美しい猫5選!
猫の美しさを評価するポイントは、見た目(毛質、骨格)や、性格(穏やかさ)など、実に様々です。
また、「大きくてふわふわ、モフモフの猫が好き」「珍しい柄の猫が好き」など、人によって好みも分かれると思います。
どんな猫にも個性や特徴があり、その子ならではの良さがありますよね。
以下では、キャットショーや猫図鑑などに登場する機会の多い、美しい猫種を5つご紹介します。
◆アビシニアン
アビシニアンは、エジプトやエチオピアを原産とする猫種です。
「クレオパトラに愛された猫」としてよく知られていますね。古代エジプトの壁画に登場する猫が祖先だともいわれています。
【美しいポイント①スマートなフォルム】
アビシニアンといえば、端正な顔立ちと引き締まった体が印象的です。
小顔で足も長く、体は筋肉質ですので、全体的にかなりスマートな印象があります。
思わず見惚れてしまうような優美な立ち姿にファンも多いです。
【美しいポイント②サラサラな被毛】
サラサラな被毛もアビシニアンの魅力です。
全身の短い毛には「ティッキング」といって、1本の毛に濃い色と薄い色がグラデーションで入っています。
毛色は「ルディ、レッド、フォーン、アビシニアンブルー」の4色です。
一番ベーシックな色はルディという、淡いオレンジ色をベースに黒のティッキングが入った色になります。
◆ラグドール
ラグドールは、アメリカ原産の猫種です。
その起源は、ペルシャ、バーマン、バーミーズなど、複数の混血から生まれた猫と言われていますが、はっきりとしていません。
標準的な体重は5~9kgと全体的にがっしりとしていて、家猫の中でも大きい部類に入ります。
体が大きい分、成猫になるまで3~4年かかる猫種となります。
【美しいポイント①おっとりとした性格】
「ラグドール」とは、英語で「ぬいぐるみ」(rag doll)という意味です。
その名の通り、愛嬌のある顔立ちやフワフワな被毛がぬいぐるみのように愛らしいです。
また、たくさんの猫種の中でも比較的おとなしく、穏やかでおっとりとした性格で、初めて猫を飼う人でも飼いやすい猫種と言えます。
人懐っこくて、抱っこをされることを好むことから、「犬みたいな猫」と言われることもあります。
【美しいポイント②透き通るようなブルーの目】
見つめていると吸い込まれてしまいそうな、透き通るようなブルーの目もとっても魅力的です。
ちなみに、ラグドールの目の色はブルーのみで、オッドアイのラグドールというのはいないそうです。
◆ロシアンブルー
ロシアンブルーは、ロシア原産の猫種です(※イギリスが原産との説もあります)。
アッシュブルーの被毛と、綺麗なグリーンの瞳が大きな特徴です。
ロシアンブルーは、時に「サイレントキャット」「ボイスレスキャット」とも言われるほど、おとなしく物静かな性格と言われています。
【美しいポイント①名前の由来でもある被毛】
「ロシアンブルー」という名前の由来は、銀色がかったブルーの被毛からきています。
ロシアンブルーとして認められているのは、このブルーの色味の実です。
1本1本の毛先にはアビシニアンと同じくティッピングがあり、光のあたる方向や加減によって、より艶やかな被毛に見えます。
その見た目の美しさから、ロシアの貴族達にとても愛されたそうです。
ロシアンブルーの毛質は厚めで柔らかく、皮毛の構造はダブルコートになっています。
その為見た目はスマートではありますが、触るとモフモフとしています。
【美しいポイント②凛々しい顔つき】
ロシアンブルーといえば、スッとした細い顔に美しいエメラルドグリーンの瞳が映え、とても神秘的な印象ですね。
気品が高く、凛々しい顔つきをしています。
しかし、ただ気高い雰囲気をまとっているだけではありません。
実はロシアンブルーは口角が上がっており、優しく微笑んでいるような印象を与えています。
その様子は「ロシアンスマイル」とも呼ばれているんですよ。
◆ペルシャ
ペルシャは、ヨーロッパ原産の猫種で、キャットショーでもよく見かける猫です。
いわゆる純血種の猫の中では最も古い品種の1つで、足は短めで、体付きはしっかり、体重は3~5kgと言われています。
耳の間が他の猫種に比べ開き気味であるところが特徴です。
そんなペルシャは鼻先の高さの具合によって、トランディショナルとエクストリームの2タイプに分けられています。
古くからいるのがトランディショナル、より鼻がつぶれ気味なのがエクストリームです。
そんなペルシャはほかの様々な猫種の基礎となっています。
【美しいポイント①ふわふわの被毛】
ペルシャは、長毛猫で、ふわふわの被毛が特徴です。
長く厚い下毛と、シルキーな上毛のダブルコートです。また、毛色のバリエーションも様々です。
【美しいポイント②ゆったりとした性格】
気品を感じさせる見た目の通り、ゆったりと穏やかで優しい性格で、世界中で愛されています。
猫の王様と言われる
◆スフィンクス
スフィンクスは、カナダ原産の猫種です。頭部など、部分的に毛が生えている箇所はあるものの、体はほぼ無毛です。別名「ヘアレスキャット」とも呼ばれています。世界的にも珍しい猫種です。
【美しいポイント①唯一無二の見た目】
スフィンクスの特徴は、なんといっても、「毛がない」ことです。初めて見た方は、びっくりするかもしれません。猫界の中でも、まさに唯一無二の、個性的な見た目といっていいでしょう。
【美しいポイント②凛とした表情】
ぱっちりとした瞳も特徴です。毛がなく、全身が筋肉質でスリムなためか、凛とした顔立ちがより際立って見えますよね。
他にも美しい猫種がたくさん
上記でご紹介した5つの猫種以外にも、美しい猫はたくさんいます。
インターネットや猫図鑑などで、ぜひ美しい猫の写真を眺めてみて下さいね。
純血種の美しさに負けないくらい、ミックス猫にも、様々な特徴と美しさがあります。
三毛猫や、トラ猫、サビ猫などの、個性的で唯一無二の柄も美しいですし、白や黒などの単色の猫もまた美しいですよね。
まさに昔ながらの「日本の猫」のイメージそのもので、根強いファンが多いです。
また、ミックス猫には、短毛の猫が多いイメージですが、時々、ミックス猫で長毛の猫もいます。
見た目はまるで「王様」のようで、とても迫力があります。
◆美しい猫と出会うには
「美しい猫」と聞いて、キャットショーを思い浮かべる方もいるかもしれません。
キャットショーとは、猫の美しさを競うコンテストのようなものです。キャットショーの団体は国内に複数あります。
団体によって、若干の違いがありますが、基本的には、猫種ごとに審査基準があり、「耳・目・骨格」や「手足の長さ」などの体の各パーツ、「健康状態」、「お手入れの状態」などを点数化して、審査が行われているようです。
外見の美しさはもちろんですが、それ以外にも審査項目があるのですね。
キャットショーと聞くと、ちょっと敷居が高そうですが、一般の方がチケットを購入して参加できるものもあります。筆者も以前に参加したことがあります。
会場では、たくさんの美しい猫ちゃんを見ることができました。
また、それぞれの猫種の特徴、審査基準を熟知したプロの審査員の方が、スピーディーに審査をしていく様子にも驚きました。猫好きの方は、きっと見ているだけでも楽しめると思います。
他にも、美しい猫を調べる方法としては猫に関する書籍を見てみることもおすすめします。
本屋さんに行くと、つい猫に関する本を探してしまう、という方も多いのではないでしょうか。
「世界の猫図鑑」のような本で、世界中の美しい猫、珍しい猫を見ることができます。
猫図鑑を1冊持っていれば、ご自宅にいながら、好きなタイミングでいつでも美しい猫を眺めることができますね。
美しい猫を飼ってみたい!でもその前に
美しい猫に魅力を感じ、家族として迎えたい!と思う方も多いかもしれません。
新たに猫を家族に迎えたい!という場合、見た目の「可愛さ」や「美しさ」も、もちろん気になるポイントですが、その猫が成長して生涯を終えるまで、ずっと飼い続けられるかを考えてから、飼う決断をすることをおすすめします。
猫の命を背負う以上、経済的な面や住環境も含めて、適切な飼育をするための準備を整えることも、忘れないようにしたいものです。
また、信頼できる人や組織(会社、団体)から迎えることも大切ですね。
まとめ
この記事では美しい猫について紹介しました。
ご紹介した猫種以外にも、美しい猫はまだまだたくさんいます。
どんな猫にも、それぞれ個性があり、オンリーワンの美しさがありますよね。
「キャットショーや猫図鑑で見る猫も素敵だけど、やっぱり、うちの猫が一番美しい(可愛い)!」と思う飼い主さんも多いのではないでしょうか。
猫好きの方は、猫について話したり、美しい猫の写真を眺めるだけで、きっと楽しい気持ちになると思います。
周りのお友達や猫好き仲間たちと、ぜひ美しい猫について語ってみて下さいね。
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