頂いたんです。それでロシアンブルーをデザインしたのがあの姿だったんです。最初何でパンツがピンクなのかなって一瞬思うんですけど、肉球の色なんだなって後から気が付きました(笑) |
良男を引き取って家に犬2匹(チワワ)と猫1匹で今は暮らしています。最初はやっぱりお互い「何?何?」みたいにびっくりしていて犬は「誰あいつ?なんか来た」みたいになっていて最初は距離があったんですけど、慣れてきて犬とじゃれ合って遊んでいます。 |
猫を迎えようとなった理由は? |
元々母が猫好きで猫が欲しいと言っていて。丁度このお話を頂いて猫と触れ合って、その可愛いくてせっかくなら家に。良いご縁だしと思って連れて帰って母も大喜びです。 |
本作のアニマルトレーナーである坂本さんは良男を本当に安心できる人にしか渡さないと決めていたんだよね。坂本さんは良男を凄く好きでよっぽどの人じゃないと渡したくなくなっていたので飼い主が見つからなかったんです。自分で飼った方がいいんじゃないのかってくらい慎重になっていたので、沢尻さんは人として認められたってことですね(笑) |
良男の今の名前は? |
グリグリです。グレーだからグリグリ。(フランス語で「灰色」=「Gris」=グリ) |
良男にはならなかったんですね(笑) |
吉沢くんのこと思い出しちゃうものね。1回くらい思い出したりしない? |
でも似ているなぁって感じは凄くする。綺麗な顔立ちしているなぁとか、やっぱイケメンなんですよ。グリちゃんて。歳はまだ10ヶ月、11ヶ月位なんですけどね。 |
本当捕まえられないです。天井が高くてすっごい所登っていく。多分家は天国なんでしょうね。ものすごく動くし、一瞬で行くから早っ!て思って。ただうちのグリちゃんやっぱりちょっとおとぼけで、一度バスタブに落ちて(笑)私の部屋にあるユニットバスの洗面台から移動する時に思いっきり足を踏み外してバスタブの中落ちちゃって、あの時のグリちゃんの驚き(笑)わぁああってなってずぶ濡れで出てきて |
自分で出てこられたの? |
なんとか自分で出て来られて。他にも棚に登ろうとして落ちたりとか(笑)オトボケなところが結構あります(笑) |
良男がキャットフードをかなり喜んで食べていたと思うんですけど、あれって何で出来ているんですか? |
クッキーで作って頂いているんです。凄いんですよ、食べづらくて(笑)あれを食べながら芝居するっていうのが本当に難しくて。すごくパサパサしていてめちゃくちゃ口に残って、全然飲み込めなかったです。 |
私も1つもらってみたんですけど、本当にパサパサでした。これ食べているんだ…みたいな(笑) |
でもいろいろ検討してあれになったんですよ。もっと追求すればよかったですね、パサパサにならないように(笑)でも、いっぱい食べてほしかったんですよ。猫っていきなりいっぱい食べるじゃないですか。あの感じをやって欲しかった。 |
沙織の話そっちのけでご飯ご飯ってシーンがあったと思いますが |
あれそうですよね、猫って。人のことそっちのけで一瞬そうなるっていうね。 |
もしも猫になるとしたら? |
自分が猫になるって考えたことないな。でも今はさっきずっと一緒にいたのでロシアンブルーがいいなっていうのが。それは吉沢亮になりたいってことですか?生まれ変わったら(笑)ロシアンブルーってやっぱり綺麗だなって、初めて撮影したので。しかも俊敏なんですよね、しなやかで動きが早い。 |
私は結構小さなときから猫になりたいって思ったことあります。猫になって好きな人に飼われたいって。 |
なるなら野良猫になりたい。自由気ままに好きなところを歩きたい。家に住んでいたらそれは幸せなんでしょうけど |
出来るなら金持ちの家がいいな(笑)猫として住むなら。野良猫って本当に自由気ままに見えるよね、道歩いているの見ると。でも冬なんかめちゃめちゃ寒いよね。 |
このシーンが好きという所でしたり、見て欲しいシーンはありますか |
良男が最後の倉庫に入ってきて沢尻さんの隣に来るシーンは本当に自然な彼の表情ですね。猫撮るときってどうしてもそこにいてもらわなきゃならない時ってあるじゃないですか。目が光ってそこにいるとか、座ってなきゃいけないとかそういつのがあると思うんですけど。倉庫に入って来て沢尻さんの隣に来て見上げている良男は本当にカメラを回しただけなので、あぁいうときの表情って映画の撮影をして物語に組み込めたのは本当に魅力的でした。見上げている顔とか凄く良いですね。 |
ラストシーンですね。マンションの所で見ている所は素敵でした。 |
キイロの妄想の中でゴッホが絵を描いていて「お前と同じ色で世界を見ているんだよ」って言われるところのキイロちゃんがめちゃめちゃ可愛くて。撮っている時にその場にじっとしていて欲しいんだけど気づいたら色々な所にトコトコ行っているのをみんなで「頑張れ、頑張れキイロ」って言いながら応援して、あのシーンは撮っていても可愛かったです。 |
沢尻エリカさん、吉沢亮さん、犬童一心監督、素敵なお話をありがとうございました! |
【STORY】
こじらせた1人と1匹の妄想が、自分らしい幸せに気付かせてくれる―
思った通りの自分になれなくて、いつしか投げやりな生き方に慣れてしまった沙織(沢尻エリカ)。元アイドルのアラサーで、今はスーパーで働く彼女が心を開くのは、こっそり飼っている、ロシアンブルーの猫・良男(吉沢亮)だけ。今日いちにちの出来事を、妄想を交えつつ良男に話して聞かせる沙織。沙織の心に寄り添ううち、良男は自分が沙織の人間の恋人で、彼女を守れるのは自分だけだと思い込んでしまう。そんなある日、沙織の前に“ゴッホ”と呼ばれる売れない画家・後藤保(峯田和伸)が現れ、良男は沙織の変化を目の当たりにする。ある晩、良男は月に誘われるように外の世界に飛び出し、迷子になってしまい…。ゴッホや、ゴッホを慕う猫・キイロ(コムアイ)、個性豊かな猫たちとの出逢いを通じて、1人と1匹は、自分らしく生きるすべを見つけていく。
うまくいかないことの輝き。置いてけぼりをくらっている時間の豊かさ・・・。灰色の日常がカラフルに輝きはじめる、心温まる物語。
今回は沢尻エリカが猫を抱きかかえ、吉沢亮が見つめてくる姿を捉えた、”猫づくし”で“猫まみれ”のティザーポスターが解禁となりました!
沢尻が魅せる「こじらせ顔」「溢れる出る涙」「アイドルスマイル」!そして吉沢扮する、猫の“良男”の一筋の涙が気になる映像を公開。
沢尻エリカが体当たりでこじらせアラサー女性を熱演! 吉沢亮が「猫」としてダンスも披露!キュンとくる映像、そして印象的な楽曲など見どころが満載です。
■監督:犬童一心
■原作:大山淳子『猫は抱くもの』(キノブックス刊)
■脚本:高田亮
■企画製作・配給:キノフィルムズ/木下グループ 制作プロダクション:ADKアーツ
2018年/日本/カラー/ビスタ/DCP5.1ch/109分 ©2018「猫は抱くもの」製作委員会
公式サイト:http://nekodaku.jp
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