ラグドールのミックスがかわいすぎる？！その特徴を解説します！

ラグドールってどんな猫？

◆基本情報

【体長】
個体差がありますが、50cm～60cmの個体が多いです。ペットとして飼育されている猫ちゃんは30cmほどの子が多いので、ラグドールは比較的大型の部類に入ります。

【体重】
オスとメスによって異なります。オスは5~10kg程度、メス4㎏～7㎏程度でオスのほうががっちりとしている傾向です。

【原産地】

原産地はアメリカのカリフォルニア州で、1960年代に交配によってラグドールが誕生したといわれています。

【名前の由来】
ラグドールは「ぬいぐるみ」という意味の英語です。ラグドールを誕生させたブリーダーが抱きかかえたときにぬいぐるみのようにおとなしい様子だったことから名前が付けられました。

◆見た目

ラグドールは特徴的な部分が多いです。ラグドールのミックス猫にどのような特徴が引き継がれているかを知るためにも事前に確認しておきましょう。

【目】
目の形は楕円形で卵のようです。瞳はきれいに澄んだ青色をしていて今にも吸い込まれそうな魅力的な色をしています。

【耳】
頭の両端にピンと縦に伸びた耳があります。耳の大きさは標準的で、大きすぎず小さすぎずバランスの取れたサイズです。

【被毛】
ラグドールの被毛はセミロングくらいあります。顔まわりの毛も長いので少し顔が大きく見えますが、実際にはそこまで大きくないです。

【脚】
体は筋肉質で全体的にがっちりしていますが、特に脚が長く頑丈です。前脚より後ろ脚のほうが長く、より筋肉がついています。

【しっぽ】
しっぽは長く、個体によっては体長と同じくらいの長さのしっぽを持つ子もいます。毛質は柔らかめでふさふさしているので、ほかの猫種よりもしっぽが太めにみえます。

◆被毛の種類

ラグドールは白っぽい毛色のイメージを持つ方が多いと思いますが、被毛にもいろいろな種類があります。毛色のバリエーション以外にも、模様の入り方もさまざまです。色味と模様は以下のようなものがあります。

【色味の種類】
シール(こげ茶)/ブルー/チョコレート/ライラック/レッド/クリーム/シナモン など

【模様の種類】
・ポイント(ポインテッド)⇒顔や手足、しっぽなど体の先端部分に濃い色が入る
・ミテッド⇒ポイントと似ているが、四肢とお腹にだけ異なる色が入っている
・トーティ⇒2色が混同している
・バイカラー⇒大きく2色に分かれている
など

ラグドールの被毛の種類はさまざまなので、ブルーポイントのように「毛色＋模様」で紹介されます。

毛色も年齢によって変化していきます。生後まもなくは白く、2週間後くらいから徐々に色が出てきます。完全に色が定着するまでに2年以上かかるといわれており、色の発現が遅い個体は4年ほどかかります。

◆性格

ラグドールは、とても温厚でなつきやすい性格をしています。体は比較的大きめですが甘えん坊で人なつっこいのが特徴です。人に抱かれるとリラックスしてしまうほどです。

猫には珍しいのですが飼い主様のそばにいることが好きな傾向にあります。大きなで鳴き声で鳴くこともなく室内飼いしやすいです。人間のこどもや高齢者ともうまく付き合っていけるワンちゃんのような性格です。

◆飼育上の注意

飼育する際はなるべく広い場所を用意してあげましょう。ラグドールはほかの猫種よりも体が大きいので、その分運動できるスペースを取ってあげないと運動嫌いになってしまいます。運動不足は病気にかかる原因になってしまうので、狭い部屋で飼育することはオススメできません。

ラグドールは食欲旺盛なので太りやすく、あまりカロリーが高いエサをたくさん与えてしまうと肥満になってしまいます。性格上あまり運動しないので、与える食事には特に気をつかってあげましょう。

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ラグドールのミックスはどんな種類がある？

ラグドールの特徴が分かったところでいよいよミックス猫をご紹介します。まずはミックス猫がどのような特徴なのか説明します。

◆そもそもミックス猫は何を指す？

近年ではミックス猫の販売が当たり前になっていますが、ミックス猫は何を意味しているのでしょうか。ミックス猫の定義は販売している店舗によって異なる場合があるので、ここでは本記事での定義を説明します。

ミックス猫とは、両親の猫種が血統書などで分かっているブリーダーのもとで交配された猫を指します.
近しい表現に「雑種」がありますが、こちらは異なる種類を交配させ産まれた種類全般を指し、ミックス猫の意味も含みます。

ペットショップでは雑種の取り扱いもありますが、ミックス猫のほうが大人になったときにどのような容姿・毛色になっていくか予想しやすかったり、かかりやすい病気などの情報を集めやすいといったメリットがあります。

◆ラグドールを交配させたミックス猫

一般的にペットショップで販売されているようなミックス猫には以下のような種類が代表的です。見た目や性格はさまざまですが、ラグドールのミックスは比較的特徴が表れやすいので被毛パターンや体の特徴がラグドールに寄ることが多いです。

ラグドール×シャム(サイアミーズ)

シャム(別名：サイアミーズ)との交配によって産まれた猫は「シャムミックス」ともいわれ、高い人気をほこります。シャムミックスの特徴として、温厚で大人しい性格になる傾向があります。ラグドールも温厚な性格をしているので、これらのミックス猫は飼い主様になつきやすくとても飼育しやすいと思います。

見た目は個体によってさまざまで、ラグドールの見た目に近い個体もいればシャムの顔に似た個体もいます。また、シャムは気温によって毛色が変化する特徴を持ちます。シャムの遺伝子が強く出た場合は季節によって毛色の変化がみられるかもしれません。

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ラグドール×ヒマラヤン×ペルシャ

これら三種類の交配から産まれた猫は「ラガマフィン」という猫種になります。ラグドールを中心にヒマラヤンやペルシャを掛け合わせます。

ラガマフィンは少し変わった歴史があります。ラガマフィンが誕生したのは1990年代です。当時ラグドールが人気だったものの、ラグドールの生みの親であるブリーダーがラグドールを商標登録しており名称を使用できませんでした。そこで、ラグドールの交配種を生み出すためにペルシャやヒマラヤンが交配に選ばれ、ラガマフィンが誕生したとされています。

元々ラグドールの特徴を活かした交配種を生み出す目的だったこともあり、見た目はラグドールに似ています。ラグドールとラガマフィンはとても似ており、見分けが難しいです。違いといえば毛色のバリエーションくらいで、毛色の規定があるラグドールとは違いラガマフィンは規定がないので、バリエーションが広いです。

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ラグドール×マンチカン
マンチカンは短い脚が特徴的で歩く姿がかわいらしく人気の高い猫種です。マンチカンは交配の制限が厳しく、ラグドールとの直接的な交配は認められていません。制限されている理由としては、マンチカンの短い脚の特徴が優性遺伝で、短足もしくは純血種と交配させると死産になったり、遺伝子疾患などさまざまな病気にかかる可能性があるためです。そのためマンチカンとの交配を行う場合は、一度ラグドールをほかの猫種と交配させてからマンチカンと交配させる流れになるようです。

両者の特徴を持ち合わせた理想的な猫が産まれてくる可能性は低く、マンチカンの特徴である短足が引き継がれない場合もあります。性格はマンチカンもラグドールも大人しく甘えん坊で、個体によって好奇心旺盛な子が産まれます。

これらのミックス以外にもラグドールのミックスはさまざまです。ラグドールがとても人気の猫種なので、各地のブリーダーたちがこぞってラグドールを基本とした交配をおこなっています。

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◆なぜラグドールの特徴は人気が高いの？

ミックス猫のなかでもラグドールが交配されている種類はブリーダーからも猫好きからも人気があります。

【ラグドールの特徴を引き継ぎやすい】
ラグドールの温厚な性格を引き継ぎやすいので、ラグドールのミックスは初心者でも飼育難易度が低いです。

人に懐きやすく甘えたがり、鳴く頻度も多くないのでしつけの必要があまりない猫種は珍しいです。ただし体が大きくなりやすいので、飼育環境には注意が必要です。ラグドールと同じように広いスペースを確保して、エサのカロリーに配慮しましょう。

【病気にかかりにくい】
純血種と比較してミックス猫は病気にかかりにくいと言われています。純血種が遺伝しやすい病気をほかの猫種の遺伝子によってガードができるのです。遺伝による病気はいくら気にかけていてもかかってしまうので、それらをある程度発症しにくくできるミックスはより長生きできる傾向にあります。

ラグドールはとくに交配を繰り返し行っているのも関わらず、遺伝子疾患がみられなかった優秀な遺伝子の持ち主です。これにはラグドールを初めて交配したブリーダーが遺伝子チャートを公開して交配をはじめたことが影響しており、ブリーダーも安心して交配させることができたようです。

【ほかの猫とかぶらない】
ミックスは交配元のそれぞれの特徴を引き継ぎます。そのため純血種よりも毛色や見た目の特徴でオリジナリティが出ることがメリットともいえるでしょう。同じ親から産まれた兄弟でも見た目や性格に違いが出ることもめずらしくないので、世界で1匹だけの特徴を持つ猫ちゃんとして愛着がわきやすいのです。

ラグドールのミックスを購入できる場所

ラグドールのミックスはペットショップやブリーダーなどで購入することができます。インターネットが普及した現代ではネットショップでも販売されているところが多いです。購入時はなるべく実際に猫ちゃんに会ってみて、毛色や健康状態などを確認するようにしましょう。

あまり数は多くありませんが、ラグドールとラグドールのミックスだけを取り扱う専門店もあるようです。ラグドールに詳しいブリーダーさんがいると思うので、気になることや自分の好みの毛色などを伝えてみると、あなたにあった猫ちゃんを提案してくれるかもしれません。

ラグドールのミックスの販売価格は交配相手などによっても変わりますが、20万円前後であることが多いです。そこからさらにエサ代やキャットタワーなどの備品が必要になるので、ある程度金銭的に余裕のある場合に購入しましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか？
今回はラグドールのミックスについてご紹介しました。

ラグドールは交配元としても人気が高いので、ペットショップなどではいろいろな種類とのミックス猫を見かけると思います。ミックスは世界に1匹だけのオンリーワンです。もしお気に入りのミックスを見かけたら、ぜひ飼ってあげてくださいね。

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