1.猫缶とは
2.猫缶の種類
2-1.総合栄養食
2-2.一般食
2-3.食事療法食
3.猫缶の選び方
3-1.主食にするのは必ず「総合栄養食」
3-2.年齢にあった猫缶を与える
3-3.療法食は勝手な判断で変えない
4.猫缶の与え方
4-1.給餌量を守る
4-2.開けてからできるだけ早く使い切る
5.まとめ
猫缶とは
猫が食べるキャットフードは大きく分けると「ドライフード」と「ウェットフード」の2種類となりますが、猫缶は後者のウェットタイプが基本となります。
水分含有量が10%以下であるドライフードに対して、猫缶の水分含有量は75%以上と高く、飲水量の少ない猫にとっても、おすすめの猫用フードであると言えることでしょう。
ウェットフードは猫缶といった缶詰のほかにも、袋状のパウチやカップなどの商品が販売されており、現代を生きる嗜好性の高い猫たちにとって、幅広い選択肢が持てるのも飼い主さんにとっては喜ばしいことですよね。
そして、原材料にはまぐろやかつおのような、猫が好きなイメージの強い食材だけでなく、チキンやターキーといった肉類が使用されている商品も多く販売されています。
猫ちゃんの好みに合わせて味が選べるのも嬉しいことではありますが、猫缶は食感が選べるのも魅力の一つとなっています。
素材の旨味や食感を重視するのであれば、食べ応えのある「フレークタイプ」の猫缶がおすすめですが、市場に出回っている猫缶のほとんどは、このフレークタイプが占めているとも言えるでしょう。
見た目は私たちがよく食べている、ツナ缶のような形状をしているので、人間から見ても食欲をそそられる商品となり、安心して愛猫に与えられますよね。
添加物や防腐剤などが配合されていない無添加の商品も多いので、育ち盛りで食欲旺盛の成猫や、愛猫の健康を気遣う飼い主さんにもおすすめです。
また、固い物が食べられない子猫や歯が弱っている老猫などには、ムースやペースト状となった「パテタイプ」の猫缶が利用しやすく便利です。
パテタイプの猫缶は粘度が高いので、猫に薬を飲ませるときなどにも利用できるといった、使い勝手の良い猫缶となっています。
ほかにも大きめの具材やとろみが特徴的な「スープタイプ」などもありますので、用途で選べる利便性の高さが、猫缶の魅力とも言えるのではないでしょうか。
猫缶の種類
さまざまな食感や形状を楽しめる猫缶ではありますが、ドライフードと同じような栄養が備わっているのかも気になるところですよね。
ペットフードには栄養基準のガイドラインが設けられており、現在販売されている全ての商品には、必ずパッケージに機能性表示の表記が義務付けられています。
猫缶には基本的に以下のような表記がされていますので、商品を選ぶ際の参考にしてみてください。
◆総合栄養食
猫は肉食の動物となり、私たち人間のように雑食ではないので、野菜などを食べて栄養をバランスよく摂るということはありません。
現代を生きる猫たちは人間と共存し、人間も猫から癒しを与えてもらう代わりとして、猫が健康で在り続けるために、栄養バランスが整えられたキャットフードを開発しました。
そのフードを「総合栄養食」と呼びますが、総合栄養食は猫が1日に必要な栄養素をバランスよく含んでいますので、猫ちゃんの体重や年齢によって摂取カロリーを調節すれば、簡単に主食となる大変便利な猫用フードと言えるでしょう。
お店などで販売されている全てのキャットフードが、総合栄養食という訳ではなく、総合栄養食はペットフード公式取引協議会が設定した基準を満たしていなければ証明ができないのです。
さまざまな食材を調理して与える必要もない上に、新鮮な水と一緒に与えるだけで猫が猫らしく生きられるので、健康な成猫には必ず総合栄養食を選んであげるようにしましょう。
◆一般食
猫の健康を考慮して開発された総合栄養食とは別に、嗜好増進などの目的で開発されたのが「一般食」です。
「副食」などと呼ばれることもありますが、一般食はおかずのような役割を果たし、主食扱いはできないので、一般食だけを食べ続けた猫は必要な栄養素やカロリーを供給できず、健康的な生活ができなくなるといっても過言ではありません。
猫缶には一般食扱いの商品が多いので、一般食を与える際には必ず、総合栄養食と一緒に与えるようにしましょう。
◆食事療法食
猫缶には総合栄養食や一般食だけでなく「食事療法食」といった特定の病気を患った猫が食べる缶詰も存在しています。
この食事療法食は量販店などでも購入は可能となりますが、原則獣医師の指示のもと与える必要があるので、まずは動物病院で愛猫の病状を診てもらってください。
食事療法食は患っている病気によって、栄養成分の比率が調整されていますので、治療を補助する目的以外で猫に与えることはやめておきましょう。
猫缶の選び方
実際に猫缶を購入するときには、愛猫にぴったりの商品を選んであげたいところですが、たくさんのタイプや種類があるので、何を選んで良いのか迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
以下の選び方を参考にし、愛猫にぴったりな猫缶を見つけてあげてください。
◆主食にするのは必ず「総合栄養食」
猫缶を毎日の主食にしたいと考えているのであれば、やはり選ぶべきは総合栄養食と言えるでしょう。
嗜好性の高い一般食が多い猫缶ではありますが、総合栄養食の猫缶もしっかりと販売されていますので、表記をチェックしてから選んであげてください。
総合栄養食の猫缶であれば、バランスよく栄養の摂取ができますので、猫ちゃんの健康のためにも迷わず総合栄養食を選ぶようにしましょう。
◆年齢にあった猫缶を与える
猫に猫缶を与える際には、その子の年齢に合った商品の選び方も大切です。
とくに子猫の場合は成猫の約3倍のエネルギー量が必要なので、たんぱく質や脂質の分量が多めに配合された子猫用の猫缶を選ぶ必要があります。
また、高齢期の猫ちゃんに不足しがちなタウリンや、ビタミンEなどの栄養素が豊富に含まれた高齢猫用の猫缶なども販売されていますので、猫缶を選ぶ際には対象年齢を確認するようにしてください。
◆療法食は勝手な判断で変えない
食事療法食の猫缶を愛猫に与えたい場合は、前述した通り獣医師の指示のもと与える必要がありますので、自己判断で与えることは止めておくべきです。
患っている病気によって食事療法食も変わりますので、与え始める時期や与えることを止めるタイミングは、必ず獣医師さんに相談するようにしましょう。
猫缶の与え方
実際に猫へと猫缶を与える際には、どんなことに注意すべきか、ということも気になるところですよね。
愛猫に猫缶を食べさせたい場合には、どのようにして与えるべきなのでしょうか。
◆給餌量を守る
猫が健康で居続けるためには、1日に必要な摂取カロリーの計算が必要となってきます。
その計算は飼い主さんの責任となりますので、愛猫の健康は飼い主さんにかかっているといっても過言ではありません。
愛猫に缶詰を与える際には必ず、缶詰に記載されている1日の給餌量を守り、猫ちゃんに必要なカロリーを摂取する手助けをしてあげましょう。
ドライフードと異なり猫缶は給餌量がどうしても多くなってしまうので、理想はドライフードとの併用です。
猫缶とドライフードを併用すれば、価格の高い猫缶だけを購入するよりも出費を抑えられますし、歯石沈着といったトラブルを極力回避できますよね。
もちろん何かしらの理由によりドライフードを食べられない猫ちゃんの場合は、猫缶だけ与えることも可能ですが、必ず総合栄養食の猫缶を選んであげるようにしましょう。
◆開けてからできるだけ早く使い切る
猫缶は開けた瞬間から酸化が進み、風味や香りがどんどん落ちていきます。
猫はとくに食べ物のニオイを重視しますし、時間の経過した猫缶には口をつけないといった子も居るはずです。
また、水分を多く含んでいるので、空気に触れることにより菌の発生も進みますので、缶詰の蓋を開けたらすぐに使い切ってしまうことが望ましいでしょう。
しかし、缶詰によっては1回で使い切れない場合もあると思いますので、そのような場合は缶詰に入れたまま保管するのではなく、別の容器に入れ替えて冷蔵庫で保存し、なるべく早く使い切るようにしてください。
まとめ
猫缶とは猫専用の缶詰を指す言葉ではありますが、食感の違うタイプや栄養素の違いなど、缶詰によって違いがあるので、愛猫に合った商品を選んであげたいと考える飼い主さんは多いことでしょう。
総合栄養食の猫缶は主食になりますし、一般食の猫缶であればおかず扱いになるなど、用途や猫ちゃんの嗜好に合わせて選べるのも嬉しいですよね。
猫ちゃんによっては何かしらの理由があって、ドライフードを食べられない子も居ますので、そのようなときには迷わず活用してみたいフードと言えるのではないでしょうか。
しかし、おやつ感覚で与えてしまえば肥満に繋がったり、栄養が不足したりする危険性もあるので、与える際にはしっかり飼い主さんが摂取カロリーの計算をしてあげる必要があります。
猫ちゃんの食事時間を充実させ、健康維持のために猫缶を上手に活用して、愛猫の満足度を上げてみるのもおすすめですよ。
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