1.猫を預けられるホテルってどんな場所?
2.猫のホテルの種類
2-1.猫以外も預けられるペットホテル
2-2.猫専用ホテル
2-3.個室付きホテル
3.猫のホテルへの預け方
3-1.余裕をもって予約を行う
3-2.預ける準備をしておく
3-3.決められた時間に預ける
4.猫のホテルを利用する際の注意点
4-1.あらかじめワクチンを接種
4-2.預けやお迎えの時間を守る
4-3.その他施設の決まりを守る
5.まとめ
猫を預けられるホテルってどんな場所?
「猫は家につく」といった言い習わしがあるように、室内を自分のテリトリーと考えている猫ちゃんが多くいます。
そのため、飼い主さんが何かしらの事情により家を空けなくてはいけなくなった場合、愛猫のストレスを最小限に抑えるためにも、自宅でどうにかお留守番してもらえないかと模索される飼い主さんは多いことでしょう。
身内や友人に頼む選択肢や、ペットシッターにお願いするといった選択肢もあります。
ですが、家を空ける期間が長かったり、そもそも留守中に他人が出入りすることに抵抗を感じたりする場合にはやはりペット専用のホテルに預けることが無難な気もしますよね。
昨今では猫ブームが到来したこともあり、猫を預けられるといった宿泊施設がたくさん増えてきたため、外出時の選択肢の幅が広がってきました。
そんな中でもペット専用や猫専用のホテルは需要が高く、利用したことのある方や一度は利用してみたいと考える方も多くいらっしゃるはずです。
しかし、まだ一度も利用したことのない飼い主さんであれば、ペット用のホテルがどんな施設なのかが分からず、愛猫の性格を考慮してなかなか宿泊に踏み切れないといった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
猫を預けられるホテルは、猫が快適に過ごせるような環境が整えられている施設がほとんどのため、宿泊を迷っている飼い主さんにこそ利用していただきたい施設と言えますよね。
まずは猫を預けられるホテルには、どんな種類があるのかを見ていきましょう。
猫のホテルの種類
猫を預けられるホテルは、大きく分けて3種類あります。
◆猫以外も預けられるペットホテル
もっともポピュラーなホテルは、猫以外も預けられるペットホテルではないでしょうか。
・低価格
・数が多い
<デメリット>
・ケージ管理の場合が多い
・別の動物の鳴き声が聞こえる
ホテルによってサービスも大きく異なるため、事前に情報を収集しましょう。
納得できる条件であれば宿泊を決めてみてはいかがでしょうか。
◆猫専用ホテル
神経質な性質の動物として知られている猫のために、最近では猫専用のホテルもたくさん存在しています。
・猫以外の動物がいない
・猫のお世話に特化したスタッフ
<デメリット>
・ケージ管理の場合が多い
飼い主さんと離れ離れになる不安や、異なる場所での生活を強いられた際のストレスを最小限に抑えるためにも、猫には猫専用のホテルを利用した方が、飼い主さんの不安は軽減できることでしょう。
猫専用ホテルの場合は、ほかの動物が居ない分、猫へのストレスは軽減されはしますが、一般的なペットホテルと同じようにケージでの宿泊が主となるため、窮屈さを感じる猫ちゃんは多いかもしれません。
◆個室付きホテル
最近では個室を完備しているホテルも多くなってきており、ペットに対しての需要が高まっていることがよくわかります。
・猫以外の動物がいない
・猫のお世話に特化したスタッフ
・猫に合わせた部屋作り
・複数匹を一緒に預けられる
<デメリット>
・料金が高い
・数が少ない
猫に特化した個室では、極力ストレスがかからないような配慮が感じられることでしょう。
神経質な猫ちゃんや、多頭飼いで複数匹を預ける必要がある場合には、迷わず個室付きホテルを検討されてみてはいかがでしょうか。
猫のホテルへの預け方
愛猫に合ったホテルを見つけ、実際に利用することを決めた際には、どのような手順で愛猫を預けるべきか、分からないといった方もいらっしゃることでしょう。
猫をホテルに預ける際には、どのようなことに気をつけておくべきなのでしょうか。
◆余裕をもって予約を行う
猫をホテルに預ける際には、飼い主さんが外出する当日に直接ホテルへ連れていくようなことはせず、事前に余裕をもって予約を取っておくようにしてください。
ホテルによっては宿泊できる頭数が少ないことや、完全予約制の場合もあるため、時間に余裕を持って行動をしないと、宿泊予定の当日にお断りされてしまう可能性も否めません。
それぞれのホテルにはそれぞれのルールも存在していることが多く、ホテル側が提示する条件に当てはまっていなければ、それこそお断りの対象になってしまうことでしょう。
宿泊予定当日に慌てないためにも、事前にしっかりとホテルを予約しておき、愛猫にも焦りが伝わらないような行動を心掛けてあげてください。
◆預ける準備をしておく
宿泊当日に焦らないためには、愛猫がホテルに泊まるにあたって必要な物を準備しておくことも大切ですよね。
一時でも生活する空間が変わってしまえば、環境に順応しづらい猫ちゃんは多いはずのため、安心できる自分のニオイが付いた毛布やおもちゃ、気に入って食べているフードなどを準備しておき、ホテルに持参するといった気遣いも必要となってきます。
猫にとっては飼い主さんと離れ離れになって、まったく知らない環境に連れて行かれるわけですから、飼い主さんができることはストレスを最小限に軽減させてあげることではないでしょうか。
愛猫の性格をしっかりと考慮し、何が必要なのかをじっくりと考えて事前に準備しておくようにしましょう。
◆決められた時間に預ける
猫のホテルを予約したのであれば、当日は時間厳守で行動するようにしてください。
とくに飼い主さんの行く先が、飛行機や新幹線などの交通機関を利用する場合には、その予定の時間を先読みしてから行動しなくてはいけないため、愛猫をホテルに預ける時間にも余裕を持って予約をする必要がありますよね。
ホテルをチェックインする際にも、ホテル側から色々な説明がある場合も多く、時間に余裕を持たない場合は、大切なことを聞き洩らしてしまうことがあるかもしれません。
決められた時間に預けるということは、大切な愛猫を預かってもらう方々への誠意の現れでもありますので、印象を悪くしないためにもしっかりと時間厳守をしましょう。
猫のホテルを利用する際の注意点
実際にホテルを利用する際には、愛猫を不安にさせないような心遣いが必要となりますが、どのような行動を心掛けることによって、スムーズなお預けが可能となるのでしょうか。
◆あらかじめワクチンを接種
猫が泊まるホテルには不特定多数の猫やそのほかの動物が宿泊するため、伝染病や感染症を予防するためのワクチン接種を要することがほとんどです。
ホテルによっては接種証明書の提示を求める場合もありますので、宿泊するホテルの目星がついた時点で、ホームページを確認するか、問い合わせをして「何ヶ月以内のワクチンが必要なのか」「何種のワクチンが必要なのか」を確認するようにしましょう。
ワクチンの接種は愛猫を病気から守るためには必要となりますし、宿泊予定の1週間前ぐらいまでには、摂取を終えるような予定を組むようにしてください。
◆預けやお迎えの時間を守る
猫からしてみると、飼い主さんと離れて見知らぬ場所で過ごす時間は、寂しくて辛い時間となってしまうはずです。
お預けが長期の場合は、その辛い時間がさらに長くなってしまうこともあり、預ける際やお迎えの時間は必ず守るようにしてください。
愛猫への負担を減らす目的だけでなく、ホテル側でもチェックアウト後の時間は有効に使いたいはずですし、ホテルを利用の際は時間厳守での行動を心掛けましょう。
◆その他施設の決まりを守る
ホテルにはそれぞれそのホテルのルールが設けられており、愛猫を安全に宿泊させるためにも、定められている決まりはしっかりと守らなくてはいけません。
とくに場所が変わるとフードを食べなくなってしまう子は多いため、普段食べているフードの持参をお願いするホテルも存在しています。
猫を預ける場合にはホテルを予約して終了ではないということを覚えておき、事前にどのような決まりがあるのかをしっかりと確認し、不安が残るようであれば問い合わせをするなどをして、不安材料を解消してから予約をするようにしましょう。
まとめ
急な用事で家を空ける時間が長くなったときは、愛猫を預けられるホテルを探す方も多いと思われます。
初めてのときはどんなホテルを選ぶべきか悩まれる方も多いことでしょう。
ホテルを探す際には愛猫の性格を尊重して、理想的なホテルを見つけてあげてください。
そしてそのホテルのルールなどをしっかりと把握し、愛猫へのストレスの軽減やホテル側に迷惑をかけないような心掛けも必要となってきます。
上手にホテルが利用できれば、急な用事ができたときの強い味方となります。
ホテルの利用を検討している方はこの機会に是非、愛猫にぴったりなホテルを探してみてはいかがでしょうか。
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