猫と一緒に車移動できる?事前に準備すべき5つのグッズをご紹介!

2022.06.25

猫と一緒に車移動できる?事前に準備すべき5つのグッズをご紹介!

街を走行している車の中には助手席の窓から顔を出して、楽しそうに風を感じている犬を見かけることがありますが、「安全なのかな?」と思う反面、「羨ましいな…」と思う方も多いことでしょう。 車で移動する際におとなしく座っていられる犬に対して、猫の場合はどうだろうと考えたことはありませんか? 猫も犬のように車に乗せて移動しても、問題のない動物なのかを考えてみました。

猫を車に乗せて移動しても大丈夫?

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犬と楽しそうにドライブをする方を見かけるたび、「犬を暮らす人の特権だな」と感じる方は多いのではないでしょうか。

犬は人間に忠実でおりこうさんのイメージが強いですが、猫の場合はどうでしょう?

猫は自由気ままで気まぐれといった性格の子が多く、犬のように一緒にドライブをするなんてことは、夢のまた夢だと思って実行に移す方はあまりいらっしゃらないはずです。

そして、正しい知識がない状態で猫を車に乗せてしまうと、猫自身に多大なストレスがかかり、パニックを起こすことや車酔いの原因となってしまうため、注意が必要となります。

事前にしっかりと準備をし、安全な状態で車を運転できるようであれば、猫を車に乗せて移動をすることは可能となります。

猫と車で移動をする際には、どのようなグッズを事前に準備しておけば良いのでしょうか?


猫を車に乗せる際に準備するグッズ

自由奔放のイメージが強い猫となりますが、犬のように助手席でじっとしていてくれることは無理だと、予想ができている飼い主さんは多いことでしょう。

何も準備をしないで猫を車の中に乗せてしまうと、それこそ猫はパニックとなり、暴れて車内を動き回るようなことがあれば、交通事故を起こしかねません。

猫を車に乗せることが決まった際には必ず、以下のグッズを準備してください。

◆ケージ

車の中は家の中とは違い、限られた狭い空間となっているため、猫が窮屈さを感じないようにと、何も対策をせずに車へそのまま乗せても、問題ないと考える飼い主さんは少なくないはずです。

しかし、猫は環境の変化を嫌う動物となり、初めて乗る車という乗り物に恐怖心を覚える子がほとんどではないでしょうか。

そのような猫の気持ちも知らず、車にそのまま放り込んでしまえば、猫はパニックを起こして外に出たがり、大きな声で鳴いたり運転手の足元に潜り込んだりなど、運転に支障が出るような行動をとってもおかしくありません。

猫に無駄なストレスを与えないためにも、猫と車で移動をする際には、車内にケージを設置して、その中に愛猫を入れてあげてください。

短距離であればキャリーバッグでも構いませんが、日頃からキャリーバッグに慣れていない子の場合は、車とキャリーバッグ両方のストレスを抱えることになるためおすすめできません。

ケージであれば飼い主さんの様子も見られますし、ある程度ケージの中で行動ができるため自由度が高くなります。

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◆リード

猫が車内を好き勝手に移動しないためにもケージは有効となりますが、目的地についてケージから愛猫を出した瞬間、やっと解放されたと思って全力で動き回る子も少なくないことでしょう。

そのような状態で窓が開いていた場合や、車のドアを開けてしまえば、車外へ勢いよく飛び出し、出先で迷子になってしまう可能性も否めませんよね。

車の行き来が多い場所であればあるほど、車に轢かれてしまう危険性も高まりますし、ケージだけでは猫の安全が補償できないことも事実です。

犬とは違う生態の猫であっても、首輪やハーネスにリードをつけて、飼い主さんが愛猫の行動範囲をしっかりと制限することによって、そのような事故を未然に防ぐことが可能となります。

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◆水

猫はあまり水を飲まない動物として知られていますが、長距離の移動に限らず車に愛猫を乗せる際には、必ず飲み水を用意しておくようにしましょう。

猫ちゃんの中にはストレスから車酔いを起こす子もいますし、乗り慣れない乗り物に乗ったことから、極度の緊張感に襲われてしまう子も少なくありません。

車に対して拒否反応を起こしてしまえば、喉が異様に乾いたり、気持ち悪くなって胃液を吐いたりすることもあるため、必ず猫に与える用の飲み水は準備しておくと安心です。

車で移動の際には定期的な休憩時間も必要となりますが、休憩するタイミングでお水を飲ませてあげてください。

しかし、水を出されても自ら口をつける子は少ないため、シリンジ(針の無い注射器)に飲み水を入れたものをいくつか用意しておくのもおすすめですよ。

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◆トイレ

車に猫を乗せる時間がどれぐらいかにもよりますが、やはり色々なことを想定して、猫用のトイレを準備しておくといざという時に困りません。

ケージの中に設置しておけば、好きなタイミングで排泄ができますし、車内を汚すこともないため、飼い主さん自身が安全運転に集中できますよね。

室内で使用するような大きなトイレではなく、簡易タイプの猫用トイレも販売されていますので、車専用のトイレとして用意しておくと便利です。

◆フード

基本的には猫を車に乗せるときには、車酔いをしやすくなることからも、車内で食事をとらせるべきではありませんが、長時間の移動になる場合には、日常生活と同じようにフードの準備はしておくべきです。

フードを与える際には走行中ではなく、必ず車を停車させてエンジンを切った状態で食べてもらうようにしてください。

少しでも車の揺れを感じれば、そのストレスからご飯を食べなくなる可能性もありますし、食べたとしてもエンジン音や揺れによって吐き戻す可能性もありますよね。

食事をとったあとは最低でも30分以上は休憩をして、胃の中の食べ物が逆流してこないような工夫をしてあげましょう。


猫の車酔いはある?

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すべての猫ちゃんに当てはまるわけではありませんが、少なからず車で移動をすることにより、車酔いをしてしまう子はいます。

猫が車酔いを起こすと、どのような症状が現れるのでしょうか。

◆車酔いの症状

猫の個体にもよりますが、車酔いを起こした際に見られる症状は、以下の通りとなります。

●大量のよだれがでる
●口呼吸をする
●動けずに硬直状態となる
●過剰にケージ内をウロウロする
●嘔吐
●排尿や排便

車での移動中、これらの症状のうち1つでも当てはまるものがあれば、車酔いで猫ちゃんが辛い思いをしている証拠です。

すぐにでも車を止めて車内の風通しをよくして体を動かさないようにし、シリンジで水を飲ませるなどをして、不安な気持ちを軽減させてあげてください。

◆車酔い対策

愛猫に車酔いをさせないためにも、事前に対策をしておくに越したことはありません。

鼻が利く猫の場合、普段の生活環境と異なるニオイを感じるだけでストレスとなるため、車用の芳香剤などはすべて撤去し、猫を車に乗せる前には車内の掃除をして、空気の入れ替えを十分に行ってください。

走行中も車内の空気が循環するように、窓を開けることやエアコンを利用するなどをし、車内の空気が淀まないような工夫も大切です。

そのほかにも安全運転を心掛け、猫の体が大きく揺れないよう常に意識をし、お守り的に猫用の酔い止め薬を事前に、動物病院で処方してもらっておくこともおすすめです。

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猫を車に乗せて移動する際の注意点

車の安全運転や猫の脱走対策ももちろんですが、一番は愛猫の性格や体調を考慮して、車での移動を検討してあげてください。

飼い主側の都合で行動をしてしまうと、何も理解できない猫にとってはストレスにしかなりませんよね。

無駄に緊張して車酔いをさせてしまうことや、ストレスによる食欲不振やトイレの我慢、抜け毛が増えてしまう子などもいるため、万全の対策ができない限りは車での移動を止めておきましょう。

また、ケージの中にいる猫の様子が気になって、飼い主さん自身の運転が雑になってしまう危険性もあるため、運転に集中できるようにケージはシートベルトでしっかりと固定し、極力猫が揺れないような対策も必要となってきます。

ケージに被せるカバーなども販売されていますので、そのようなアイテムを有効活用してみることもおすすめです。

そして車から降りたあとには愛猫に異変はないか、その後問題なく食事や排泄ができているかなどの観察を忘れずにしてあげてくださいね。


まとめ

車は移動に便利な乗り物となり、ほかの交通手段と異なって他人に迷惑をかける必要がないため、猫と一緒に移動する際には是非利用したいと考えている飼い主さんは多いことでしょう。

しかし、猫からしてみると日常生活を送っている家の中とは違う匂いや、大きなエンジン音や揺れ続ける感覚にまったく理解が追いつかず、極度の不安やストレスを抱えてしまう子も少なくありません。

だからこそ飼い主さんは事前に準備しておくべきグッズを揃え、万全な状態で愛猫を車に乗せてあげる必要がありますよね。

愛猫の安全を守ってあげられるのは飼い主さんだけとなりますので、猫ファーストの気持ちを忘れず、車での移動を試みてはいかがでしょうか。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。


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